2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで『Yogibo presents RIZIN.30』が開催され、メインイベントの第10試合バンタム級(61kg)トーナメント2回戦5分3Rで、アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)に判定3-0で勝利した朝倉海(トライフォース赤坂)が試合後インタビューに答えた。
――試合を終えた感想を。
「メインを任せてもらったので、KOか一本で沸かすつもりだったのに微妙な判定になってしまったのが悔しいです」
――対戦した印象は?
「思ったより頑丈だった。頑丈だと思っていましたがタフな選手でパワーもかなりありましたね」
――次は誰とやりたいですか?
「どの選手でもいいかなと思っています」
――今後の展望は?
「今回の試合で自分の修正しないといけない点が見つかったので、ある意味良かった。そこを大晦日までにしっかり修正して最強の状態で大晦日に臨みたい」
――ヤマニハの力が想定以上だった?
「自分の動きがよくなかったというか、1Rで何度か効かせた場面があったんですが、倒すことを意識しすぎて詰め方が雑になってしまった。絶対に倒したい思いが出すぎて冷静に詰める部分が出来なかったのが反省点です」
――テイクダウンされたのは?
「しっかり抑えられてはいなかったですし、寝かされることはないなと思っていました。ディフェンスは休みすぎた。もっと早く対処すべきだったと終わってから思いました。組まれても慌ててはいませんでした」
――打撃は?
「拳が硬かったです。効いたパンチはなかったですね」
――2Rは距離を取って1Rと戦い方を変えたように見えたが?
1Rで右の拳を怪我してしまって、折れているかは病院行かないと分からないですが、右に力が入らなくなってしまったので距離を取って戦うことにシフトしました」
――右を痛めたのは?
「どの場面かは分からないですけれど、1Rが終わった時点で拳が凄く痛かったので痛みを我慢して戦っていました」
――そのためフィニッシュの仕方を変えた?
「左のボディとか効かせたり、足を効かせて攻めていこうと思いました。最悪怪我してもいいかなと思って右も打っていました」
――大晦日まで強くしていく部分は?
「攻撃のバリエーション、テイクダウンに対する対処も。とられてはいないがもう少し早く対処するべきところがあった。やらなければいけないことが現時点で固まっているので、そこを修正しないといけないと思いました」
――朝倉未来選手からはどんな戦略を?
「試合で出していた技が結構あります。三日月蹴りでボディを効かせたり、ボディを効かせて上とか、戦略通りにはしていたんですが、ギリギリのところで力を逃がされたり、頑丈だったとかでKOできなかった。戦略通りにはできたと思っています」
――ボンサイ柔術vs朝倉兄弟との図式がありましたが兄の敵討ちは考えていた?
「兄のリベンジという気持ちはなくて。戦う相手が違うのでそういう気持ちはないですが、ボンサイ柔術の選手が勢いがあってRIZINでチャンピオンになったり勝ち続けているのがあるので、RIZINの中心は僕ら朝倉兄弟でありたいとの気持ちが強い。僕らが引っ張っていきたい気持ちが強いので、チームとして負けられない気持ちが強かったです」
――試合後はどんなリフレッシュを?
「食事制限をしていたので食べたいものを食べようと思います。みんなと遊んだり酒飲んだりをしています。(今一番食べたいのは)お寿司ですね」
――井上選手が試合を見ていました。準決勝で朝倉選手か扇久保選手と戦いたいと言っていたが?
「全然準決勝でやっても決勝でやってもいい。ファンの方が求めるカードを組んで欲しいと思います。決勝か、準決勝か、希望の多い方を組んでもらいたいと思います」
――ヤマニハのセコンドのサトシ、クレベルと話していたが?
「あまり覚えてないですが、いい試合だったよ、強いね、みたいないい言葉をくれた記憶があります。僕はお礼を伝えました」
――大晦日への修正テーマとは?
「圧倒して勝ちたいというのと、僕は今回のトーナメントで優勝するのはもちろんですが、vs世界を目指してやっているので、今のままでは実力不足と実感したので全体的にレベルアップしないと行けない感覚です」