3連敗と大きく後退してしまった篠原が谷山撃破で再浮上を目指す(C)K-1
2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて、スーパーファイトのライト級3分3R延長1RでWKA世界スーパー・ライト級王者・谷山俊樹(谷山ジム)と対戦する第6代Krushスーパー・ライト級王者・篠原悠人(DURGA)のインタビューが主催者を通じて届いた。
篠原は高校生時代にK-1甲子園2015 -65kgで優勝し、2016年4月にK-1初参戦。2018年K-1ライト級世界最強決定トーナメントでは1回戦でゴンナパーをKOする大番狂わせを起こして3位になり、2018年8月にはKrushスーパー・ライト級王座に就いた。同王座は返上してライト級に本格転向し、2020年6月ゴンナパー・ウィラサクレックが保持するKrushライト級王座に挑んだが判定で敗れ王座奪取ならず。9月のK-1大阪大会で卜部功也、今年3月のK’FESTAで西京佑馬に敗れて3連敗中。戦績は13勝(6KO)6敗。
自分にはトップ選手に通用する部分はある
――今大会は約4年半ぶりにK-1参戦を果たす谷山俊樹選手と対戦することになりました。最初にオファーを受けた時の心境を聞かせてください。
「谷山選手のことは正直そこまで知らなくて。K-1にも久々に出るみたいで、YouTubeで2戦くらい動画を見たいんですけど、平均的に何でもできる選手なんかなって印象です。連敗中でもこうしてK-1でチャンスをもらえたんでモノにしたいなと思います」
――谷山選手のファイトスタイルにはどんな印象を持っていますか?
「ベテランで長くやっている選手なんで、試合運びは上手いかなと思いますけど、特にこれという得意な攻撃はなさそうかなと。何か一つの技というよりも、全体的な試合運びには警戒しています」
――篠原選手は3連敗と結果が出ていない状況です。どこが良くなかったと自己分析していますか?
「相手によって自分の引き出しが少ないのが原因かなと思います。3月の西京佑馬戦もお互いカウンターを狙う感じで、面白くない試合になっちゃって。そこは自分の課題だと思います。仮にああいう展開になっても強引に自分の強いポイントをぶつける・ラッシュをかける…そういう引き出しが足りないんだと思います。今はそこを練習しているので、次の試合で出したいですね。あと連敗中は自分を信じきれていなかったかもしれないです。練習でやることはやったんですけど、自分を信じ切れなかったというか。次は自分を信じて、自信を持って試合をしたいと思います」
――今回も相手がベテラン選手ということで、技術戦になる可能性もあります。
「僕も次が20戦目なんで若手じゃないし、今まで思考錯誤してやってきたことが結果に結びついてないところはあります。だから今回はテクニックだけじゃなくて気持ちやスタミナ、自分の弱い部分を改善して試合に臨みたいですね」
――キャリア初期の篠原選手と言えば倒すか・倒されるかの試合が多かったですが、最近ではそういう試合が減っているとも思います。
「デビューしたての頃は判定はないと思ってたんで(苦笑)、やるかやられるかの試合をしてました。それでミスしたこともあったんで、テクニックを使ったり、3R使って勝つことも考えてやるようになったんですけど…。でもそれだけでは難しいところもあって、デビューの当時の気持ちや昔の自分を思い出して、そこに練習してきた良い部分を足して戦いたいですね」
「考えて戦うことも大事やけど、直感で戦うことも大事やと思います」
――K-1ライト級は7月のK-1福岡大会で朝久泰央選手がゴンナパー・ウィラサクレック選手に勝って新王者になりました。
「朝久選手とゴンナパー選手を見て、朝久選手が強いと思ったんですけど、技術的にはゴンナパー選手も強かったですし、ライト級が混沌としている印象ですね。自分は3連敗していて、朝久選手はベルトまで行ったんで何も言えないですけど、自分にはトップ選手に通用する部分はあるので、次の試合でそれを証明しないといけないと思います。ここでしっかり勝ってトップ戦線に絡んでいきたいと思います」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「しっかりKOで勝って盛り上げるので、応援よろしくお願いします」