シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が強豪ムエタイ戦士にテクニックで勝利、笠原弘希・友希兄弟はKO勝ち、村田聖明も豪快初回KO

2021/09/04 22:09

▼第4試合 58.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○笠原友希(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
KO 2R 2分20秒 ※3ノックダウン
×ポーン・シリラックムエタイジム(タイ)


 笠原は11戦目で植山征紀に敗れるまではプロデビュー以降10戦全勝をマーク。2019年6月には小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じた。5連勝の勢いに乗って2020年7月、那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就いた。2月の開幕戦で栗秋祥梧に完勝。4月には宮崎就斗に勝利を収めている。戦績は17勝(8KO)2敗のサウスポー。



 ポーンはポンチャン・ペッノンセン、ポンちゃん・ブレイブジムなどの名で日本で試合をしているベテランのムエタイ戦士。前戦は7月の『スックワンキントーン』で福田海斗にヒジ打ちでTKO負けを喫しているが、朝陽・PKセンチャイムエタイジム、馬渡亮太といった国内ムエタイの若き実力者たちと拳を交えている。


 1R、両者サウスポー。笠原が強烈な右ボディを何度も叩き込み、左ストレートもヒット。一気にラッシュをかけて顔面とボディに強打を決める笠原。


 もはやダウン寸前かと思われたその時、ポーンが思い切り左フックを振り抜きこれがモロにヒット。笠原がダウンを奪われる。しかし、ダメージを感じさせない笠原は立ち上がると再び右ボディと左ストレートで攻めていく。


 2Rも強烈な左右ボディで攻めまくる笠原。激しい打撃音が響き渡る。ロープを背負うポーンに笠原が猛攻を加え、右ボディでダウンを奪う。ポーンも右フック、ハイキックで反撃するがさらなる笠原の連打で身体を丸めたポーンの顔面に左ヒザを突き上げてダウンを追加。


 最後はコーナーへ詰めての左右ボディ、左ストレート、左右フックで釘付けにしたところでレフェリーがストップ。3ノックダウンで笠原が逆転KO勝ちを飾った。

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