シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が強豪ムエタイ戦士にテクニックで勝利、笠原弘希・友希兄弟はKO勝ち、村田聖明も豪快初回KO

2021/09/04 22:09

▼第5試合 63.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○笠原弘希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
KO 1R 2分18秒 ※左ボディブロー
×パランラック・FELLOWGYM(タイ)


 笠原はSB次期エース候補として期待され、2018年9月、SB日本フェザー級王座決定戦で元貴を下して王座を獲得。6月大会では前SB日本スーパーバンタム級王者・ 内藤大樹との接戦を制し、2019年9月のSB日本スーパーフェザー級タイトルマッチでは王者・深田一樹を2RKOで下して二階級制覇を達成した。2020年2月には前口太尊に大激闘の末にTKO勝ち、11月には元MMAファイターのハルク大城にも勝利。さらに今年2月にはKNOCK OUTーREDスーパーライト級王者スアレックに2RでTKO勝ちし、周囲をあっと驚かせた。6月にはライト級に階級を上げて古村匡平を判定3-0で破り、4連勝中と絶好調。


 パランラックは80戦50勝28敗2分の戦績を持つ26歳。日本での試合は一度、2016年6月に来日するとNJKFのリングでのちにWBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者となる北野克樹を相手に左ミドルキックと組んでのヒザ蹴りで完勝を収めた。


 1R、序盤は両者が見合う展開。パランラックは前蹴りと左ミドル、笠原は左ジャブで様子を見る。笠原が強烈な左ボディを決めるとパランラックも負けじと強い左ミドルを蹴り返す。


 笠原はジャブ、右ロー、右ストレートを打ち、パランラックは左ミドルを返す。笠原は左右フックで前へ出ると左ボディを強打。これが快音を発して決まり、身体をくの字にして倒れ掛かったパランラックに左フックをフォローしてダウンを奪う。


 パランラックは悶絶し、もう立ち上がってこれないのは明らか。笠原の豪快KO勝ちとなった。

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