UFC Fight Night: Barboza vs. Chikadze 速報
現地時間2021年8月28日(土)、日本時間8月29日(日)米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
【メインイベント】
▼フェザー級 5分5R
〇ギガ・チカゼ(ジョージア)145.5lbs/66.00kg
[3R 1分44秒 TKO]
×エドソン・バルボーザ(ブラジル)145lbs/65.77kg
MMA13勝2敗のチカゼはフェザー級10位。ジョージアで極真空手を始め、沖縄剛柔流空手に取り組み黒帯三段を持つストライカー。剛柔流の試合のみならず極真、松濤館、糸東流の試合にも出場。
2007年から2年間ゴールデングローリーで練習し、その後、2年間をマイクス・ジム、最後の3年間はボス・ジムに所属し、ダッチ・キックボクシングを7年に渡って学び、It's ShowtimeやGLORYで活躍。
米国に移ってからは、元シュートボクセのハファエル・コルデイロ率いるキングスMMAに所属。2015年12月のWSOF 26: Palmer vs. AlmeidaえでMMAデビューも判定負け。Gladiator Challengeで経験を積み、2019年9月にオクタゴンデビュー。
UFCで無敗の6連勝を飾り、キャリア8連勝中だ。2021年5月の前戦カブ・スワンソン戦では得意の左三日月蹴りでダウンを奪い、63秒でパウンドアウトしている。
対するMMA22勝9敗のバルボーザは、フェザー級9位。8歳からムエタイを始め、28戦25勝(22KO)3敗。2009年1月にブラジルから米国フロリダ州に移り、エルメス・フランカに師事。同年4月にプロMMAデビュー。6連勝でUFC入りを決めた。
2010年11月にUFCデビューし、2016年4月にはライト級3位のアンソニー・ペティスに3-0の判定勝ち。2017年12月には2位のハビブ・ヌルマゴメドフと対戦も判定負け。ライト級で上位まで行ったが、王座挑戦には至らず。
2020年5月にフェザー級転向初戦で15位のダン・イゲと対戦し、スプリット判定で惜敗。2020年10月にマクワン・アミルカーニに判定勝ちすると、2021年5月の前戦では、フェザー級9位のシェーン・ブルゴス相手に、3Rにカーフを効かせての右フックでダウンを奪いパウンドでTKO勝ち。2連勝を飾っている。
Looking to keep that unbeaten streak alive 🇬🇪@Giga_Chikadze
— UFC (@ufc) August 29, 2021
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ともに蹴りを得意とするストライカーだが、オーソドックス構えのバルボーザに対し、チカゼは基本サウスポー構えながら右でも左でも歩くようにスイッチし、一撃必殺の後ろ廻し蹴りも武器に持つ。懐が深いためデフェンス力も高い。バルボーザにも得意のローキック、そして三日月蹴りはあるが、喧嘩四つのなかでどれだけ発揮できるか。近年は打たれ弱さが見えることも気になるところだ。
🇧🇷 @EdsonBarbozaJR making that main event walk for a third time.
— UFC (@ufc) August 29, 2021
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1R、オッズではバルボーザがフェイバリットだ。ともにオーソドックス構えから。先に右ローはチカゼ。バルボーザもローを返す。
チカゼも右ロー。外にカットするバルボーザ。腰を低く構えるチカゼは左インロー! バルボーザは素早い右カーフキック! スイッチするチカゼは左ハイ。かわすバルボーザ。
バルボーザの入りにその場跳びのヒザ蹴りはチカゼ! かわすバルボーザは右カーフ! オーソドックス構えから右を突き、そのままサウスポー構えになり左ミドルを蹴るチカゼはバックスピンキックも。
なおもプレッシャーをかけるバルボーザ。蹴りで尻餅をつくチカゼはすぐに立つ。右ミドルを当てるバルボーザ! チカゼは左の蹴りも腕を上げてブロックするバルボーザ。左ミドルから右ストレートで押し返すチカゼは左三日月蹴り、踵落としを見せてラッシュでブザー。
2R、サウスポー構えのチカゼ。詰めるバルボーザにオーソに戻してスイッチして左ストレート! 左ミドルも。しかしバルボーザも右から左のパンチで詰めると右ロー。サウスポー構えになるチカゼ。左右の蹴りをジャブ替わりに突くと左ミドルを腹に。しかしオーソになるとバルボーザの右カーフキックを受ける。
サウスポー構えで前足の右の関節蹴りを見せるチカゼ。バルボーザは右ハイ。ブロックするチカゼを追い右ボディ。サウスポー構えのチカゼを右で追い、右ロー! チカゼは踵落としで牽制し、非右から左を伸ばす。オーソから左ミドルを返すバルボーザ。さらに右前蹴り。ケージを背にしながらもバルボーザの右をかわすチカゼ。
3R、ともにオーソドックス構え。右の前蹴りを顔に突くチカゼ。バルボーザは圧力をかけ、チカゼは右ヒザを効かせる! さらに下がるバルボーザの左にカウンターの右! 金網に詰まったバルボーザに左右を突くチカゼ。
左を受けダウンしたバルボーザは下から左足をたぐるが、足を抜き、亀から立とうとするバルボーザ。そこにがぶり、チカゼはアナコンダチョークへ! 首を抜いたバルボーザに、チカゼは立ち上がり際に左右! 後方に倒れたバルボーザを見て、レフェリーが間に入った。すぐに立ち上がったバルボーザだが、TKO負け。
#UFCVegas35 Official Result: @Giga_Chikadze defeats Edson Barboza by TKO at 1:44 in Round 3.
— UFC News (@UFCNews) August 29, 2021
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試合後は互いにハグ。“ギガキック”のみならず、パンチ、そして絞めとバルボーザを追い込んでフィニッシュし、9連勝を決めたチカゼは、バルボーザに感謝と敬意の言葉を述べると、「この試合はチャレンジだった。自分の言葉にはすべて意味がある。自分のパンチやキックで証明してきた。フィニッシュしたかったし、スタンドでもグラウンドでも戦えるようにしてくれたキングスMMAのコーチや仲間に感謝したい」とマイク。
続けて「たくさんレジェンドを倒してきた。ということは自分にはタイトルショットがそろそろあってもいいと思う。リザーブも含めて、タイトルショットにからむ試合が出来ないなら、この階級にハワイアンがいたよね。彼は僕の名前を知っているようだ。“蹴りのギガガイ”とか言われたけど、僕は“ギガガイ”なんてもんじゃない。舐めたことを言うやつは全員蹴散らしてやる」と語り、マックス・ホロウェイとの対戦をアピール。最後にジョージアから早朝にもかかわらず応援してくれたファンに“ビバ・ジョージア”と感謝のメッセージを送った。
Still UNBEATEN and absolute THREAT! @Giga_Chikadze #UFCVegas35 pic.twitter.com/7iAdKZvzzd
— UFC (@ufc) August 29, 2021
LONGEST ACTIVE @UFC WIN STREAKS - Featherweight
— UFC News (@UFCNews) August 29, 2021
8 - Arnold Allen
7 - Alex Volkanovski
7 - @Giga_Chikadze
5 - Bryce Mitchell
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