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インタビュー

【K-1】小澤海斗、顔ぶれが変ったフェザー級戦線に物申す「本気で人生を変えようと思って戦ってるヤツが少ない」

2021/08/27 12:08
 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて、スーパーファイトのフェザー級3分3R延長1Rで國枝悠太(二刃会)と対戦する小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)のインタビューが主催者を通じて届いた。  小澤は空手とアマチュアボクシングをバックボーンに2014年6月のKrushでプロデビュー。11戦目で武尊の相手に抜擢され、乱闘騒ぎを起こすなど武尊に喧嘩を売って注目を浴びた。2016年8月には大岩龍矢を破り、第2代Krushフェザー級王座に就く。武尊には2016年11月の初代フェザー級王座決定トーナメント決勝戦で連敗を喫するもののライバルとして君臨。しかし、西京春馬に連敗を喫して2戦目でタイトルを奪われ、ジョージ・バレラ、芦澤竜誠にも敗れるなど大きく後退。覇家斗、鷹大に連勝して再び波に乗るかと思われたが、鷹大戦で左手拳を骨折し、2020年3月の約9カ月ぶりの復帰戦でもジャオスアヤイにTKO負け。さらに1年後の2021年3月に篠塚辰樹に敗れて連敗中。戦績は14勝(7KO)9敗2分。 次は『やっぱり小澤海斗は違うよな』って試合をしたい ――3月のK-1有明大会は約1年ぶりの試合で、篠塚辰樹選手に延長判定負けという結果でした。あの試合をを振り返ってもらえますか? 「0点に近い試合でしたね。自分本来の動きができなくて。本当は相手の気持ちを折って勝ちたかったんですけど、折る前に試合が終わっちゃいました」 ――自分本来の動きができなかっのは自分自身の問題ですか?それとも対戦相手との相性ですか? 「自分自身の問題ですね。自分の動きがダメダメでした。ブランクどうこうではなくて、いい感覚を持って試合ができなかったです」 ――篠塚戦以降はどんなことを意識して練習を続けていますか? 「土台作りを一番に考えてやっています。しっかり走り込みをやって足腰を作って、自分の持ち味のステップや手数を出し続けられるように。前回の試合とは比べものにならないくらい仕上がってますよ」 ――今の小澤選手にとっては新しい技を覚えるより基礎を見直すことが必要ということですか? 「もちろん技術を憶えるのも大事なんですけど、土台がしっかり出来上がっていると、自然にレベルが上がると思うんですよね。今回はそこをしっかり作って圧倒して勝って『小澤海斗はあんなもんじゃねえぞ!』ってところを見せます」 ――走り込みをはじめ地味で辛い練習でもあると思いますが。 「今まで色んな試合をやってきて、競った展開やキツイ試合展開になったら、最後に差がつくのは気持ちや土台の部分じゃないですか。それを改めて感じたんで、今回は自分と向き合ってそこを鍛えなおしてきました」 ――対戦相手の國枝選手にはどんな印象を持っていますか? 「オファーを受けて『ああ、こいつか!』みたいな感じです。Twitterで絡んできたことがあったから、会見で何を言ってくるか楽しみにしてたんですよ。そしたらむちゃくちゃ緊張してるし、何言ってるかよく分からなかったし…。輩っぽい感じで来たいんだったら、もっとどっしりしろよって思いました(苦笑)。K-1初参戦で慣れてないのかもしれないけど、ガブっと飲み込んでやります」 ――國枝選手は2連続KO勝利中で倒す力を持っている選手です。 「KOで勝ってる選手ですけど、自分は一発ももらわないように。そういう試合をして勝ちます」 ――フェザー級はK-1のなかでも選手層が厚い階級ですが、小澤選手が出場した2016年の初代王座決定トーナメントの頃とは顔ぶれががらりと変わりました。その状況を小澤選手はどう感じていますか? 「新しい選手が出てくるのはいいんですけど、これといってインパクトがあるヤツがいない。あとは本気で人生を変えようと思って戦ってるヤツが少ない。まぁ、自分もここ2試合はくすぶってたんで、そこまでは言えないですけど、次は『やっぱり小澤海斗は違うよな』って試合をしたいですね。山本“KID”徳郁さんみたいな爆発的なKOで」 ――小澤選手はKIDさんのことを尊敬しているんですよね。 「自分、試合前にKIDさんのドキュメントを見たりして、気分を上げるんですよ。KIDさんってリングに上がると何かが起こりそうな雰囲気があったじゃないですか。自分もプロとしてそういう存在でいたいですよね」 ――今の小澤選手にとってのK-1での目標はベルトですか? 「もちろん。俺の目標はK-1のベルトで、誰が持っているかは関係ないんですよ。で、今は椿原龍矢がチャンピオンだから、俺は椿原と戦いたい。次の椿原の挑戦者は誰だ? となった時に、みんなが小澤しかいないだろ! って状況にしたいし、そのためにはインパクトを残す勝ち方が必要じゃないですか。そういう試合をしますよ」 ――現体制のK-1では2度目の横浜アリーナ大会です。前回の横浜大会では第3代フェザー級王座決定トーナメントが行われたにも関わらず、怪我で出られなかったんですよね。 「そうなんですよ。あの時、トーナメントの話をもらってたんですけど、拳の怪我が治らなくて試合に間に合わなかったんです。で、映像でトーナメントを見ながら、めちゃくちゃここで試合がしたいって思って。だから横浜アリーナという場所もモチベーションになっているし、色んな想いを試合で爆発させたいです」
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