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【PFL】五輪2大会連続金のハリソンが圧勝で決勝進出、100万ドルに王手。元RIZINカッペローザが3試合連続KO勝利。決勝でミルコ門下生と対戦

2021/08/20 13:08
 2021年8月19日(日本時間20日)に米国フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで「PFL 2021 #8: Playoffs」が開催された。  メインでは、米国代表初の柔道五輪金メダリスト(ロンドン&リオ78kg級連覇)のケイラ・ハリソン(米国)が、PFL3連勝中のジャナ・ファビアン(ニュージーランド)を相手に、女子ライト級準決勝で対戦。1Rに金網際でボディロックテイクダウンしたハリソンがファビアンをパウンドアウト。決勝進出を決めた。  10.27 決勝の相手はマリアナ・モライス(ブラジル)をスプリット判定で降したテイラー・ゴールダードに決定。ハリソンは、女子ライト級2連覇、そして100万ドルに王手をかけ、「レッツ・ゴー」と自信を見せた。  また、ヘビー級準決勝では、元RIZINのブルーノ・カッペローザ(ブラジル)と、ミルコ・クロコップ門下生のアンテ・デリア(クロアチア)が勝利し、決勝進出を果たしている。MMA13勝5敗のカッペローザは2018年7月のRIZINでイリー・プロハースカに1R KO負けを喫して以降、PFLで3連続KO・TKO勝ちで決勝に駒を進めた。  MMA19勝4敗としたデリアは、判定勝ちにミルコと抱き合い男泣き。2021年5月にカッペローザに1R KO負けを喫してから、2連勝で決勝進出。リヴェンジなるか。 [nextpage] ▼女子ライト級準決勝 5分3R〇ケイラ・ハリソン(米国)[1R 4分01秒 TKO] ※パウンド×ジャナ・ファビアン(ニュージーランド)  1R、ともにサウスポー構え。左に回るファビアンは左ロー。左で差して組んだハリソンは金網に押し込み四つ組みで右ヒザを突き、大内刈狙い。  足を戻し凌ぐファビアンは右で小手に巻くが、左を差し上げハイボディロックから、左足を小外にかけて、ファビアンの右足を自身のヒザ上に乗せて後方にテイクダウンしたハリソンがサイドに。  すぐにハイマウントに移行したハリソンはパウンドから鉄槌で脇を開けさせ腕十字狙い。横を向くファビアンは左手を脇に巻き込むが、ハリソンの右のパウンドを受け続けると、レフェリーが遅めのストップをかけた。  会場内では同じATTのアマンダ・ヌネスが拍手。セコンドのマイク・ブラウンコーチと談笑するハリソン。2連覇、そして100万ドルに王手をかけたハリソンは、10.27 決勝でのテイラー・ゴールダード戦に向け「さあ、やろう」とシンプルに語った。 [nextpage] ▼ヘビー級準決勝 5分3R〇ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)[2R 1分33秒 TKO]×ジャマル・ジョーンズ(米国)  1R、カッペローザはオーソからサウスポー構えのジョーンズの左の攻撃をかわし、右インロー、右ミドルと上下に散らせてヒット。右の蹴りを掴みにくるジョーンズを切る。  2R、ジョーンズの前足にインロー、右ミドルも当てて金網に詰めたカッペローザは、左ジャブを効かせてダウンを奪うと、パウンド連打でTKO勝ち。  マットにひざまずいて涙を流したカッペローザは、スーツ姿のレイ・セフォー代表に汗だくで抱きつき苦笑させた。10月27日決勝では、デニス・ゴルツォフに判定勝ちしたミルコ・クロコップ門下生のアンテ・デリア(クロアチア)と対戦する。 [nextpage] ▼女子ライト級準決勝 5分3R〇テイラー・ゴールダード(米国)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×マリアナ・モライス(ブラジル) [nextpage] ▼ヘビー級準決勝 5分3R〇アンテ・デリア(クロアチア)[判定3-0] ※29-28×3×デニス・ゴルツォフ(ロシア) [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)[1R 0分31秒KO] ※右ストレート×スチュアート・オースチン(英国) ▼ヘビー級 5分3R〇モー・デリース(米国)[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×カール・シウマヌタファ(西サモア) ▼女子ライト級 5分3R〇マリーナ・モハナトキナ(ロシア)[判定3-0] ※30-27×3×クラウディア・ザモラ(米国) [nextpage] ▼女子ライト級 5分3R〇アマンダ・レヴィ(米国)[1R 4分18秒 リアネイキドチョーク]×ミランダ・バーバー(米国)  サウスポー構えのレヴィは柔術黒帯。オーソのバーバーの前手の左フックを被弾、さらにバーバーの頭を下げた右オーバーハンドでダウン。すぐに立ち上がったところを再び右をもらい尻餅を着くが、立ち上がるとシングルレッグでバーバーをテイクダウン。  ハーフから亀になって立とうとするバーバーをサイドバックからパウンド。バックに回り、両足をかけリアネイキドチョークへ。いったんは後ろ手を剥がしかけたバーバーにパームトゥパームに切り替え、さらに後ろ頭に持ち替えたところでバーバーがタップした。レヴィが逆転勝ち。 ▼ライト級 5分3R〇クリスチャン・ローセン(米国)[判定3-0] ※29-28×3×ジョナス・フロック(米国)
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