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2021年10月23日(土)に後楽園ホールで開催される「skyticket Presents DEEP 104 IMPACT」の追加カードが発表された。
DEEPフライ級正規王者の神龍誠(神龍ワールドジム)が1年2カ月ぶり復帰戦。前修斗世界フライ級王者の福田龍彌(MIBURO)と、ノンタイトルで対戦する。
▼DEEPフライ級 5分3R ※ノンタイトル戦
神龍 誠(神龍ワールドジム)正規王者
福田龍彌(MIBURO)
タレント揃いで注目のフライ級に正規王者が帰ってきた。
神龍誠は、2019年6月の柴田“MONKEY”有哉戦での戴冠以降、Bellator JAPANでの中村優作戦、2020年8月のRIZINでの伊藤盛一郎戦と連勝。UFCダナ・ホワイト「コンテンダーシリーズ」アジア版が発表されるも進展のないなか、地元・宮城でのジムオープンのため一時戦線を離脱していたが、2年4カ月振りにDEEP参戦(※2020年3月に越智晴雄とのエキシビションには出場)が決定した。自身が起ち上げた神龍ワールドジム所属となり、正規王者の務めを果たすか。
対する福田龍彌は、前修斗世界フライ級王者。2019年6月に亀島聖児に判定勝利後、9月に渡辺健太郎を1R TKO。2020年7月に大阪のDEEP&PANCRESEで前田吉朗との暫定王者決定戦に臨み、3Rにカーフキックで前田の右足にダメージを与え、左ストレートでダウンを奪いパウンドアウト勝利。修斗世界フライ級王座に就いた。
プライベートでも第一子が誕生するなど、公私にわたり充実期を迎えたが、2021年7月に地元関西で迎えた防衛戦で、平良達郎に1R 三角絞めで一本負け。無念の王座陥落となっていた。DEEPには2019年4月大阪での安谷屋智弘戦の判定負け以来の参戦。3年6カ月敗れていない神龍を相手に、不遇の男は復活なるか。2021年8月度の修斗ランキングでは「タイトル防衛に失敗した福田は今後の出場意思が無いためランク外
ともにサウスポー構え。レスリングベースで組みも強い神龍は11勝1敗1分けで、黒星は2018年4月の和田竜光戦での判定負けのみ。当時はデビュー2年目で和田のケージレスリングに敗れているが、以降はスクランブルを武器に穴らしい穴を見せていない。
対する福田はムエタイベース。東京出稽古では和田や上久保周哉、若松祐弥らとも練習を積んでおり、京都では上田祐率いるMIBUROに加え、WOZボクシングジムでの出稽古も欠かしていない。スタンドで前手の右フック、強い左ストレートをいかに当てるか。組みの相性は良くないが、1年以上試合をしていない神龍に比べ、7月の平良戦に向けて練習を積み上げてきた福田には実戦の利がある。
DEEPでは、9月23日の後楽園ホール大会で「フライ級タイトルマッチ」として、暫定王者の藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)に伊藤裕樹(ネックスイチムエ)が挑戦することになっており、勝者が正規王者との「統一戦」に進むことになるか。
また、同級では9月大会で越智晴雄vs.渋谷カズキ、駒杵嵩大vs.杉山廣平、鮎田直人vs.関原翔が行われ、さらに10月大会では、超新星・鶴屋怜(パラエストラ柏)の試合も決定しており、群雄割拠のフライ級戦線で上位に残るのは誰になるか。注目のフライ級戦線だ。