生涯初のダウン&KO負けを喫したRISEルールから「逃げてる自分が情けないと思った」と再挑戦を決めた伊藤
2021年9月12日(日)東京・後楽園ホール『RISE GIRLS POWER.5』にて、RISE QUEENアトム級王者・宮崎小雪(TRY HARD GYM)との対戦が発表された伊藤紗弥(尚武会)。記者会見には欠席となったが、自身のInstagramにて2度目のRISE出場を決めた理由を綴った。
伊藤は“天才ムエタイ少女”としてアマチュア時代から名を知られ、2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界王座の三冠を制覇。2020年2月に『RISE』初参戦を果たし、ムエタイでは認められているヒジ打ちとつかんでの攻撃(RISEでは1回のつかみで1回の攻撃のみOK)が制限されたルールに初挑戦するも、Ayakaに生涯初のダウン&KO負けを喫してしまった。
その後はムエタイルールに専念していたが、「一度はムエタイルール以外の試合はやめようと思ったけど、言い訳をして逃げてる自分が情けないと思い参戦を決めました」と、このルールでも結果を残したいとの想いから2度目の参戦を決めたという。
「今まで何をしてきたんだと自分に言い聞かせ、ずっと男の子相手にやってきたし海外選手とも沢山戦ってきた。私が初めてベルトを巻いたのも新日本のキックボクシングの試合。
私は原点に戻ります! ムエタイ王者の意地を見せます」と、挑戦する気持ちを思い出したとした。
そして「どの試合も凄いですがその中でも圧倒する試合にします。応援宜しくお願い致します」と、好カードが並んだ今大会の中でも圧倒する試合をすると意気込んだ。
今年7月には初のオープンフィンガーグローブ着用のムエタイルールに挑み、勝利を収めている伊藤。22歳の若さにしてすでにレジェンド的存在であるが、その位置に胡坐をかかずチャレンジしていくとの宣言だ。
迎え撃つ宮崎は記者会見で「RISEは組みとかヒジがないので、RISEルールで参戦してくれるということは私のホームでやるってことになるのでそこは絶対に私が勝たないといけない」「Ayaka選手は3Rで伊藤選手をKOしていますが、私は3RまでいかずにKOしたいと思います」と、必勝を誓っている。