2021年9月18日(土)に米国サンノゼのSAPセンターで開催される「Bellator 266」のメインイベントで、元Bellatorライトヘビー級王者のフィル・デイビス(米国・3位)と、シドニー五輪フリースタイル85kg級銀メダリストのヨエル・ロメロ(キューバ)が対戦することが発表された。
同日、SHOWTIMEでは、WBC世界スーパーバンタム級&WBAレギュラー王者ブランドン・フィゲロア(米国)と、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(米国)の王座統一戦の放送が予定されており、試合後、「すぐにBellator 266を放送」と予告。Bellatorはリリースで「コンバットスポーツの特別な夜」と記している。
UFCで9勝3敗1NCからBellatorに移籍したデイビスは、2016年11月にリアム・マギリーを破りBellator世界ライトヘビー級王座を獲得。2017年6月にライアン・ベイダーにスプリット判定負けで王座陥落した。2018年11月に、ワジム・ネムコフにスプリット判定負け。2021年4月にネムコフと再戦し、判定負け。王座獲得に失敗した。
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対するロメロは、今回がBellator初戦。2020年3月に、UFC世界ミドル級王者イスラエル・アデサニヤに挑戦も判定負け。王座獲得に失敗し3連敗でUFCを離れた。Bellatorでは、かつてスコット・コーカー代表が率いたStrikeforce時代のライトヘビー級に戻して戦う。
当初、ロメロは5月7日に「ライトヘビー級ワールドGP準々決勝」として、アンソニー・ジョンソン(米国)と対戦予定だったが、試合前のメディカルテストで目の負傷が発覚しクリアできず、同大会を欠場していた。
NCAAディビジョン1全米王者、4度のオールアメリカンレスラーのデイビスと、オリンピアンのロメロ。身長188cmのデイビスはリーチが201cmと長く、身長178cm、リーチ185cmのロメロを16cm上回る。しかし、ロメロはキャリア13勝のうち11勝がノックアウトという強打者だ。ともにレスリングに長けているだけに、粘り強い打撃が勝負のキーとなりそうだ。
また、Bellator 265で予定されていた、元タイトル挑戦者の5位アレハンドラ・ララ(9-4)とディアナ・ベネット(10-7-1)による女子フライ級戦も決定。ライト級10位のアダム・ピコロッティ(12-4)が、フェザー級で戦ってきたソウル・ロジャース(14-4)と対戦する。さらに、無敗のライトヘビー級グラント・ニール(6-0)が復帰し、元LFAライトヘビー級王者のアレックス・ポリッツィ(7-1)と対戦する。
大会の模様は、日本でもBellator YouTubeチャンネルで視聴が可能だ。