MMA
インタビュー

【ONE】鈴木博昭、メインでレジェンドが持つ世界王座に挑む「ONEはやっつけたもん勝ちの舞台。やっつける=ぶっ壊すのイメージです」

2019/05/09 20:05

心はシュートボクサー、はぐれシュートボクサーなんです

――S-cup世界トーナメントなど、今まで何度か大一番を迎えてきてましたが、これまでとは違う心境でもありますか?

「もちろん今までも全力で戦ってきましたし、全部大一番という感覚でやってきました。僕はここを見据えてやってきたというよりも、目の前にある目標に向けて全力で頑張ってきました。そして今の感覚はキャリア最盛期でタイトルマッチに臨むことは間違いないです。今までは仕事をやり、ジムで指導をしながら自分の練習時間を作って自主練がほとんどで、たまに後輩にミットを持ってもらっていましたが、今はもうフリーランスで自分のジムを立ち上げて、バッチリ練習が出来ています。今考えうる自分自身を伸ばすことに関して最高の環境にいると思います」


――ご自身のジム以外に出稽古ではどちらに行かれました?

「チーム吉鷹だったり、今回は特に名古屋のOISHI GYMさんでお世話になりました。そこを選んだのは、単純にムエタイの技術の練習をしたかったから。ムエタイで勝負するわけではありませんが、ムエタイを知らずに勝負するのは間違いですし、ちょうどOISHI GYMさんには選手が揃っていたり雰囲気も良く、ムエタイの技術も高いです」

――東京での出稽古はあります?

「週一で東京に行っていて、シーザージムでボクシングトレーナーの石塚勝久さんにミットを持ってパンチの技術の向上をしていただきました」


――石塚トレーナーはルンピニー&ラジャダムナン統一王者の名高・エイワスポーツジム選手や、元SB日本スーパーフェザー級王者・村田聖明選手を育ててますよね。

「こういう感覚でパンチを打つんだ!? ということもわかって自分自身のパンチの技術向上にもつながり、叩けて良かったです。あと、シーザージムではシーザー武志会長にご挨拶をしてお食事にも誘っていただきました。本当は今回バナーフラッグにシュートボクシングの名前が載る予定でしたが、ONEでは他のプロモーションは載せてはいけないということだったので急遽ガムテープで消してあります…。僕は今までシュートボクシングで試合経験を積み、一人で飛び出したとはいえ、そこでの実績があったからこそ今回のタイトルマッチにつながっています。個の戦いではありますが、結局、心はシュートボクサー、はぐれシュートボクサーなんです(笑)」

――日本のファンが明日、鈴木選手がONEのキックタイトルを日本人として初めて獲る瞬間を楽しみにしています。

「僕は日本代表を自負して思いっきり戦ってきます。たくさんの応援もありがとうございます。明日の試合当日は一度全てを落とし込んで、ただ純粋に戦う一つの細胞になってノンオーを仕留めてきます。見ててください。応援よろしくお願いします」

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