▼ミドル級→95.8kg 5分3R
〇アウンラ・ンサン(米国/ミャンマー)95.8kg, 1.0207 ※体重超過
[1R 3分45秒 KO]
×レアンドロ・アタイデス(ブラジル)92.60kg, 1.0191
※ンサンがミドル級(93.0kg)から2.3kg体重超過の95.8kg、キャッチウェイトで試合は行われる。ンサンはファイトマネーの20%をアタイデスへ支払う。
元ONE2階級世界王者アウンラ・ンサン(米国/ミャンマー)は再起戦。ミャンマーの英雄ンサンは、コロナ禍の2020年10月と2021年4月にライニア・デ・リダーとミドル級とライトヘビー級の2つのタイトル戦で対戦。初戦でリアネイキドチョークで敗れ、再戦では判定負けを喫している。
連敗からの再起戦の相手は、レアンドロ・アタイデス。2018年5月にヴィタリー・ビグダシュを3R TKOに下し、2020年2月にンサンが2度敗れているライニア・デ・リダーに判定まで持ち込むも敗れているブラジルの強豪だ。ンサン対策としてデ・リダーとも練習を積んできたというアタイデス。対するンサンは、米国のサンフォードMMAでローリー・マクドナルドらと練習を積んできた。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右ハイを見せるンサン。さらに右ストレート、左ミドルも。続く右をかわして左を振るアタイデスは左ロー。
さらに左右フックで前進するンサンにカウンターのダブルレッグテイクダウンはアタイデス! 足を効かすンサンにいったん離れたアタイデスだが、ンサンの立ち際にスタンドバックに。金網まで歩いて防ぐンサン。ブレーク。
左ジャブを突き、右ハイも見せるンサンはボディストレートも。さらに金網に詰めて、左ヒザを突くと、左右フック! 崩れ落ちたアタイデスを見てレフェリーが間に入ると、後ろを向き、マウスピースを吐き出したンサン。
"The Burmese Python" is BACK 🇲🇲 Aung La N Sang KOs Leandro Ataides in the very first round! @AungLANsang #ONEBattleground #WeAreONE #ONEChampionship pic.twitter.com/dX9ONKQ4Gd
— ONE Championship (@ONEChampionship) July 30, 2021
勝利コールにも何か激高し、ケージ外にいるチャトリ・シットヨートンにも語りかけると、ケージ内に戻り、「彼(アタイデス)に試合前のインタビューで、怯えてるんじゃないかと言われていた、自分は誰一人として恐れたことなど、ない。ミドル級、どうぞ、誰でも。レッツゴー。誰とでもやる。チャンピオンとやりたい、ウェルター級選手とだっていい、チャンピオンとやりたい」と、対戦をアピール。
さらに、「アブソフ、待ってるよ、レッツゴー、やろうじゃないか。それからレジェンドの岡見勇信、ビグダシュとやったってエキサイティングな試合になるだろう。実現してほしい。誰もつまんない試合なんかみたくないだろ。ファンが望むようなエキサイティングな試合を見せたい」と、次戦について語った。
続けて、涙ぐみながら「ミャンマーの人たちのために祈りたい。僕たちみんなにとってとても辛い時期が続いている。とりわけ僕自身にとってはすごくきつかった、ジムに行くときもミャンマーにいる人たちのことを思ってしまって……、どうかミャンマーの未来について考えよう。自分自身のためのことばかりでなく。みんな、ありがとう」と、混乱の最中にある母国に注目してほしいと語った。
All class 🤝 @AungLANsang #ONEBattleground #WeAreONE #ONEChampionship pic.twitter.com/bfvRFok7U6
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