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【ONE】サムエー敗れる! プラジャンチャイが新王者に。ンサンがアタイデスをKO「ミャンマーに祈りを」。澤田龍人が元五輪戦士バラートに判定負け、ビクトリア・リーが連勝

2021/07/30 14:07

▼ストロー級 5分3R
×澤田龍人(日本)56.50kg, 1.0144
[判定0-3] ※バラートに2枚のイエローカード

〇グスタボ・バラート(キューバ)56.35kg, 1.0078

 澤田は、「Evolve MMA」のトライアウトに合格し、シンガポールに移住して2年。コロナ禍のなかロックダウンも経験し、メンタルも強くなったという。Evolveではアレックス・シウバやデェダムロン、ション・ジンナン、サムエーらとトレーニングを積んできた。

 4月の前戦では、ミャオ・リータオとの再戦を直前に受けて判定負け。今回は、同じレスリングベースながら元五輪レスラーでATT所属のバラートとの対戦する。バラートは、2012年のロンドン五輪グレコローマンレスリング55kg級準々決勝進出、パンアメリカン・グレコローマン・レスリング3度王者。ONE参戦後、和田竜光、チャン・ロタナ、ロビン・カタランと強豪相手に3連敗を喫している。

 澤田は『SEKAI NO OWARI』に入場曲が戻り、花道を歩く。バラートはグラジエーター姿で入場。

 1R、サウスポー構えのバラート。オーソドックス構えの澤田に、バラートは大きな左フックを振り、左ローも金的に。中断。再開。右ハイをガード上に当てる澤田。

 左ミドルを返すバラートは左の強打で前に。ブロックする澤田は押し返して右ミドル! ガードするバラートの左右に一転、シングルレッグから腕十字に入る澤田。

 しかし短い腕を抜くバラート。澤田は右の前蹴りを腹に突く。詰めて左フックを振るバラートにバランスを崩す澤田。バラートの首を抱える澤田。そこにバラートは左ヒザも金的に。中断。再開。

 右ハイを空振りは澤田。バラートは右の関節蹴り。詰めて右ミドルから前に出る澤田。組んでシングルレッグを回してテイクダウン。バックから足をかけようとするバラート。かけさせず立つ澤田だが、バックについていくバラートは背後からヒザ。ボディロックし澤田を投げて崩す。澤田が立ち上がってゴング。

 2R、ローから入る澤田。左フックのバラートはシングルレッグもスイッチで崩しに行く澤田だが、この攻防でバラートはバックを取らせず。スクランブルからスタンドバックを奪うのはバラート。前転して逃れようとする澤田を投げて崩して、亀の背後からパウンド! ヒザも突く! 立とうとする澤田の右手・右足を抱えて崩すバラート! がぶりからヒザを突く。

 頭を抜いた澤田が前に出るもそこに左を振るバラートはバッティング。頭を触る澤田だが試合は続行。テイクダウン狙いに入る澤田だが、金網際で体を入れ替えるバラートが右を振る。

 3R、左フックを振るバラート。ガードを固め前に出るが、バラートは跳んでの左ミドルも3回目のローブローと判断され、イエローカードが出され、攻勢点の20%の減点。澤田の右にアゴが上がるバラートだが、フックを振ってダブルレッグテイクダウン! ボディロックから澤田をコントロールし、バックスープレックス!

 

 立ち上がりアームロックを狙う澤田だが、クラッチは取れず。背後から左手を股下に伸ばしてスイッチを狙うが、腕を切るバラートはバックコントロール。さらにダブルレッグから腰に乗せて投げてテイクダウン! 澤田の立ち上がり際をがぶりヒザ! 背中をつけてフルガードを取る澤田。

 腕十字を狙うが、すぐに察知しサイドに回ると亀になる澤田にパウンド! しかしそれが後頭部に入り、中断。2枚目のイエローカードがバラートに出され、合計40%の減点。再開後、すぐにゴング。

 判定は3-0でバラートが勝利。減点がありながらレスリングでのドミネート&パウンドでONE初白星を掴んだということか。澤田は度重なる反則もあり勝機を掴めず。2連敗となった。

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