▼第19試合 ヘビー級スペシャルワンマッチ -120kg
〇シバター
[1R 0分50秒 ギロチンチョーク]
×みなみかわ
「ヘビー級スペシャルワンマッチ -120kg」として、シバターの参戦が決定。“システマ芸人”みなみかわと対戦することを朝倉未来がSNSで発表した。
朝倉未来から、第1回大会でのコラボを呼び掛けられていたシバターが緊急参戦。「プロが1分1Rでどう立ち回るか」と語っていたシバターにとって、公には2020年大晦日にミックスルールで戦ったHIROYA戦以来の試合、YouTubeでは2021年2月の堀口恭司戦以来の戦いを、いかに戦うか。
事前動画でシバターは「未来君が『出て』とは言っていて、相手は堀(鉄平)弁護士じゃないんだ?」と肩すかしの表情を見せるシバターは、対戦相手がみなみかわに決まったことを聞き、「システマは分かんないし、芸人さんもテレビで見たことはない。俺が芸人さん相手に『1分もいらねぇ、10秒で倒してやるぜ』と言って10秒で倒しちゃってもしょうがないでしょう」と、余裕の表情。
「みなみかわさんは“防御”に全振りしているわけでしょ? じゃあ俺も基本、ブロッキングで。『BREAKING DOWN』はこういうことにもなるんだぞと。お互いに1分間、何もしない、っていうのもいいかな」と高笑いした。
対するみなみかわは「ロシアの軍隊格闘術システマを操る」というお笑い芸人。システマは“痛みをコントロールする”実戦格闘術として知られている。恐怖を感じたときにかかる「テンション」を上げないように、『呼吸』『リラクゼーション』『姿勢』『動き続けること』を応用し、相手の攻撃に対処。痛みを分散させるのだという。
みなみかわは、システマ東京代表の北川貴英氏を師匠に持ち、事後承諾でバラエティー番組等に出演。相手の攻撃を受けながらも特別な呼吸法により「全然痛くないです」の言葉で人気を博している。みなみかわは、システマの4原則を駆使して、シバターの攻撃を凌ぎきるか。
両手でガードを固めるシバターにみなみかわは左右をガード上に叩き込み、ヒザ蹴りアッパーも。「30秒」のコール後に、シバターは反撃し右をヒットさせるとアームインギロチンへ。未来vs.クレベル戦を彷彿とさせる失神チョークで、残り10秒、みなみかわの意識を飛ばし一本勝ちした。
試合後、シバターはケージサイドの朝倉未来に「未来くん、これは流行らんだろー。来年には3分の戦いになってそうだね。また次があったら、3分の大会なら出ます。今日はノーギャラだから」と余裕のマイクでケージを後にした。