Stand up実行委員会「Stand up vol.2 -sponsored by ONE Championship-」2021年6月13日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
Krushスーパー・バンタム級王座をはじめ5冠を手にした寺戸伸近がGMを務め、新空手運営のもとアマチュア選手や若手プロ選手の育成の場として開催される『Stand up』。大会にはRISEも協力し、RISE同様のヒジ無し、掴んでからの攻撃は1回のルールが採用される。
▼第4試合 メインイベント 61kg契約 3分3R×庄司啓馬(TEAM TEPPEN)判定0-3 ※29-30、28-30×2〇小野幹晃(IGGY HANDS GYM)
8戦4勝4敗の庄司と8戦3勝(3KO)5敗の小野の一戦。お互いに勝ち続けてRISEのベルトを狙うという。
1R、左右ローを飛ばす小野に、庄司は右ミドル。小野の手数の止まらない前進の前に、庄司は下がらせられる展開。
2R、小野のローには庄司がミドルをすぐに蹴り返していく。前進し続ける小野が前蹴り、左ミドル、テンカオと次々と攻撃を当て庄司のボディを削っていく。庄司は攻撃を返していくものの後手に回り気味。
3Rも蹴りの応酬が続きながら、後半には若干手数の落ちた庄司に、小野が左ミドル、パンチで前進。小野は左ハイもクリーンヒットさせて追い込んでいく。小野がフルマークの判定勝利を収めた。
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▼第3試合 53kg契約 3分3R△彪司(TEAM TEPPEN/JAPAN CUP 2019 55kg級優勝)ドロー 判定0-1 ※29-29×2、29-30△数島大陸(及川道場/全日本新空手K-3 GP 2019軽軽量級優勝)
彪司はJAPAN CUP 2019 55kg級優勝の実績を持ち、プロでは2戦1勝1敗。対する数島は全日本新空手K-3 GP 2019軽軽量級で優勝し、プロでは3戦3勝と無敗記録を更新中。
1R、数島は左ミドルを出しながら前進するのに対し、彪司は下がりながらもすぐに右ロー、右ミドルを蹴り返していく。数島が彪司をコーナーに追い込むと、彪司は回り込んで逆に数島を追い込んでパンチラッシュ。
2R、カウンター狙いの彪司に、数島が圧力をかける展開。彪司は左フック、右ストレートを当て、数島も左ストレート。パンチの手数で上回る数島だが、彪司も右ミドルを当て返して譲らず。
3R、思い切りのいい左ストレートを飛ばす数島に、変わらず待ちの姿勢の彪司は右ストレート、右ミドルを返す。最後はKO狙いで数島が接近戦を仕掛けて打ち合いを呼び込むと、彪司も右ミドルを交ぜながらパンチで応戦。数島に一票入るも、ジャッジ二者は優劣付けず、この一戦はドローに終わった。
なお、試合後には彪司のセコンドに付いた寺山遼冴(TEAM TEPPEN)と、数島のセコンドに付いた有井渚海(及川道場)がリングイン。両者は7月4日(日)大阪・メルパルクホールOSAKAで開催予定の『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.4 in OSAKA Supported by ONE Championship 第1部&第2部』のCKC 2021 -54kgトーナメントに出場することが決定しており、うまく勝ち上がれば二選手は決勝戦で対戦する可能性がある。
先にマイクを握った有井は「今ジムの仲間の大陸が試合をして勝ったと思ったのですが(ドローで)ショックでした。でも最後に気持ちを見せてくれました。(7月の)ワンデートーナメントは初めてなのでめちゃ気合いが入ってるし、一回戦(vs大森隆之介)から無敗対決と言われているので、その無敗を潰してやろうと思っています」と意気込みを語った。
そして、2019年12月22日のStand up第一回大会で有井と引き分け、昨年11月RISEでの再戦では判定負けを喫している寺山は「有井選手とはブロックが違いますが、有井君も決勝戦に上がってくると思います。一度負けているのでリベンジして優勝します」と有井へのリベンジ&優勝を宣言した。
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▼第2試合 63kg契約 3分3R×細野登弘(新潟誠道館/JAPAN CUP 2021 65kg級3位)※デビュー戦判定0-2 ※29-30×2、29-29〇田中佑樹(HAWK GYM/JAPAN CUP 2021 65kg級準優勝)※デビュー戦 JAPAN CUP 2021 65kg級準優勝の田中と3位の細野の一戦。両者共にデビュー戦となった。
1R、お互いにローで様子を探る中、田中が左ボディをヒットさせて一気にラッシュ。右ストレートも当てていく。2R、細野がワンツーで前進し、田中は前蹴りで距離を取る。細野が右ストレートを飛ばすと、田中もパンチを返していく。
3Rも変わらずワンツーで前進する細野に、田中がパンチで応戦。左ボディ、左フックの連打も見せて下がらない。田中がこつこつと当てていた右ローで細野は身体が流れる場面も。お互いに最後まで手数を出し合う接戦は田中が制した。
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▼第1試合 55kg契約 3分3R×朝日彗仁(TARGET SHIBUYA)判定0-3 ※29-30、27-28、26-27〇猪股晃平(チームドラゴン)※デビュー戦
昨年11月1日のRISE大阪大会でプロデビュー(大森隆之介に1RKO負け)した朝日と、この日がプロデビュー戦の猪股の一戦。
1R、左インローを集中的に見舞う猪股に対し、朝日はガンガン前に出て圧力をかける。猪股は下がりながらもパンチを返し、コーナーに詰められたところで右フックで朝日からダウンを奪う。ダメージを感じさせることなく立ち上がった朝日はさらに前に出て打ち合いを誘い、今度は右ハイを当ててダウンを奪い返した。
2R、勢いに乗る朝日がパンチを出しながらプレスを強め、猪股はパンチから左ミドルにつないで応戦。近距離では乱打戦となり、お互いに譲らない。
3R、猪股が左ハイ、右ストレートを当てるも朝日は前に出続ける。朝日のパンチを被弾し鼻血を出しながらも手数、ヒット数で上回る猪股が判定3‐0で勝利。また今大会のMVPにも選出された。
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アマチュア大会『Stand up アマチュア in TOKYO vol.4 -sponsored by ONE Championship-』では7部門でトーナメントが実施され、7人の優勝者が誕生した。
(優勝者)▼一般部Aクラストーナメント‐55kg優勝:伊東龍也(HAYATO GYM)準優勝:井上海山(パワーオブドリーム)
▼一般部Aクラストーナメント‐60kg優勝:野村勇人(リバーサル久喜WINGS)
▼一般部Aクラストーナメント‐65kg優勝:若林澪生(チームオノリュウ)
▼女子部Bクラストーナメント‐55kg優勝:米内杏(TEAM TEPPEN)
▼一般部Bクラストーナメント‐55kg優勝:安河内秀哉(RIKIX)
▼一般部Bクラストーナメント‐60kg優勝:小原大暁(建武館)準優勝:関根直生(K'Sスポーツジム)
▼一般部Bクラストーナメント‐65kg優勝:野村太陽(K'Bスポーツジム)
▼一般部Bクラストーナメント‐70kg優勝:坂本龍謙(フリー)
~次回大会~「Stand up アマチュア in TOKYO vol.5」2021年8月8日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX・一般A/Bクラス 各クラストーナメント・女子Bクラストーナメント・中学生Bクラストーナメント・小学生Bクラストーナメント・一般A/B/Cワンマッチ・中学生B/Cワンマッチ・小学生B/Cワンマッチ・マスターズB/Cワンマッチ・女子部B/Cワンマッチ