岡田「際を潰すような練習をずっと打ち込んできた」
──計量後に食べたいと思うものは?
「今はハンバーガー、焼肉と思いますけど、実際、何回もやってみて思うのは、ただ水だけを飲みたい(苦笑)。パスしたら、世界一水をおいしく飲める自信があります」
──対戦相手の元谷友貴選手の印象を教えてください。
「元谷選手すごく強い選手で、寝技の極めが強く、打撃も強くて素晴らしいMMAファイターだと思います」
──どんな試合展開を想定していますか。
「“やっぱり岡田遼うまいな”と思いつつ、“でもやっぱり元谷も強いなあ”とみんなが思ってくれるような試合になると思います。意外とそういう試合って、あっさり終わっちゃったりするので、分からないですけど。お楽しみに」
──岡田選手は現在8連勝中で、トーナメントに参加している選手の内、2名(大塚隆史、倉本一真)に勝っていますが、トーナメントの意気込みと手応えを教えて下さい。
「自分の格闘技人生の集大成だと思って参戦しているので、最後の自分の格闘家人生全部をトーナメントに賭けているので、意気込みはMAXです。手応えは、万事抜かりなく準備してきたので、バッチリあります」
──公開練習後、あらためてRIZINルール想定での練習での手応えはいかがですか。
「ロープでの試合がかなり久々なので、RIZINルールのフィールド、ロープに慣れるのが、ちょっと時間がかかりました。けど道場に常設でリングあるので、特に思い出すのには時間かかりませんでした」
──サッカーキックの練習はいかがですか。
「練習してないはずがない。警戒されちゃうかもしれないけど、もちろん準備しています」
──元谷選手はこのルールでの際での動きは慣れたものだと思います。その強さをどう警戒してきました。
「その際を潰すような練習だったりを、ずっと打ち込んできたので、際の攻防は是非、見ていただきたいです」
──その点で組み力への自信もありますか。
「自分のことを、『組み力が強い』と言ってくれる人がいることに自分でびっくりです。ずっと、扇久保博正と練習してきたので、国内国外のなかで一番組み力が強いと思うので、扇久保さんに引き揚げてもらって強くなったので、自然と、扇久保さんとやってたらそうなったという感じですね」
──互いに技の引き出しが多いと思いますが、総括的な意味での勝負のポイントは何でしょうか。
「元谷君がどういう準備をしてきて、どういう仕掛けをしてくるかがポイント。それが無ければ、僕のペースで僕が普通に行くので、彼の指し手がポイントです。自信満々です」
──やはり「DEEP vs. 修斗」の試合になりますか。
「まさに、団体を背負ってという気持ちは強いです。元谷選手は、RIZINのバンタム級常連なので、RIZIN vs, 修斗という構図もありますし、様々な角度で見てほしいと思います。修斗を背負い、シューターとして戦います」
──公開練習では、アデサニヤにインスパイアされてのプロレスを見せました。同じ日にUFCでアデサニヤが試合することで、シンクロしたことでモチベーションは上がりますか。
「UFCは朝放送じゃないですか、。モチベーションは左右されないけど、それを見て会場入りして、いいイメージで試合したいと思います」
──千葉大出身の秀才・岡田選手は、常々「総合は5教科7科目」と言っています。元谷選手は「何教科何科目」の選手でしょうか。
「元谷選手も5教科7科目まんべんなくできるけど、寝技の極めっていう教科の科目がずば抜けています。総合点は自分のほうが得点が上。寝技っていう科目だったら負けますが、総合的には僕が上回っています」