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【RISE】那須川天心がテクニックと“天心の作り方”について語る「特別なことをやる必要があるのかって思っています」

2021/05/25 12:05
【RISE】那須川天心がテクニックと“天心の作り方”について語る「特別なことをやる必要があるのかって思っています」

実際に試合で使っているテクニックを惜しげもなく公開した那須川天心(右)。『ゴング格闘技 7月号 No.314』より

 RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)が、格闘技雑誌『ゴング格闘技 7月号 No.314』にて自身が実際に使っているテクニックを惜しげもなく大公開した。

 2022年3月にキックボクシングから引退、ボクシングへ転向することを表明している那須川。幼少の頃から作り上げてきたテクニックは「100通り以上ありますからね。その中の一部です」と、一部を公開しても今後の試合に差支えないという。

「距離をとるジャブ」「効かせるジャブ」「相手の右ストレートを避けてからの左ストレート」「左ボディを当てるためのセットアップ」「フェイントからのインロー」「押して崩してからの三日月蹴り」「ミドルキックをかわしての後ろ蹴り」「右フックのカウンター」「スーパーマンパンチ」「当てやすい胴廻し回転蹴り」と、公開したテクニックは10種類。いずれも那須川が実際に試合で使っている技だ。

 さらに那須川は「格闘技は間合いが一番大事だと考えています。距離の制圧を出来る者が強いと思っています」と、攻撃するタイミングや隙の作り方、フェイントとポジショニングの大切さなど、自身の技の成り立ちを説明。


(写真)5月23日のRISEメインイベントで、一馬がノラシンを47秒でKOした上弦ノ三日月蹴りもすでにやっていた那須川天心

 そんな那須川に、どうやってここまでの技術を作り上げてきたのか、どんな練習をやってきたのかを聞くと「よく聞かれますが、やってないです。特別なことをやる必要があるのかって思っています。子供の頃から基本ばかりを繰り返しやってきただけです」との答え。那須川天心の根本的な強さの源となっている“基本”についても語っている。

 インタビュー後半には父であり、TEPPEN GYMの会長として多くの選手を育てる那須川弘幸会長も登場。「どうやったら那須川天心みたいな選手を育てられるんですか」と多く寄せられる質問へのひとつの答えとして『那須川式ファイティングメソッド』を立ち上げたことを発表した。

 これは実際に天心と父が二人三脚で試行錯誤しながらやっていた練習を公開するというもので、「本当にいろいろな練習をしたので、どういうふうに練習した方がいいのか、それを分解して事細かくやっていこうかなと思っています」という。天心も「一番知りたがっているのは、キッズの親御さんなんですよ。空手でもキックでも。そういう方々に見てもらって、こういう練習方法があるんだ、じゃあやってみようというふうになってもらえれば僕は嬉しいですね」と、自分が引退した後の今後のキックボクシング界を背負っていく、全国から第二、第三の“神童”が生まれることを期待した。このテクニックそしてインタビューは現在書店やネットショップに並ぶ格闘技雑誌『ゴング格闘技 7月号 No.314』に収録されている。

TEPPEN GYMが格闘技で技術向上を目指す選手、トレーナー向けに、以下のオンラインサロンを立ち上げた。

TEPPEN GYMオンライン

【那須川式ファイティングメソッド】
https://community.camp-fire.jp/projects/view/371965

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