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インタビュー

【RIZIN】元谷友貴と対戦する岡田遼「僕が勝っているところは、相手の嫌なところで戦い続けられる性格の悪さ」=6月13日(日)東京ドーム

2021/05/25 11:05
【RIZIN】元谷友貴と対戦する岡田遼「僕が勝っているところは、相手の嫌なところで戦い続けられる性格の悪さ」=6月13日(日)東京ドーム

(C)RIZIN FF

 2021年6月13日(日)の『RIZIN.28』(東京ドーム)「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」の1回戦で、前DEEPバンタム級王者の元谷友貴(フリー)と対戦する岡田遼(パラエストラ千葉)が5月24日、同門の扇久保博正と公開練習&囲みリモート取材に応じた。

 マススパーリングでは、UFC世界ミドル級王者イズラエル・アデサニヤの公開練習にインスパイアされたというプロレスムーブを岡田が扇久保に打診。「無茶ぶりされた」と苦笑する扇久保を相手に、武藤敬司ばりのスペースローリングエルボーからのフェイスクラッシャーでピンフォールを奪った。

 その扇久保とは、GPで同門対決の可能性もあるが、扇久保は「お互いに“決勝で戦う時は、全力で戦おう”と話し合っていますし、そこは覚悟しています」と言う通り、岡田も「もしも当たることになれば、鶴屋代表から教わった自分たちのMMAでたくさんの方が楽しんでくれればいいと思っています」と、PRIDE GP2005でのヴァンダレイ・シウバとマウリシオ・ショーグンのように双方納得済みであることを語った。

 東京ドームのイメージを「ヴァンダレイ・シウバ対吉田秀彦」と言った扇久保に対し「読売ジャイアンツです」と語る岡田は、千葉大学大学院修士課程修了という院卒ファイター。

「東京ドームで試合をすることが、僕の人生であると思ってなかったので、一生に一回の機会なので楽しみながら、しっかり結果を出そうと思っています」と“楽しみ”と同時に気負わず戦うことが重要とした。

「大舞台ということに気負わないこと。いつも通りで、いつもの修斗の後楽園ホール大会で、メインイベントで防衛戦するそのままを東京ドームでやろうと思っています。特に東京ドームだから、RIZINだから変えるというのは全く無く、いつも通りに平常心で、会場がどこでも自分の試合をするだけです。それが良いパフォーマンスに繋がると思います。

 技術はパエストラに来て15年近く積み上げてきた過去があると信じているので、あとは試合当日に怪我をしないで、良い精神状態、良い体調で臨めば、結果は絶対についてくると思うので、技術よりコンディショニングを結構大事に思っています」

 試合まで3週間。61.0kg契約のバンタム級戦に向け、トータル10kgの減量を行うという岡田は、すでに「残り6kgくらい」。練習は1日2度、「クリーンな食事とサプリを大量に摂っている」。

 大会延期もあり、新たな試合日に向けコンディションを作り直す必要があったが、「修斗の防衛戦が3月の後半(20日に大塚隆史に判定勝ち)にあって、5月(23日)に試合だと試合スパンが短かかったのですが、(6月13日に延期され)防衛戦で負っていた怪我も治って、万全の体調・コンディションで試合に挑めるなとプラスに捉えています」と、プラス面が大きいという。

 ワンマッチながらトーナメントを勝ち上がるためには連戦が待っている。

「ちょうど今日、扇久保さんから練習前に『今年の1年は長いから、もうちょっと抜き目で大丈夫だよ』と話しをされたので、詰めすぎず良いコンディションを当日に持っていけるように、頑張りすぎないようにちょっとブレーキ掛けながらやろうかなと思います」と、『今年1年』のGPを戦い抜く構えだ。

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