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2021年5月21日(日本時間22日)、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて開催される「Bellator 259: Cyborg vs. Smith 2」の前日計量が21日(同)、同地にて行われた。
6月11日の「Bellator260」より有観客となる同団体にとって、区切りとなる無観客試合のメインは、世界女子フェザー級(145ポンド・65.8 kg)選手権試合(5分5R)。王者クリス・サイボーグ(ブラジル)とレスリー・スミス(米国)の再戦がメインとなる。
両者は2016年5月の「UFC 198」で対戦。サイボーグが1R 右フックからパウンドでTKO勝ちしている。
前日公開計量で先に登場した挑戦者スミスはマスクを着けて、143.6ポンド(65.13kg)で計量をパス。右手でガッツポーズを作ると、「私の方がより成熟したファイターで、より高い能力があり、このベルトを獲るための強い決意がある」と笑顔。
迎え撃つ王者サイボーグは、144.6ポンド(65.58kg)でこちらもパス。両腕で力強くガッツポーズを見せると、右手で天を仰いだ。ショウタイムのアナウンサーのマウロ・ラナーロから意気込みを問われたサイボーグは、黒のBellatorマスクを外し、「ハードなトレーニングをしてきた。みんな私のベルトを持っていこうとするけど、誰にもそれは出来ない」と、防衛に自信をみせた。
また、メインカードでは、2018年12月のRIZINと2019年6月のBellatorで2度、堀口恭司に敗れているダリオン・コールドウェル(米国)が登場。
階級を上げて参戦したフェザー級ワールドGPではヘンリー・コラレスに判定勝ちし、新星アダム・ボリッチにもリアネイキドチョークで一本勝ちしたコールドウェルだが、準決勝でAJ・マッキーJrのショルダークランクで一本負け。
今回の再起戦では、バンタム級(135ポンド・61.2kg ※王座戦以外は1ポンドオーバーまで認められる)に戻し、2連勝中のレアンドロ・イーゴとトップ戦線生き残りを賭けて戦うこととなったコールドウェルは、135.6ポンド(61.50kg)でパス。
しかし、対するレアンドロ・イーゴ(ブラジル)が137.5ポンド(62.36kg)で体重超過。それでもスチームパンク風の黄金マスクでコールドウェルに左手を突き出してフェイスオフを繰り広げたイーゴに、コールドウェルも怒りの表情で顔を近づけ、互いにマスク越しに禁止用語でまくし立てた。試合はキャッチウェイトで行われる。
ほか、UFCファイターのレオン・エドワーズの実弟ファビアン・エドワーズ(英国)が登場するほか、プレリムでも、ウェールズ柄のマスクをつけたUFC5勝2敗のブレット・ジョンズ(英国)とTitan FC連勝・MMA10勝1敗のダニー・サバテーロ(米国)のバンタム級戦、ライト級の親子鷹アビブ・ゴザリ(イスラエル)、LFAウェルター級王者マイコン・メンドーサ(ブラジル)、さらに、女子フライ級では、Bellator3勝無敗のヴァレリー・ロレーダ(米国)が、Bellatorデビューのハンナ・ガイ(米国)と対戦するなど、注目選手が並んでいる。
Bellatorは、日本でも公式YouTubeチャンネルにて視聴が可能だ。