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【K-1】中野滉太がウェルター級に転向、第一戦の相手は100戦超えのムエタイ戦士「倒して勝ちたい」

2021/05/19 20:05
【K-1】中野滉太がウェルター級に転向、第一戦の相手は100戦超えのムエタイ戦士「倒して勝ちたい」

中野(左)がウェルター級転向第一戦、近藤魁成を相手に粘ったドゥワンソンポンと対戦する

 2021年7月17日(土)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の対戦カード第一弾が、5月18日(火)都内にて行われた記者会見で発表された。

 スーパーファイトのK-1ウェルター級3分3R延長1Rで、中野滉太(POWER OF DREAM)とマキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)が対戦。


 中野は2019年3月の『K'FESTA.2』プレリミナリーファイトでFUMIYAをKOで下し、7月のKrush後楽園大会では中国のトップファイターと互角に渡り合い一旦は勝者として名乗りを上げたものの、ローブローを巡って裁定が覆った。しかし、12月のK-1では平山迅を左フックでマットに沈め、2020年7月には瑠久も左フックで初回KOして実力を証明。10月にKrushスーパー・ライト級王座に挑むはずだったが、前日計量オーバーでノンタイトル戦となり、減点が響いて佐々木大蔵に判定負け。戦績は7勝(6KO)3敗。


 ドゥワンソンポンはムエタイで78勝(5KO)27敗2分の戦績を持ち、今年3月にK-1初参戦。近藤魁成に判定2-0で惜敗するも、右ミドルと前蹴りで前へ出るタフファイトを見せた。

 今回よりスーパー・ライト級からウェルター級に階級を上げる中野は「まず初めに階級が上がって一発目で、K-1福岡大会に呼んでいただき、K-1関係者のみなさま、ありがとうございます。相手も強いし、しっかりインパクトを残して、この階級でも通用することを証明できるような試合を見せたいと思っています」との意気込み。


 階級を上げた理由は「前回の試合で(計量に)失敗してしまったので。自分の中でも身体的にも限界かなと感じたので、階級を上げてもしっかり通用すると思うので決めました」と説明。

 ウェルター級での自分について「まだ試合をしていないので分かりませんが、身体も動きも前回よりはレベルアップしたと自負しています。次に試合するのが楽しみですね。トレーニング量も増やして、前回の試合よりは確実にパワーもスピードも上がったと思っています。これからもっと、試合が近付くにつれて上げていきます」と、試合をしてみなければ分からないとしながらも手応えを感じているようだ。


 ウェルター級の自分にどのような期待をしているかと聞かれると「まだ次が一試合目なので何も考えていませんが、ウェルター級は日本も世界も強い選手がいっぱいいるので。その選手たちにちょっとでも近づけるように、しっかりインパクトを残して、倒して勝ちたいですね」とKOでウェルター級戦線に殴り込みをかけたいとする。現在王座は空位だが、「次が階級を上げて一発目なので、まだそこは全然頭にないです。ただ、1試合1試合クリアしていけば、自然とそこまでたどりつくのかなと思うので、その試合が早く来るように1試合1試合大切に勝っていきたい」と、地道に近付いていきたいとした。

 一方、ドゥワンソンポンは「今回、またK-1に参戦できることをワクワクしているし、嬉しく思っている。前回は負けてしまったが、今回は前回よりもK-1ルールに適応した試合ができると思っているので、全力で戦いたい。前回はK-1初参戦で緊張もしていたし、自分で自分にプレッシャーをかけすぎてしまった部分があった。今回はその経験を活かして、よりK-1ルールに適応できていると思う。ますますよくなってる自分を楽しみにしてもらいたい」と自信のコメント。


 お互いの印象については、中野が「前回の近藤選手との試合を観て、蹴りが主体の選手なのかなと。まあ、タイ人の選手なので。そこは警戒しつつ、しっかりパンチで倒したいなと思ってます。戦績も多くて、キャリアも自分よりはるかに上。強い相手だし、気合いも入ります。自分自身楽しみですね」と高評価したのに対し、ドゥワンソンポンは「今日初めて会ったが、特に怖さを感じることはない。リングの上での自分の試合を楽しみにしてもらいたい」とした。

 また、前回のK-1デビュー戦を振り返って「ルール面ではムエタイとK-1は全く違う。実際に戦ってみて思っていたよりも違いがあって、相手の蹴りをもらってしまった。ただ、その時は自分で自分にプレッシャーを感じていた面もあった。前回K-1を経験してるので、今回はルールに適応できると思っている」と、戸惑うところがあったとし、「K-1ルールに適応するために、特にパンチに力を入れて練習している。前回はリングに上がってルールの違いを感じて、全然パンチを出すことができなかった。反省点として、そこを強化して練習している」と、今回はよりK-1ファイターとなった自分で勝負すると語った。

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