(C)PFL
2021年4月29日(日本時間30日)米国ニュージャージー州アトランティックシティのオーシャンカジノリゾートで「PFL 2021 #2」が開催された。
メインイベントでは、UFCでウェルター級王座に挑戦し、Bellatorでウェルター級王者となったローリー・マクドナルド(カナダ)が、同じくUFCとBellator参戦経験を持つカーティス・ミランダ―(米国)と対戦した。
▼ウェルター級 5分3R
○ローリー・マクドナルド(カナダ)
[1R 3分38秒 リアネイキドチョーク]
×カーティス・ミランダ―(米国)
マクドナルドは、UFCで9勝4敗、Bellatorで3勝2敗1分。2019年10月の前戦ではドゥグラス・リマに判定負けし、王座陥落。今回がPFL初参戦となる。
対するミランダ―はUFC3勝2敗、Bellator3勝3敗。2020年8月の前戦では、サバ・ホマシに判定負け。マクドナルド同様に今回がPFL初参戦だ。
1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを突くミランダー。右のカーフキックでマクドナルドのバランスを崩す。スイッチを見せるミランダーはマクドナルドのジャブに右を狙う。
後ろ手を触覚のように牽制で使うリーチの長いミランダーは、右ハイキック。ガードするマクドナルドは圧力を強め、前手の右フックを見せる。
右ストレートを振るミランダーにカウンターのダブルレッグから右足にシングルレッグはマクドナルド! 右腕で小手に巻いて差し上げようとするミランダーを手前に引き出して回して倒そうとするが、右足を外に出して耐えるミランダー。
ついに両足をクラッチしたマクドナルドがダブルレッグテイクダウン。パウンドを入れ、右足は越えているマクドナルドは、ハーフガードから背中を見せて立とうとするミランダーのバックに。両足をかけて、ボディトライアングルの4の字に組み直すと、たすきがけから対角のミランダーの左手を掴んで、脇下の左手を抜くも、すぐに首を防御するミランダー。
足を解いたマクドナルドは、左足のカカトでミランダーの太腿やレバー周辺を蹴って気を散らすと、右腕を喉下に! 頭後ろからパームトゥパームの形で手のひらは合わせず、左手首を持って引っ張り、タップを奪った。
コールを待つマクドナルドは、フィラス・ザハビにシングルレッグからダブルレッグに移行し脇を潜ってバックにつく動作を確認し、解説陣から「ケージの中でまだドリルをしている」と感心される。
試合後のインタビューでは、「この1年に向けて、2020年に多くの犠牲とともにトレーニングしてきたから、今日のような良い動きを見せることができた。(カカトで蹴ったのは)オールドスクールテクニックで、子供の頃からやっていた。彼はレバーを蹴られて顎が空いた。(モニターを見ながら)スタンドでいろんな場所でたくさんスリップしたから、マットを変えてほしい。そうしたらもっといい打撃を見せられる」と語った。
ウェルター級は、6P獲得のレイ・クーパー3世が1位、同じく6Pのマクドナルドがフィニッシュタイム差で2位。ジョアオ・ゼフェリーノが3Pで3位につけている。欠場したアレクセイ・クンチェンコとマゴメド・マゴメドフは今後どんな試合を見せるか。
The Red King!! 1st round submission and a successful debut for Rory MacDonald!#2021PFL2
— PFL (@PFLMMA) April 30, 2021
🇺🇸 LIVE NOW ESPN2
🌍 https://t.co/jPNvomCxHI pic.twitter.com/DU6wA0wgRB