キックボクシング
レポート

【NKB】渡部翔太がメインで笹谷淳を振り切る、NIIZUMAX!が変則的すぎるスタイルで勝利、郷野聡寛は臼井壮輔に初回KO負け

2021/04/24 21:04

▼セミファイナル(第10試合)66.68kg契約 3分3R
△CAZ JANJIRA(JANJIRA GYM/元蹴拳ウェルター級王者、J-NETWORK同級2位)
ドロー 判定0-0 ※30-29、29-30、29-29
△どん冷え貴哉(Maynish KICK BOXING/ACCELライト級王者、RKSスーパーライト級2位)


 CAZは2010年5月デビューでJANJIRA GYMの代表兼選手。J-NETWORK、RISEなど様々な団体のリングで活躍し、蹴拳ではタイトルを獲得。メインに出場する笹谷とは2020年10月にNKBで対戦し、CAZが判定2-0で勝利を収めている。戦績は16勝(4KO)16敗4分。


 どん冷えは滋賀県大津市のMaynish KICK BOXING(メイニッシュキックボクシング)所属で、このジムの前身は“ムエタイ都市伝説”と呼ばれた初代REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級&第10代NKBライト級王者ヤスユキ(2016年引退)を中心に個性派選手を多数輩出したDropoutであり、どん冷えはヤスユキのスパーリングパートナーとして鍛え上げられた生え抜きだという。戦績は17勝(5KO)15敗1分。


 1R、どん冷えは左フック、右インローと先手で攻めていく。サウスポーのCAZは序盤は見て、終盤に前へ出て左右フックを放つ。どん冷えはジャブを打って距離をとった。


 2R,前に出てくるCAZを右のパンチで迎え撃つどん冷え。CAZは右ローと左フック。終盤にはフックとローを交換し、ラウンド終了のゴングが鳴ると睨み合うように視線を交わす。


 3R、CAZの左ストレートをもらってしまうどん冷えは右ヒジで左目じりをカットして流血。ストップされないようにアグレッシブに攻めていくどん冷えは右フックを当てて行く。


 両者決め手なく、判定は三者三様の痛み分けとなった。

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