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レポート

【PFL】三冠目指すペティスが“カシアス”クレイ・コラードにまさかの敗戦、ヘルドが連覇王者に勝利、11連勝パーマーが敗れる!

2021/04/24 10:04

▼ライト級 5分5R
〇マーチン・ヘルド(ポーランド)
[判定3-0] ※29-28×3
×ナタン・シュルト(ブラジル)

 1R、ともにオーソドックス構え。先に右で前に出るヘルド。近距離での打撃を厭わず脇を潜る形になっても組まない。アメリカントップチームのシュルトも右ローを当てるが、ヘルドは左右から右アッパー! 組んでシュルトの頭が下がると首相撲ヒザはヘルド。シュルトは右ローを突く。

 回転速く左フックに繋ぐヘルド。右ローから詰めて右で差して押し込むシュルト。体を入れ替え、右で差すヘルドはダブルレッグ狙いも、切って体を入れ替えるシュルト。小手巻き崩して離れるヘルド。クリンチボクシングのヘルドに、下段蹴りを突いて前に出るシュルト。

 2R、圧力をかけるシュルト。ヘルドも左ジャブをダブルを返す。右カーフを打つシュルト。さらに右を上下に散らして打つ。右のクロスを狙うヘルド。しかし詰めるシュルトの追い足は止まらず。左で差しての足払いも見せる。

 右ストレート、アッパーはヘルド。シュルトの左をかわしてダブルレッグテイクダウン! 足を取りに来たヘルドにすぐに立ち上がるシュルトが左で差して押し込んでヒザを突きゴング。

 3R、左ミドル、右ストレートで前に出るシュルト。手数を増やす。ヘルドも左ジャブを返すが、左の蹴りはシュルト。しかし、ヘルドも手数を出し、近づけば右のヒザ蹴りを腹に突く。圧力をかけるシュルト。ヘルドもオーソから左ミドル。鍔迫り合いの打ち合いからワンツーのヘルドに右をヒットさせるシュルト。さらに左ミドル!

 少し動きが止まるヘルドを追うシュルト。ヘルドは組みに行くが深追いせず。ジャブを刺して回るヘルド。しかし、シュルトも左ミドル、右ストレートで詰める。右アッパーを入れるヘルド。左ジャブも。しかし、シュルトの左がヒット! 打ち合いのなか、ヘルドは試合中に声を挙げてガッツポーズ。負けじとシュルトもガッツポーズを仕返し、前へ。

 接戦の判定は3-0(29-28×3)で僅差ながら3者ともにヘルドを支持。敗れたシュルトは両手を挙げて首を振る。ランス・パーマーに続いてPFL2連覇王者が敗れた。

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