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レポート

【Krush】壬生狼一輝が王座奪取、吉岡ビギンは体重超過の減点が響く。大沢文也は川崎真一朗を振り切る。大岩龍矢が終了間際に執念のKO勝ち

2021/03/27 21:03

▼第4試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
KO 2R 1分39秒 ※左右連打
〇西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)


 成合はまだキャリアは浅いながらも4勝(3KO) 3敗でKO率は高い。2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。2020年11月のK-1ではベテランの山本真弘から勝利を奪っている。4勝(3KO)3敗。


 西元は伝統派空手をバックボーンに持ち、2019年9月大会からKrushに初参戦。友尊をハイキックでKOするインパクト大のKrushデビューを飾ったが、1朝久泰央、松本涼雅、TETSUに泥沼の3連敗。戦績は9勝(9KO)6敗2分。


 1R、蹴ってくる成合に西元は左ジャブ、左フック、右ストレートと強打を打ち込む。成合が片足を上げたところでタイミングよく西元の左フックが入り、これがダウンとなる。西元は前へ出て強打を振るっていくが、ロープを背負った成合の左フックがアゴに入り、グラついた西元が打ち合いに来たところで成合が左フックでダウンを奪い返す。


 2Rはジャブを多用する西元。前に出る西元に成合はロープを背負いながらも、右フックとジャブをしっかり当てる。成合がリズムに乗って来たかに見えたが、左ストレートに西元の右クロスを喰らってダウン。西元が強打でラッシュをかけると成合は顔面にパンチを受けて棒立ちとなり、レフェリーが試合をストップした。


 マイクを持った西元は「時間はかかりましたけれど、これで10勝10KOです。マジで僕はこんなもんじゃないので絶対にチャンピオンになります。これがKrushでしょう」と逆転KO勝利を喜んだ。


▼第3試合 Krushライト級 3分3R延長1R
×SEIYA(MAD MAX GYM)
判定0-2 ※29-30、30-30、29-30
〇竜樹(WSRフェアテックス三ノ輪)


 SEIYAは2015年8月からKrushに参戦し、2016年8月からは5連勝を飾った。2019年12月の『K-1』で負傷欠場した選手の代役として篠原悠人と対戦するはずだったが、計量オーバーで試合は中止に。6月のKrushでは弘輝にTKO負け、2020年9月のK-1では瓦田脩二に判定負けと連敗中で再起を懸ける。戦績は9勝(3KO)4敗。


 竜樹は3勝(1KO)4敗3分の新鋭で、2018年11月にK-1 JAPAN GROUP初参戦で2連勝するも、2020年11月のK-1福岡大会で水町浩に延長戦で判定負け。WSRフェアテックス九州からWSRフェアテックス三ノ輪に所属を変えての試合に臨む。


 1R、SEIYAは右ロー&カーフを連発。さらにジャブ。竜樹は右ミドルを蹴るが手数が少なく、そのまま終わるかと思いきや飛び込んでの右ストレートをヒット。そこから前へ出始め、右ミドルを蹴る。


 2Rも手数が多いのはSEIYA。時折構えをスイッチしながら左右ミドル&ロー、ジャブを打つ。竜樹は前へ出て左右フックを打ち手数を徐々に増やしていく。


 3Rはミドルの蹴り合い、右ストレートの打ち合いとなり、最後は足を止めてSEIYAが打ち合いに行ったが、要所要所でしっかり攻撃を当てに行った竜樹が判定2-0で勝利した。

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