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【RIZIN】榊原CEOが語る5月東京ドーム大会の構想、朝倉兄弟、堀口恭司、ビッグサプライズも用意

2021/03/21 23:03
【RIZIN】榊原CEOが語る5月東京ドーム大会の構想、朝倉兄弟、堀口恭司、ビッグサプライズも用意

5月の東京ドーム大会の構想を明かした榊原CEO。格闘技としては18年ぶりの東京ドーム大会となる

 2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールで開催された『Yogibo presents RIZIN.27』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが今後の構想について語った。

 次回大会について聞かれた榊原CEOは「本当は4月末に東京ドームというのを3月を諦めた時点で仮押さえはしたんですが、今の緊急事態宣言が開けて観客動員数の上限が緩和されていく可能性を考えると、4月19日に規制が撤廃されて上限50%、1万人という上限のキャップがとれるということの可能性がアナウンスされていますので、それを考えた時に5月にもう1回スライドしたというのが現実です」と、5月に東京ドームでの開催を予定しているという。

「(朝倉)海選手がバンタム級ジャパンGPに出るということを宣言してくれたので、どうなるか分からないけれど、日本人の選手だけになるかもしれませんが、実は東京ドームで格闘技をやるのは18年ぶりなんですね。だから1カ月~2カ月前に規制が緩和されたのでやりましょうとやれるものではないから、今日も東京ドーム(の関係者)さんが来ていたので、5月に正式に貸してほしいということを海の参戦表明を受けてドームさんにもお伝えした次第なので、近々に正式な日程をいただけるんじゃないかなと。そうすれば海外の選手の来日も4月ではなくて5月にすればかなってくるんじゃないかということで、4月はあえて大会はやらないということで考えています」


(写真)名古屋大会のリング上でバンタム級ジャパンGPへの出場を承諾した朝倉海(左)

 その内容に関しては、まず16人のトーナメントで行われるバンタム級ジャパンGP。

「16人のラインナップを月内には決めますので、バンタム級ジャパンGPに出る16人を。その後マッチアップをします。これはまだ最終確定はしていませんが抽選でやろうと思っています。それで8試合が決まりますから、その8試合を東京と大阪で割り振らせてもらって、5月のほぼ同じタイミングくらいで東京ラウンドと大阪ラウンドをやりますので、まずはそこでファーストラウンドがスタートするのが新しいアクションになります。5月の末に東京と大阪で、同日は無理ですが2週続けて東京ラウンドと大阪ラウンドという形で、東京で4試合、大阪で4試合というのをファーストラウンドとして考えて調整しています」


【写真】「RIZIN.27」に掲載された「RIZIN.28」バンタム級日本トーナメントのポスター。猛虎の写真は何を意味するのか。

 年末から延期となっているRIZINライト級トーナメント優勝者トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)vsホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)によるRIZINライト級初代王座決定戦も候補。

「あとはムサエフの入国がかなうかどうか、その一点にかかっています。明日、馳代議士に連絡をして、格闘技連盟を作っていただいているので、非オリンピック競技ですけれどもトップアスリートの来日を認めていただけるように。加藤官房長官も2日前くらいにそういうアナウンスをされていましたから、積極的に政治的なアクションを起こして5月に外国勢の待望の来日を果たせるように全力で動いていって5月のための準備に取り掛かっていきたいと思います」


(写真)圧倒的な強さを発揮したサトシ

 ムサエフが来日できない場合、今大会でパンクラス王者・久米鷹介(ALIVE)に勝利したDEEP王者・武田光司(BRAVE)とサトシでの王座決定戦もありえるのかとの質問には「ムサエフと年末からずっと話しているんですね。暫定的に作るとか、ライト級で言うと武田vsサトシというのは消去法で妥協してのカードかなと思って。僕としてはムサエフ。そうしないとムサエフもここで無理して国に要請して来日させないと、リリースしてあげないとダメだと思うんですよね。日本で試合を組んであげられないわけだから。もうギリギリのところだと思うので。その中で、消去法的に武田とサトシをライト級のタイトルマッチにしますという気は今の時点ではないです。結果、そのカードが組まれるかもしれませんが、まずはムサエフが初代王座獲りに挑むと本人が言っているので、それに最大限努力してみたいと思います」と、現時点ではないとした。

 さらに「朝倉未来を誰と対戦させるかどうか。それと11月から試合をしていないフェザー級王者の斎藤裕の復帰戦をそこで組んだりとか、堀口恭司とも5月の大会へ向けて話をしているところなので、タイトルマッチにはならないけれど次のベラトールのチャンピオンシップへ向けて、プラスになるような外国人選手とのカードがあってもいいんじゃないかと思っています。

 このあたりを早急にまとめるのと、それだけじゃなく東京ドームはビッグサプライズを用意したいと思っています。18年ぶりに皆さんと選手と一緒に格闘技界の悲願である東京ドームのトビラをRIZINとして開けられるのであれば、それだけのインパクトのあることを実現させたいと思っています。(ビッグサプライズとは?)それはまだ言えません。近日になるか、常にギリギリまでやるので、諦めずにドームにふさわしいカードを…シバターあたりにオファーしてみようかなというのがあります(笑)。いろいろなものを総動員していこうと思います」と、朝倉未来と堀口恭司、そしてビッグサプライズも用意したいと語った。

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