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【RIZIN】浜崎が浅倉にスプリット判定で王座防衛、サトシ、クレベルが揃って三角絞め一本勝ち。武田が久米との死闘制す

2021/03/21 13:03
 2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールにて「Yogibo presents RIZIN.27」が、4,558人の観衆を集めて開催された。 Yogibo presents RIZIN.27 計量結果 「Yogibo presents RIZIN.27」2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホール12:30開場/14:00開始 ▼第14試合 女子スーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチ 5分3R(※ヒジあり)〇浜崎朱加(AACC)48.75kg[判定2-1]×浅倉カンナ(パラエストラ松戸)48.65kg※浜崎が初防衛に成功  メインイベントで「女子スーパーアトム級タイトルマッチ」として、王者・浜崎朱加(AACC)と、挑戦者・浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が対戦する。両者は約2年3カ月ぶりの再戦。  2018年の大晦日に「RIZIN女子スーパーアトム級王座決定戦」で戦い、2R 腕十字で浜崎が浅倉に一本勝ち。初代王者に輝いた。 その後、浜崎はジン・ユウ・フライを相手に初防衛に成功。続くアム・ザ・ロケット戦でも一本勝ちしたが、2019年の大晦日にハム・ソヒにスプリット判定負けで、王座陥落。2020年8月に前澤智に一本勝ちで再起を飾ると、大晦日の前戦で、ハムが返上した王座を巡り、山本美憂と対戦。キムラロックからのセンタク挟みでタップを奪い、再びベルトを腰に巻いた。 対する浅倉は浜崎戦後、DEEP JEWELのケージで前澤智に判定勝ちも、2019年6月に同じレスラーの山本美憂に判定負け。2019年8月にアリーシャ・ザピテラ(現Invicta FCアトム級王者)との接戦を制して再起を飾ると、年末のBellator JAPANでジェイミー・ヒンショーにキムラロックで一本勝ち。2020年8月に古瀬美月を105秒パウンドアウトすると、2020年大晦日には、あいを総合力で上回り判定勝ちで4連勝をマークしている。悲願の王座獲得なるか。  国家斉唱の後、タイトルマッチ宣言。  1R、ともにサウスポー構え。中央を取ったのは浜崎。左から右、右の前蹴りで前に出る浜崎。圧力に下がる浅倉をコーナーに詰めての浜崎のヒザ蹴りがローブローとなり、中断。再開。  右のスーパーマンパンチで飛び込み、多様なパンチを繰り出す浜崎。浜崎の右に腰を落とす浅倉。さらに浜崎は詰めて足払いテイクダウン! コーナーでガードを取る浅倉にヒジ、ヒザを打ち込む。  しかし、下からダブルレッグをリフトしてテイクダウンは浅倉! 立ち上がる浜崎に頭をつけて押し込む。浅倉のが右目を腫らしドクターチェック。再開。右ストレートで前に出る浜崎。しかし、浅倉も左右で打ち返す。序盤の猛攻から終盤、少し浜崎はペースを落としたか。  2R、スイッチする浜崎。オーソから前に出るがバックステップする浅倉。オーソから右ローは浜崎。しかし、浅倉も左ストレート! 右を振ってニータップでテイクダウは浜崎! 下になる浅倉は左手で浜崎の右腕をオーバーフックし、アームロックを防ごうとするが、ついに手首を掴んだ浜崎はアメリカーナ狙い。  しかし浅倉も脇を開けて反転して上に! ガードを取る浅倉。パウンドを打つ浅倉の右腕をつかんで三角絞め狙い。  蹴り上げから立とうする浜崎にアンクルピックでクラッチしダブルレッグで前に出る浅倉。ギロチン狙いの浜崎をテイクダウン! 右のパウンドに、下から十字を狙う浜崎を潰して、下からのアメリカーナも外してマウント&パウンド! ゴング。  3R、浅倉の入りに右を振る浜崎。さらに左も。浅倉もジャブは遠い。浜崎のローに右ジャブを刺す浅倉。互いに慎重に、頭と手の位置を注意する浅倉は、ワンツー狙い。バックフィストは浜崎の頬をかすめる。右ジャブで前に出る浅倉、コーナーに詰まるも出る浜崎。  鼻血の浜崎。浅倉も顔を腫らせる。ワンツーの左を当てる浅倉。詰めると左の打ち合いも互角。さらに左を振り前に出て、ダブルレッグも倒れない浜崎。バックテイクもアームロック狙いの浜崎は浅倉の手首を掴み、スタンドで上方向にストレートアームバー狙いも、腕を外した浅倉は、亀になった浜崎にパウンドする。  立ち上がる浜崎はシングルレッグで前に。片ヒザは着いた浅倉だが、浜崎はコーナーまでドライブもすぐに立ち上がる浅倉。  接戦の判定は…1人目・浜崎、2人目・浅倉、最後に浜崎の名がコールされ、王者がベルトを防衛した。  リング上でマイクを握った王者は、「試合前に煽るようなことを言ったんですけど、無茶苦茶強くなっていました」と挑戦者を称えると、「私もそんな長く出来る歳ではないので、若手の人たちにはまた頑張って引っ張ってもらって、私も出来る限りまだまだ頑張りたいと思います」と新世代へのエールとともに、今後の抱負も語った。 [nextpage] ▼第13試合 71.0kg契約 5分3R(※ヒジ無し)○ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)70.75kg[1R 1分44秒 三角絞め]×徳留一樹(パラエストラ八王子)70.95kg  ライト級(5分3R・ヒジあり)で、ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)と徳留一樹(パラエストラ八王子)が対戦する。 RIZIN初参戦となる元UFCの徳留(33歳)は、第6代PANCRASEライト級王者。MMA20勝10敗1分で、PANCRASEから2013年にUFCに参戦し、クリスチャーノ・マルセロに勝利も、ジョニー・ケースに敗れるなど1勝3敗でリリース。  PANCRASEに戻り、北岡悟にKO勝ちでライト級王座を獲得するも、現在RIZINに参戦中の久米鷹介に2度敗れ、王座陥落。2018年7月にONE Championshipに参戦し、ジャダンバ・ナラントンガラグに判定負け、73kg契約でクリスチャン・リーにも敗れたが、2019年5月にエイドリアン・パンにTKO勝ち、10月にジョニー・ヌネスに判定勝ちで、現在2連勝中だった。  対するサトシ(10勝1敗・31歳)は、ムンジアル黒帯ライト級準優勝の柔術家。MMA7連勝でRIZINに参戦し、北岡悟、廣田瑞人をいずれもKO・TKOで下し、2019年10月にライト級トーナメントに参戦もジョニー・ケースに1R TKO負け。2020年8月に矢地祐介を1R マウントからのパウンドでTKOに下し、再起を飾っていた。大晦日に王者トフィック・ムサエフとの王座戦が内定していたが、新型コロナウイルスの影響とアゼルバイジャンの内戦により、ムサエフが来日出来ず。今回は王座戦に向け、落とせない試合となる。  MMAでは徳留が3倍のキャリアを誇り、ボクシングの巧さを誇るが、寝技ではサトシのキャリアが上。サトシは接近戦に勝機を見出すか。 1R、サウスポー構えの徳留、オーソドックス構えののサトシ。下がらず先に中央を取った徳留。左右を振って四つに組んでテイクダウンは徳留!  ガードを取るサトシは、徳留の右腕を掴んで、左足を首にかけて、右ヒザ裏で三角を組むと、引き込み徳留を回転させ、今度は左ヒザ裏に足を組み直して三角絞めへ! 自身の左手で右足を手前に引くサトシ、徳留も座り込んで距離を取ろうとするが、三角のスペースが狭くなり、タップした。  飛行機ポーズでリングを回るサトシ。大の字の徳留とハグを交わすと、リング上でマイクを握った。 「皆さんこんにちは。弟(分の)クレベル、マルキーニョス、いつもキツイ練習ほんとうにありがとうございます。みんなほんとうに私、ベルトを獲りたい。武田、RIZINのベルト、いいじゃないか」とムサエフ戦、あるいは武田との王座戦をアピール。  続けて、「奥さんもいたから緊張したよ。いつもありがとう愛しているよ。私はRIZINのベルトだけ、欲しい。みんな応援してお願いします」と語り、徳留とハグし、「ほんとうにこの試合したくなった、いい人だから」とマイクで語った。  最後は「RIZIN、最高!」とリングで叫んだ。 [nextpage] ▼第12試合 71.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)○武田光司(BRAVE)70.80kg[判定3-0]×久米鷹介(ALIVE)71.00kg  久米鷹介(ALIVE)と武田光司(BRAVE)によるDEEPとPANCRASEの現ライト級王者同士による対戦。この試合は、2020年9月から組まれている「日本ライト級王者決定戦」的な意味合いを持つカードだ。  9月大会で、元DEEP王者の北岡悟(※2月21日「DEEP100」で大原樹里と対戦)をスプリット判定で下した35歳の久米は、会見で「自分ももうキャリアの集大成に入ると思ってこういう勝負、強い選手と戦うためにRIZINに来ました。今回、DEEPの現役チャンピオンの武田選手と戦わせていただけるということで、PANCRASEのチャンピオンとして、しっかり強さを発揮できると思います」と語る。  また、2012年2月の「修斗 SHOOTO GIG CENTRAL Vol.24」のシェーン・ネルソン戦(リアネイキドチョークで一本勝ち)以来、9年ぶりとなるホームでの試合に、「地元の名古屋で自分の強い姿、今まで築き上げてきたものを、今まで支えてくださった方々に見せられるように、全力で感謝の気持ちを込めて戦います」と、意気込みをみせている。  同じく9月大会で、修斗世界王者の川名雄生(Y&K MMA ACADEMY)をスプリット判定で下した現DEEP王者の武田は、「DEEPのチャンピオンの方が(PANCRASE王者より)強いぞってことを証明できればなと思っています。あと前回、前々回(ダミアン・ブラウンに判定負け)と、僕はRIZIN参戦は3回目ですが、まだ自分の実力を全部出しきれていないので、今回は勝ち負けよりも内容が問われる試合だと思っているので、自分の全部の力を出し切って勝てればなと思っています」と、久米戦に向け、全力を出し切った内容で勝ちたいとした。  1R、サウスポー構えの武田に、オーソドックス構えの久米は右ローから右から左を振る久米に、左を当てる武田。コーナーに詰める久米にツーオンで腕を手繰り体を入れ替える武田がボディロックからバックスープレックス! しかしその際で両者立ち上がる。詰めるのは武田。左を当てる武田に久米も退かずに細かい左右で詰め返す。左ハイは久米。ブロックする武田は左インロー。右から左ストレートで前進も久米も手を払う。右ボディストレートから右フックのダブルは久米。常に頭を動かし相手に絞らせない。  2R、右ストレートで前に出る久米、そこに詰め返すと、カウンターのダブルレッグテイクダウンは久米! しかし武田もすぐに立ち上がり前に。右前蹴りの久米は左フック! 詰める久米にかんぬきに捕える武田。崩してボディロックテイク&小外でテイクダウンは久米! なおもすぐに左で差して立ち上がる武田。コーナーで四つでブレーク。  左回りの久米。左から右で飛び込む久米。かわす武田も前手の右フック! 近い距離での打ち合いも辞さない両者。ジャブから右を当てる久米! 顔が上がる武田だが前に出る。  久米のミドルに右ストレートを合わせ、尻餅をつかせる武田! すぐに立つ久米は楽しそうに笑顔が出る。詰める武田が四つでコーナーに押し込み、ゴング。  3R、なおも詰める武田に、久米のハンドスピードは落ちない。久米のダブルレッグを切る武田が吠える。右、左を押しこむように当ててダウンを奪う武田に、久米も笑顔で立ち上がる! コーナーに詰める武田。ブレーク。  久米の連打に武田も声を挙げながら右! 互いに顔を腫らして両脇を差した武田。ボディロックすると、なんとジャーマンスープレックス! 立ち上がる久米にサッカーキックもすぐに立つ久米! まさしく死闘。  ガードが上がらなくなる武田。入ってくる武田に右を当てる久米! 武田の出血が増える。久米は右ミドルも武田は前に。右を当てる久米に、オッシ!と声を出して前に出る武田。なおも互いに左。左ミドルは武田も久米も手を止めず。  ゴング。判定は……3-0で武田が勝利。有効打では決して劣ってなかった武田だが、圧力をかけて久米を崩した武田が涙の勝利を掴んだ。  号泣した武田は、「ダミアン・ブラウン、川名選手との試合で、自分の持ち味を全然出せず、皆さんの期待を裏切る結果になったので、今日は全部出し切ろうと思っていました。こういう結果になってよかったと思います。RIZINでトップになりたいので、この後のサトシ選手と徳留選手の勝者とやらせてください」と、王座戦に繋がる試合をアピールした。 [nextpage] ▼第11試合 66.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)○クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)65.85kg[2R 3分02秒 三角絞め]×摩嶋一整(毛利道場)66.00kg  第11試合で、フェザー級相当の66.0kg契約(5分3R・ヒジあり)でクレベル・コイケ(ボンサイ柔術・65.85kg)と、摩嶋一整(毛利道場・66.00kg)が対戦。  元KSWフェザー級王者のクレベルは、2020年の大晦日にRIZIN初参戦。元PXC同級王者のカイル・アグォンを1R ダースチョークで極めて初陣を飾ったばかり。王者・斎藤裕との対戦をアピールしていた。  対するRebel FCフェザー級王者の摩嶋は、2020年8月にRIZIN初参戦し、斎藤裕(現RIZINフェザー級&修斗世界同級王者)と対戦。1Rはバックマウントを奪うなど攻勢も、2Rに斎藤のサッカーキックを受けてTKO負けを喫している。  KSW以降、西浦“ウィッキー”聡生、アグォンを2試合連続で一本勝ちしているクレベルが極めの強さを見せて、王者への挑戦権を得るか。それとも、RIZINルールを身につけた実力者・摩嶋が、クレベルもドミネートするか。  1R、サウスポー構えの摩嶋に、オーソドックス構えのクレベル。右ジャブ、右ローで圧力をかける摩嶋。さらに右ロー。ボディロックの摩嶋に小手巻き払い腰はクレベルも上になる摩嶋にすぐに立つクレベル。コーナーを背にするクレベル。  四つから小外がけでテイクダウンは摩嶋! ハーフガードのクレベルに背中をつかせる。クレベルの右手をヒザで踏んでパスを狙う摩嶋だが、フルガードに戻すクレベルはクローズドにする。  上から細かくヒジを打つ摩嶋。クレベルは内側から頭を抱くと、摩嶋はコーナーに押し込み動きを制限する。足を解いたクレベル。首がコーナーに押し付けられる。足を上げて腕十字を狙うクレベル。摩嶋は体を離すとフットスタンプ、クレベルは下からデラヒーバで蹴り上げを見せるもゴング。濃厚な1R。  2R、圧力をかけるクレベル。摩嶋のヒザを触るニータップを切るが、続くダブルレッグテイクダウンは摩嶋! クレベルはギロチンに入るが、対角に逃げる摩嶋は首を抜く。摩嶋のスタミナはいかに。下からシングルレッグで立つクレベル。  小手巻き投げは摩嶋も投げ切れない。スタンドで右ストレートを当て、ヒザを突き上げるクレベル! しかしそこにカウンターのテイクダウンは摩嶋! クレベルはオープンガード。コーナーに持っていく摩嶋に、クレベルは摩嶋の右腕を巻き込んで下から電光石火の三角絞め! 見事、タップを奪った。  コーナーで咆哮するクレベル。リング上でマイクを持つと、「試合、どうですか? 今日はみんなびっくりしたな。良かった。皆さん、すごく嬉しい。みんなコロナの問題のなか、来てくれてありがとうございました」と勝利の挨拶。  続けて、「ヒロ、ヤマニハ、どこ? みんなサトシが僕にチャンスをくれた、これから、ヒロ、61kgで絶対強い、PANCRASEの1位、チャンピオンになる」と、ボンサイ柔術のヒロ・ヤマニハを呼び入れ、バンタム級GPの参戦を懇願した。  そして、音楽がかかるなか、「ボンサイ柔術ありがとう。斎藤さん、どこ? かかって来い!」と、試合前に語った通り、フェザー級王者に対戦を要求した。 [nextpage] ▼第10試合 120kg契約 5分3R(※ヒジあり)〇スダリオ剛(PUREBRED)115.40kg【1R 0分08秒 KO】×宮本和志(超硬派武闘集団和志組)112.35kg  1R、ともにオーソドックス構え。宮本はいきなり電車道で左右で飛び込むが、スダリオにカウンターに押し込まれ、尻餅! 足を効かせず、正面を向いて立ち上がる柔術立ちではなく、背中を見せて立ち上がった宮本に、詰めたスダリオは、背後から右フック!  完全に失神して伸びた宮本に、スダリオはパウンド、レフェリーが止めに入るもなおも殴り掛かろうとする。そこにスダリオのセコンドのエンセン井上が止めに入るが、飛び込んできた宮本のセコンドの内田ノボルと今度はエンセンが乱闘。 のど輪で詰めるエンセンに周囲が間に入り、一時、リング上は騒然となった。  試合後、スダリオは「つまらない試合をしてすみません。試合を少し見てもらいたいと思っていたんですけど、相手がああいう戦い方をしたから……榊原さん、ちゃんとしたファイターとやらせてください」とマイクで語った。 ※試合2日後の3月23日、RIZIN FF競技オフィシャルチームより、スダリオと両陣営にペナルティの発表あり。 [nextpage] 朝倉海が日本バンタム級16人GPに参戦表明! 5月東京ドームで開幕リクエスト  第10試合前に、榊原信行CEOがリングイン。 「3月に東京ドームはなかなか思うように開催できず。まあ東京五輪も決まっていませんし、RIZINをこうして自分のホームグランドの名古屋でやれてありがとうございます。次の大会が気になるところでしょうけど、正直、コロナの状況がどうなるか、今日も皆さんの協力があって安全な開催が出来ています」と挨拶。  続けて、「でも立ち止まっていてはできない。バンタム級のGP、春先から16人の日本最強を決めるGPを開催します。バンタムの日本最強は世界のトップ5に入る。過酷なトーナメントをやっていきたいと思います」と、バンタム級日本GPの開催を宣言。  さらに、リングサイドの朝倉海に呼びかけ、「この場でどうしても出てもらいたい、みんなの力を借りてこの男をくどきたい。朝倉海、バンタム級GPに出ないとつまんないよね。先週も一緒に焼肉を食べたけどくどけなかった(笑)。Yogiboさんの協力で、ベルトを用意し優勝賞金1千万を用意します」とGP参戦を公開でくどいた。  マイクを持った海は、賞金額に「少ないですね」と笑顔。 「YouTubeで稼いでいるから……」と苦笑する榊原CEOだが、「日本でもう一度トップを取って」とさらに口説かれると、海は、「ちょっと社長、ズルイですね。こんなところで言われたら断れないんで、出ます!」と日本GP参戦を宣言。  続けて、「海外に挑戦しようと思ってましたけど、負けた状態で行くのも違うと思うので、圧倒的に優勝して海外に出ます。5月ですね? 東京ドーム、押さえてください。お願いします」と、5月、東京ドームで戦いたいとリクエスト。  榊原CEOは「東京ドーム、満員に出来るように、バンタム級GP東京だけでダメなら大阪も、出るとなったら、無茶苦茶なメンバーを用意します」と返答。海の「誰でもいいんで用意してください!」の言葉に、榊原CEOも「じゃあ最強の最高のメンバーを集めます」と答えた。  果たして日本バンタム級の16人のメンバーはどうなるか。榊原CEOは「近日中に発表します」と語った。 [nextpage] ▼第9試合 RIZINキックルール 61kg契約 3分3R○大雅(TRY HARD GYM)61.00kg[判定3-0] ※30-28, 30-27×2×基山幹太(BELLWOOD FIGHTTEAM)60.95kg 大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。RIZINには2018年9月から参戦。2020年8月の『RIZIN.23』で原口健飛にまさかの初回KO負けを喫するなど泥沼の3連敗を経験したが、11月の『RIZIN.25』でDEEP☆KICK -63kg王者・山畑雄摩を判定で破り、復活の狼煙をあげた。戦績は21勝(6KO)12敗。  基山は鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAMに所属し、戦績は7戦6勝1敗。2019年10月から「ONE Warrior Series」に参戦し、2勝を挙げるも、同シリーズが新型コロナウイルスの影響で休止。2020年12月のプロ修斗で「全日本新空手道連盟提供試合」として、キックボクシングルール60kg契約で龍翔と対戦し、判定負けとなっている。  デビュー戦の時は大雅と同じ髪型にし、同じトランクスを履いて試合をしたほど大雅に憧れていたという基山。大雅としては圧倒的な差を見せつけて勝ちたいところだ。  1R、ともにサウスポー構え。出入りの大雅に基山は圧力をかけて前へ。しかし、パンンチの距離にする大雅はカウンターの右! コーナーに追い込み、左のダブルも。前のめりに崩れる基山だが、体勢を整えると大雅は左のロングフックも。さらに左ボディを突く。  2R、プレスをかける大雅。右ジャブに基山はアゴが上がるが右フックをヒット! ワンツーの交錯からワンの右を当てる大雅。さらに左ストレートも! 基山は長い左ハイを当てるが浅いか。大雅は前に出る。  3R、基山のジャブにガードを固めて飛び込む大雅。右のアッパー気味のストレートも当てる。左カーフを狙う基山。右ジャブを当てる大雅は右ストレート! 下がる基山は鼻血! さらに左をスイングする大雅! しかし下がらない基山。互いに左の打ち合いからボディを効かす大雅。動きが止まらない大雅。ゴングに基山は思わず屈んで両ヒザに手を置いた。  判定3-0は30-28, 30-27×2で打ち合いのなかでも終始、有効打を当てた大雅が勝利。  試合後、大雅は「相手の基山君、気持ちが強くてこれから楽しみです。僕はこれからもっと上のステージに行きたいんで、どんどん強い選手とやって頑張ります」と、抱負を語った。 [nextpage] ▼第8試合 66.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)×関 鉄矢(SONIC SQUAD)65.95kg[3R 1分16秒 TKO]〇堀江圭功(ALLIANCE)66.00kg  MMA9勝3敗、25歳の堀江は、伝統派空手とフルコンタクト空手の双方を経験。PANCRASEで頭角を現すと、2019年7月の「UFC 240」にスクランブル参戦。ハキーム・ダオドゥに3R 左ハイキックでKO負けでわずか1戦でリリースとなった。2020年2月にPANCRASEに復帰し、内村洋次郎に判定勝ち。2020年9月の中島太一戦ではスプリット判定負けしており、今回が再起戦となる。  対するZST王者の関は、9連勝中。水垣偉弥、井上直樹らと練習を積み、2020年8月にRIZINに初参戦し、神田コウヤを2R TKOに下している。長いリーチを活かした打撃と粘り強い戦いが持ち味で、堀江のMMAを崩すことが出来るか。  1R、ともにオーソドックス構えから。関のヒザ蹴りに右のオーバーハンドを合わせる堀江。それを3度見せた両者。堀江はシングルレッグも倒れない関。堀江は左で差して押し込むと大内刈も狙うが、関は倒れない。  ブレーク。右ローは遠い堀江。左ボディを当てる。堀江の右に関も右を返す。左ミドルから前に出る関を両脇を差してクラッチする堀江。しかし関も顔を剥がしクラッチを切り、コーナーを背に。  右を振って突き放す関。左ハイは空振り。得意の右ストレートから左は堀江! しかし関も跳びヒザを狙う。堀江はダブルレッグテイクダウン! 両足を束ねるが、関もコーナーを背に立ち上がる。そこにヒザ蹴りは堀江。右カーフも。関も右ハイキックを狙う。  2R、詰める堀江。右の蹴りは空振り。詰める堀江は四つに。しかしコーナーを背にする関は突き放すと飛び込んでのヒザ蹴り! 右ストレート! 腰が落ちる堀江は立て直し、右前蹴り、堀江は右ローキックも。しかし下がらない関も左ミドルを返す。右のカーフキックをこつこつ当てる堀江。関の左足が流れる。関の蹴りにカウンターの右は堀江! さらに右カーフキック! ラウンド終了のゴングと同時に関が右を当てる。  3R、左ジャブの刺し合いは長い関。右のカーフを狙う堀江。フェイントの掛け合いから右のヒザ蹴りは関! さらにワンツーで飛び込むが、さばく堀江は、右カーフキックを当てて関の足を止めるとその蹴りに合わせて踏み込んできた関にカウンターの右ストレート! 関をダウンさせると。立ち上がろうとした関は足を泳がせ、堀江の圧に亀に。パウンドを受け動けず、レフェリーが間に入った。  激闘を制した堀江は、練習仲間である朝倉海がリングサイドで見守る前で、「はじめまして堀江です。戦ってくれた関選手、サポートしてくれたチームの皆さん、ありがとうございました。僕自身、この試合全然、納得していないので、RIZINでトップを取れるように頑張ります」と語った。 [nextpage] ▼第7試合 61.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)×祖根寿麻(ZOOMER)60.95kg[1R 0分27秒 TKO] ※左フック→右フック○獅庵(パラエストラ大阪)60.85kg  祖根は2016年から修斗へ本格参戦を果たし、初戦で土屋大喜を下すと2018年には環太平洋バンタム級王者に輝いた中京地区を代表する選手。近年は白星に恵まれず、2018年8月のRIZINでの元谷友貴戦、修斗での岡田遼、根津優太戦、RIZINでのジャスティン・スコッギンズ、2020年4月のRoad to ONEでの後藤丈治戦のニンジャチョークでの一本負けまで5連敗を喫したが、今年1月の修斗でUFC帰りの石原夜叉坊に判定3-0で勝利を収め、一気に注目を集めた。DXFC、TENKAICHI両団体のチャンピオンにもなり、Krushでも秀亮にKO勝ちしている打撃力を活かすことができるか。  対する獅庵は、高校1年生から伝統派空手を学ぶ。大学生でMMAファイターを志すように。マアチュア修斗では、北信越大会を制し、アマチュア修斗全日本大会に出場するなどして腕を磨く。13年にDEEP大阪大会でプロデビュー。その試合では古賀俊一をパンチでKOし、白星デビューを飾った。同年12月からはPANCRASEを主戦場にし、フライ級5位に。19年にバンタムに上げ、GRACHANで坂巻魁斗と対戦。負傷TKO勝利を挙げる。20年に伊藤空也とのバンタム級王座決定戦に挑み判定負けを喫し、戴冠は果たせなかった。プロ戦績は7勝8敗。  1R、ともにオーソドックス構え。圧力をかける祖根にが右で飛び込み、ダブルレッグに入るが、コーナーで体を入れ替えた獅庵は右は空振りも、祖根の右にカウンターの左フック! 崩れた祖根に右フックで追い打ちし、レフェリーが間に入った。  試合後、獅庵はリング上で「たぶんみんな自分のこと知らないと思うけど、格闘技ってこういうことあるんですよね。絶対に倒せると信じていました。RIZIN盛り上げますんで、これからも頑張ります」と語った。 [nextpage] ▼第6試合 61.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)○渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)60.55kg[2R 4分13秒 リアネイキドチョーク] ※マジカルチョーク×田丸 匠(NASCER DO SOL)61.00kg  田丸は、アマ修斗からプロ修斗で7連勝。しかし、2018年1月ライリー・ドゥトロにプロ初の黒星を喫したことを機に米国アライアンスMMAで武者修行。18年7月に猿田洋祐にTKO勝利。19年7月からバンタム級に転向すると一條貴洋に腕十字一本勝ち。魚井フルスイング、藤井伸樹を相手に3連勝。しかし、20年8月の環太平洋バンタム級王座戦で安藤達也にKO負け。仕切り直しとなった12月のダイキ・ライトイヤー戦では3R後半にフロントチョークによる一本勝ちを収めている。  渡部は、その名が表す通り、父に修斗初代ウェルター級チャンピオンの渡部優一を持つ。小学5年生より柔道を学び、中学からは並行してレスリング部に入部。12年にPANCRASEでプロデビュー後、ZSTで経験を積み、32戦20勝。18年のFighting NEXUS初代バンタム級王座決定トーナメント優勝で戴冠。19年にDEEP初参戦。小林博幸を必殺の“マジカルチョーク”で破っている。RIZIN初参戦となった20年8月には元UFCファイターの井上直樹にRNCで一本負け。12月のNEXUS.PFCでの寺田隆戦ではRNCで一本勝ち。再起を果たしている。  朝倉海がリングサイドで見守るなか、ゴング。  1R、ともにオーソドックス構え。先に左ミドルを蹴る田丸。その蹴り足を掴んでテイクダウンは渡部。インサイドガードに入る渡部はヒジ打ちが可能だが、下からヒジ打ちを打つのは田丸、腕十字も狙う。腕を抜く渡部に田丸はギロチン狙い。ここも首を抜く渡部。  背中をつけて寝技を見せる田丸。いったん中腰から渡部がパウンドするとそこに草刈からスイープする田丸。スタンドでバックテイクを狙う渡部に、左手を腰に回してそれをさせない田丸が逆にバックテイク。  すぐに両足を差し入れバックマウント、身体も伸ばしてリアネイキドチョークを狙うが、渡部も亀に戻して凌いでゴング。田丸のラウンドに。  2R、遠い距離から二段蹴りを見せる田丸。詰める渡部に左を当てると、左ミドルを掴んでテイクダウン。右足をかけた渡部はバックから4の字ロックに! 正対して胸を合わせたい田丸。渡部はたすきからチョークを狙うが、チョークは組ませない田丸。  ついに左腕をのどもとに巻いた渡部は、あご上からフェイスロックを極めてリアネイキドチョーク! 修斗世界バンタム級2位の田丸からタップを奪った。  リング上で渡部は涙を流しながら、「前回負けてしまったのに、こうやって最高の試合の機会を与えてくださった皆さんありがとうございました」と感謝の言葉。  続けて「事前予想の動画とかで、全員自分が負けると書いてあって、めちゃめちゃ悔しくて……(涙)。10人が10人負けると言っていて、でも自分の実力は分かっていたし、パートナーの(青野)ひかるや練習仲間が『修斗だったら勝てる』と言ってくれた、それを信じて今日までやってきました。ありがとうございます」と涙の挨拶。  さらに「バンタム級ジャパンGP出たいです。マジカルチョーク、魅せたいです。僕、出れますよね? 榊原代表」とアピール。最後に「2週間後、渡辺華奈・カナヤンがBellatorに出ますので応援、お願いします。5月のひかるのDEEP JEWELSもお願いします、とアピールした。 [nextpage] ▼第5試合 57.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)○村元友太郎(ALIVE)56.95kg[1R 2分37秒 KO] ※連続跳びヒザにカウンターの右ストレート×山本聖悟(フリー)56.80kg  初参戦の山本は9歳の頃より極真空手を学び心身を鍛えるも、中学3年で暴走族に入り、17歳では総長になるなど、地元では喧嘩に明け暮れた。その結果少年院に入ることに。退所後は、朝倉未来の勧めもあり、格闘技に打ち込み、2016年3月のDEEP名古屋大会でプロデビュー。以降は、GRACHAN、HEAT、PXCで経験を積み、現在は韓国のROAD FCを拠点に活躍。GRACHANフライ級ランキング1位に付け、プロ戦績は4勝5敗1分。2019年にはROAD FC 2019 KO AWARDに選ばれるなど、長いリーチを活かした強打を武器にする好戦的なファイターだ。  村元は、大学時代に名古屋ALIVEで本格的に総合格闘技を始める。アマ修斗を経て、15年2月のPANCRASEプロ昇格トーナメントフライ級優勝を飾る。3月にHEATに参戦し、プロデビュー戦でGLADIATORフライ級王者の南出剛を相手にパウンドによる2R TKOで勝利を挙げる。PXCと契約し、15年12月にシェーン・アルバレスから判定勝利。16年3月にジョシュ・アルバレスに判定で敗れ、これを機に階級を下げる。主戦場をDEEPに移し、8月のDEEP 77でモンゴルの強豪アルタンツェツェグ・ウーガンバヤルに判定勝ち。しかし12月のDEEP CAGEではDEEPストロー級王者の越智晴雄に一本負け。17年7月の川原波輝戦もTKO負けを喫したが、同年12月のPANCRASEvsDEEP団体対抗戦では大崎勝海をチョークスリーパーで絞め落し復活。18年4月のDEEPでランボー宏輔を終始圧倒し2連勝を飾る。同年8月の川原波輝との再戦ではドローに終わった。今回は階級上の57kgで試合に臨む。  RIZIN初参戦となった19年8月RIZIN.18では階級が上の征矢貴相手に激闘するもTKO負け。その後は怪我で長期療養していたが、約1年振りに20年8月のDEEP 96 Impactに出場、鮎田直人を3Rにチョークスリーパーで絞め落し復帰戦を勝利で飾っている。“北陸の牛若丸”の異名を持ち、スピードを活かした、打撃と組みを混ぜたアグレッシブなファイトスタイルで山本に勝負を挑む。  1R、先に右ローで入るオーソドックス構えの村元。山本もサウスポー構えから長いヒザ蹴りを狙う。左で飛び込む村元。山本の右カーフにすぐに組みに行く村元。突き放す山本。  遠い間合いを取り直す山本はスイッチ。大きなワンツー狙いの村元は右カーフ狙い。しかし山本は跳びヒザで前に。さらに2度目の跳びヒザもかわされると、3度目の跳びヒザへ。コーナーに詰まった村元だが、何度も合わせにいった右ストレートをカウンターでまともにもらった山本がダウン! パウンドを浴び、レフェリーが間に入った。  不用意な跳びヒザ連打の山本を打ち落とした村元は、「フライ級の試合面白いっしょ。一発で終わる緊張感、ヒリヒリ感。フライ級、RIZINにもいい選手が何人もいるんで、フライ級もGPよろしくお願いします!」と3つめのGP開催をリクエストした。 [nextpage] ▼第4試合 RIZINキックルール 53.0kg契約 3分3R△佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)53.00kg[判定0-1] ※28-29, 29-29×2△國本真義(MEIBUKAI)52.85kg  佐藤は、シュートボクシング関西地区を代表する注目株。DEEP初代ストロー級王者カン・サトーを兄に持つWMC I-1 51kg・54kg王者。格闘技のキャリアは空手から始まり、05年に柔術を始める。その後、キックボクシングへ転向し、名古屋のリングでキャリアを重ねる。16年にシュートボクシング・ヤングシーザーカップでプロデビューし、初戦を白星で飾る。シュートボクシングを主戦場にしながら、同年12月に香港で行われたWMC I-1 54kg級タイトルマッチでアルフレッド・クウォンを2R、TKOで倒してチャンピオンとなる。17年5月にROAD TO KNOCK OUT.1に出場も黒星を喫する。同年8月にWMC I-1 51kg級タイトルマッチでゲイリー・タンに判定で勝利し、2階級制覇を達成。  18年8月に地元・名古屋で開催されたRIZIN.12に参戦し、瀧谷渉太に判定で敗れるもお互いにダウンを取り合い、接近戦で打ち合うなど熱い試合を繰り広げた。それ以降はシュートボクシング、ムエタイ、REBELSで経験を積み、19年6月に韓国・釜山で行われたMAX FCフライ級タイトルマッチで王者のチョ・アルトゥールにフルマークの判定勝ちを収め新チャンピオンに輝いた。しかし、その後はシュートボクシングで2連敗と結果が振るっていなかった。RIZIN2戦目となった20年11月の大阪大会では政所仁からダウンを奪われ勝利を逃す。勢いに乗る國本に真っ向勝負を挑み、地元・名古屋の地で勝利を掴みたい。  國本は、幼少より空手を習う。15歳でキックボクシングに転向。関西のリングを主戦場とし、アクセル、ホーストカップ、シュートボクシング、REBELS、BOMなど数々の団体に参戦しキャリアを重ね、現在までに47戦24勝19敗4分(2021年2月現在)。17年9月のホーストカップ名古屋大会ではRIZINにも出場した憧れの瀧谷渉太から1Rにダウンを奪い、判定勝ち。20年12月のWMCインターコンチネンタルバンタム級王座決定戦ではWMC日本バンタム級王者の稔之晟相手に得意のローキックと前蹴りを多用し、パンチとのコンビネーションで終始攻め続け、フルマークの判定勝ちで王者に輝いた。RIZIN初参戦となる今大会で軽量級ならではのスピードとアグレッシブファイトで存在をアピールできるか。  1R、ともにオーソドックス構え。佐藤の強振にロープに詰まる國本。さらに右のロングフック。國本はジャブ&ローもそこに右を合わせていく佐藤。  2R、上下に打ち分け前に出る佐藤はボディ打ちも。國本は右ローを蹴るが、佐藤は左カウンター。思い切りのいいジャブからストレートで前進。しかし國本もこつこつ右ローを当て、佐藤に尻餅をつかせる。  3R、ギアを上げた國本の入りに右を狙う佐藤。國本は高い打点の前蹴りを入れて前に。さらに右ローに佐藤のバランスが崩れる。右ローを当てて一転、右前蹴り! 前に出る國本に、佐藤も渾身の右ストレートを返すが、構わず詰める國本に佐藤は後退。ゴング。  判定0-1(28-29, 29-29×2)の熱戦は1者國本支持もドローとなった。 [nextpage] ▼第3試合 RIZINキックルール 64.0kg契約 3分3R-桜井 力(COMRADEGYM)※桜井は1.95kg超過、減点2からスタート[ノーコンテスト]-吉田 陸(Splash)63.70kg  桜井が体重超過で、吉田勝利の場合のみ公式結果となる試合。桜井は、D-165kg級のベルトも保持するなど、得意のストレートを武器に、アマチュア大会では25戦し20勝をあげている。プロ戦績は5戦4勝(2021年2月現在)。  吉田のバックボーンは5歳の頃に始めた極真空手。アマチュアキック大会に出場するなどして経験を積む。しかし18歳の頃にUFCで活躍するコナー・マクレガーを見て衝撃を受け、MMAファイターを目指すように。アマチュアDEEPでは4戦して3勝3KO。現在は大学生ながら、パンクラスでプロデビュー、勝利をあげている。今回はプロキックデビュー戦となる。  1R、相打ちの左ストレートでダウンを奪った桜井は、立ち上がった吉田に左右のラッシュ。レフェリーが間に入った。試合は桜井の体重超過により、ノーコンテストとなった。 [nextpage] ▼第2試合 RIZINキックルール 55.0kg契約 3分3R○内藤凌太(Bell Wood Fight Team)54.90kg[判定3-0] ※30-28×2, 30-27×弘樹(Y'ZD南堀江GYM)54.90 RIZIN初参戦となる両者。内藤はシュートボクシングで活躍する内藤三兄弟の長男として、豊橋が誇る選手として絶対に負けられない。HIROKIは沖縄在住の選手としてチャンスをモノにできるか。  ともにオーソドックス構え。左右のローをこつこつと突く弘樹に、内藤はロープに詰めてのワンツーのパンチ狙い。しかし、弘樹は右ミドル、右ロー。2Rに右のカーフキックを効かせる内藤はワンツー、右ボディ、さらに左ハイにも繋げ、手数を止めない。  3R、弘樹の左前足に右のカーフを当てる内藤。プッシュする弘樹だが、内藤もローから上とまとめる。弘樹も痛めた左足で打ち返し。内藤は上下のバリエーションが豊富で、弘樹の打ち返しに前蹴り。ラスト30秒で弘樹も猛ラッシュ! 内藤も右を打ち返し、両者近距離で打ち合いに。  判定は、3-0(30-28×2,30-27)でカーフを効かせ、手数もまとめた内藤が勝利した。 [nextpage] ▼第1試合 57.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)×杉山康平(SPLASH)56.85kg[1R 1分33秒 TKO]○伊藤裕樹(ネックスイチムエ)56.50kg 伊藤の格闘技のバックボーンは小学校4年から中学3年まで学んだボクシング。第2回全日本幼年ボクシング大会で優勝するなど、幼くしてその才能を開花させる。高校生になるとMMAに興味が傾き、やがてTHE OUTSIDERを目指すようになる。16年にそのTHE OUTSIDERでプロデビューすると、ボクシングで培った打撃を武器に、THE OUTSIDER初代50-55kg級王者に輝くなど、その非凡なセンスで快進撃を続ける。18年11月にはROAD FCでキム・テギュンをヒザ蹴りでKOし、翌19年にDEEPに初参戦を果たす。その試合ではヨシKINGを僅か15秒、パンチ一発でKO勝利すると「名古屋からてっぺんを取りに行きます!」と高らかに宣言してみせた。19年6月には中山ハルキを判定で下し、同年9月には藤田大和をチョークで絞め落とし、デビュー以来破竹の12連勝を飾った。しかし同年12月の鮎田直人戦では判定で敗れ、苦いプロ初黒星を喫した。  杉山は、19歳の頃に格闘技ジムに通うようになり、PANCRASEプロ昇格トーナメントで優勝するなど、アマチュア大会で実績を残すと、15年にDEEP名古屋大会の北竜也戦でプロデビュー。そのデビュー戦ではパウンドでTKOを勝利を挙げ、白星発進を果たした。16年にPANCRASEへ戦いの場を移すと、18年にはネオブラッドトーナメントで準優勝を飾る。以降もコンスタントに試合をこなし、ここまでプロ戦績は15戦10勝の戦績を残している。  1R、サウスポー構えの伊藤は、オーソドックス構えの杉山に圧力をかけるとワンツーの左ストレート! ダウンした杉山にパウンド連打。1R0分41秒、鮮烈なKO勝ちを収めた。
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