やられたサッカーキックを使う事も頭に入れて来ている(摩嶋)
対する摩嶋は、山口県の毛利道場所属。技術職のサラリーマン格闘家として、朝8時から17時まで工場のプラントで、タンクの中に入ったり、溶接配管やメンテナンスの仕事を行っている。
プロ練習だけの時間はないため、夜に1時間半のみ、道場で一般会員とともに練習を行って来た。RIZINに出たことで地元の応援の熱も高まり、「地方からでも強さを証明し、有名になってやろう」と意気込む。
RIIZNデビュー戦では、遠い間合いからの低いタックルを切られ、斎藤裕のサッカーキックを浴びたが、「最後のサッカーボールキックは不用意にもらったのもあるので、毛利道場全員で研究して練習してきたのでバッチリです。(相手も)グラップラーなので、今回は僕もやられたサッカーボールキックとかも頭に入れて来ているので、そういうのも見せれたらと思います。(それで)仕留められるかはわかりませんが、練習してきたので出せる場面が来たら出したいと思います」と、RIZINルール対策は万全とし、逆にサッカーキックを武器として身につけたという。
対戦相手のクレベルについては、「寝技も打撃も強い選手なのでやるのが楽しみです。寝技の攻防が期待されているので、しっかりみんなに見せられたらと思います。組みの展開、テイクダウン、抑え込む力、キープ力とかは(自分が)上回っているので、見てもらえたらと思います」と、タイプの違う寝技師として、トップで削って勝つ、と勝利パターンを語った。
クレベルは「自分はオフェンス力がある、技のバリエーションがある、それ(差)を彼は分かっている」と豪語したが、摩嶋は「クレベル選手が多彩な技を持っているのは分かっています。それを抑えるだけの練習はしてきました。恐れず戦いたいと思います」と、力強く語った。
なお、同大会のチケットは、接触機会削減のため電子チケットにて販売中で当日券も購入可能。また、大会の模様は「RIZIN LIVE」にて生配信される。