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2021年3月21日(日)14時から名古屋・日本ガイシホールで開催される「Yogibo presents RIZIN.27」の第11試合で、フェザー級相当の66.0kg契約(5分3R・ヒジあり)で対戦する、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術・65.85kg)と、摩嶋一整(毛利道場・66.00kg)が試合前の意気込みを語った。
元KSWフェザー級王者のクレベルは、2020年の大晦日にRIZIN初参戦。元PXC同級王者のカイル・アグォンを1R ダースチョークで極めて初陣を飾ったばかり。王者・斎藤裕との対戦をアピールしていた。
対するRebel FCフェザー級王者の摩嶋は、2020年8月にRIZIN初参戦し、斎藤裕(現RIZINフェザー級&修斗世界同級王者)と対戦。1Rはバックマウントを奪うなど攻勢も、2Rに斎藤のサッカーキックを受けてTKO負けを喫している。
「名古屋は知り合いもたくさんいるし、浜松も近いし、名古屋で試合が出来るのは嬉しいです」と笑顔を見せたクレベル。
対戦相手の摩嶋は、現王者・斎藤裕を苦しめた組み技師だが、同じグラップラーとして、「私は一番練習しています、練習を組み技の世界チャンピオンとしています。摩嶋とはスタイルがちょっと違う。私の柔術スタイルにはオフェンスがある。摩嶋はバックとか腕十字だけ。私は上でも下でも極められる。バリエーションがあります。それが違う、私はオフェンス出来る。それは彼が、一番分かっています」と、寝技の多彩さに差があるという。
試合は立ち技から始まるが、打撃戦になっても、豊橋の出稽古先BELL WOOD FIFHT TEAMで、元シュートボクシング王者の鈴木博昭らと練習している打撃にも自信を持っている。
寝技を恐れない分、思い切りのいい打撃を打って行ける。実際にスパーリングパートナーを見つけるのが困難なほど、クレベルの打撃は成長しているという。
「ヒロアキ(鈴木博昭)と一緒に段々練習してレベルアップしたら、まだ自分でキックが上達した実感が湧いていないけど、ちょっと待って、直ぐにできるよ。斎藤とか朝倉とか待っているので。私の打撃めっちゃ上手い。みんな後でびっくりするよ」と、サトシに続くボンサイ柔術のホープは語る。
盟友のサトシは、第13試合で徳留一樹(パラエストラ八王子)と対戦するため、いつものようにセコンドにつけないが、「少し不安だけど、大丈夫。三崎(和雄)もマルキーニョス先生もいる」と、RIZINでのボンサイ柔術連勝のために、いいバトンを渡すつもりだ。
「相手が強いけど、心配ない。自分が勝つのを一番やりたいです。何でも良いから、一本勝ちでもKOでも判定でも、勝ちたいです。出来れば柔術、ボンサイの柔術をやりたいです」と意気込む。
今秋には、フェザー級の世界トーナメントの開催が予定されているが、クレベルはトーナメントより、王者に挑戦したい、という。
「私はベルトが欲しいです。相手が斎藤でも朝倉でもベルトが欲しい。自分は試合やりたいです。斎藤はベルトの後ろで逃げている」と、今回の勝利で、王者に出て来い、とアピールするつもりだ。