MMA
インタビュー

【RIZIN】浜崎朱加「浅倉選手は死ぬ気でやって来ると思うし、私も応える気持ちで必死で戦う」

2021/03/10 18:03

『あの中』に入りたいかと言われたら、そんな気持ちはない

──浜崎選手と浅倉選手の前回の試合に関して、浜崎選手にとっては浅倉選手と差があったという認識はありましたか。

「2年前の試合ですよね、正直、差はあるなと思いました」

──会見の際に「2年前と変わっていない」と厳しい意見を仰っていましたが、実際、最近の浅倉選手の試合を見て、打撃など少し変わっている中で、どんな印象を持っていますか。

「そうですね……『全く変わってない』は嘘ですけど、強くなっているとは思いますが、(浅倉が)やっている選手はそこまで基準になる選手がいないので、あまり分からなかったです。正直、そこまで差は縮まっていないかなとは思います」

──昨年の2試合(8月のvs.前澤智、大晦日のvs.山本美憂)は早めに決着がつきましたが、浜崎選手としては実戦の中でもう少し競り合いをしたかったという思いはありますか。

「うーん……そうですね、試合でしか試せないことはあるので、多少はそれはありますけど、極めれたのは結果的に良かったのかなと思います」

──今回戦う浅倉カンナ選手以外で、戦いたい選手はいますか。

「うーん、思いつかないですね。日本人選手ですか? 思いつかないです、強かったら誰でも良いです。RIZINが組む相手なら誰でも良いです。やりたい選手は正直、今は思いつかないです」

──今、日本に浜崎選手の相手が居ないという無双している状態ですが、RIZINで戦うモチベーションをどんなところに置いていますか。

「もともとモチベーションがアップダウンするタイプではないのですが、しっかりベルトを防衛するのが、一番モチベーションですね」

──浜崎選手は最近のツイートでONE Championshipのトーナメントについて触れていました。ONEは水抜きなしの52.2kg、RIZIN女子スーパーアトム級は49kgですが、ご自身の近いウエイトでトップを示したいなど、ライバル心もありますか。

「うーん、あの中に入りたいかと言われたら、そんな気持ちはないですけど、もちろん戦ったことがあるハム・ソヒ選手……しか、あの中には(対戦した選手が)いないですけど、頑張って欲しいなとは思います」

──自分に勝ったままONEへ行った、ハム・ソヒ選手に向こうでも負けてほしくないと。

「それはもちろん。もちろん日本人の平田(樹)選手にも頑張って欲しいです。まあ、楽しみですよね。もっと知っている選手がいれば楽しいと思いますが、もちろん頑張って欲しいです」

──ハム・ソヒ選手にリベンジしたいという気持ちは今でも持っていますか。

「いや、あんまり拘っていないです、今は。別に縁があったら、という感じです」

──それは、現実的に対戦が難しいからですか。

「たぶん、次やったら普通に勝てちゃうので、別にそこはあんまり考えていないです」

──前回のハム・ソヒ戦での敗因は、相手のガードの中に入ってしまったことでハマってしまったこともあると思いますが、その自信はどこにありますか? 対浅倉戦も「しっかりやれば間違いなく勝てる」とも仰っていましたが、その根拠はどこにありますか。

「練習をしっかりやってますし、ハム・ソヒ選手に関しては自分のミスで負けちゃったところが多いので、そこを修正すれば、というのもあって、自信というか、そう思っていることを言っているので」

──本音なわけですね。さて、この試合がメインに決まった時の心境を教えてください。浜崎選手にとっては、RIZINでは初めてメインで試合をすることになりますが、特別な思いはあったりしますか。

「あんまり……本当はメインというのを意識しなきゃいけないと思うんですけど、そこまで意識しなかったですね、メインだと聞かされたときは。しっかり、今までと同じ様に勝てればいいなという感じです。プレッシャーとかは特に無いですけど、しっかりフィニッシュで極めたいなという気持ちがあります」

──「メインのプレッシャーは感じていない」と仰っていましたが、逆にファンにどういった戦いを見せたいと思ってますか。

「KOか一本、判定はなくフィニッシュ取れたらいいなと思います」

──RIZINには堀口選手や朝倉兄弟などスター選手がいると思いますが、スター選手としてのメインイベンターへの意識などはありますか。

「トップ選手に比べたら全然追いつけていないですが、そこに負けないくらいの試合を見せられるように頑張ります」

──メインイベントになると待ち時間が長いと思いますが、待ち時間になにかすることは考えていますか。

「何も考えていないです。長い休憩があるとアレで疲れますが、いつもルーティンなく過ごしてます」

──ところで、前回の試合でも勝利後にご自身へのご褒美としてディズニーランドに行くなどとお話していましたが、今回は勝利後のご褒美は考えていますか。

「まだ考えていなくて、犬と一緒に行けるキャンプに行ければいいなと思って、今探している所です。前回のRIZINのYouTube企画のキャンプでいいな、楽しいなと思ったので、今度は犬を連れて行きたいなと思っています」

──YouTubeのキャンプ企画でキャンプにハマったという感じですか。

「焚き火とかが楽しかったですし、一人で行くのは無理なので、手ぶらで行けるところが良いなと思っています」

──堀口選手といえば……盟友の黒部三奈選手のお気に入りでもありますが、その堀口選手とキャンプ企画で話していて、刺激になったことなどはありましたか。

「どの話がというわけではないのですが、考え方がすごくポジティブで、私もポジティブではあるのですが、良いエネルギーをもらったというか勉強になることがすごく多かったですね」

──今回の名古屋大会で、ご自身以外で注目しているカードもあったりしますか。

「クレベル(コイケ)さんと摩嶋(一整)さんの試合が本当に楽しみです。寝技対決でどっちが強いのか、楽しみですね」

──2年9カ月ぶりに女子がメインの大会ですが、会見でメインに関する話の中で、榊原信行CEOが「男子の試合よりもスリリングな試合を見せて欲しい」という期待を込めたコメントをしていましたが、それを踏まえてどういう試合をしたいと思いますか。

「浅倉選手も死ぬ気でやって来ると思いますし、私もそれに答える気持ちでしっかり必死で、というか、2人で良いものを作り上げていければと思います」

──今後、女子格闘技界をどのように盛上げていきたいでしょうか。

「今はRIZINのおかげで(女性の)競技人口も増えてきていると思うので、夢を与えられるような、メインとして相応しい試合を見せていければと思います」

──対戦相手の浅倉選手に一言お願いします。

「一言! 本気で倒す気で来てほしいし、私も本気でやるので、良い試合をしましょう、と伝えたいです」

──最後にファンにメッセージをお願いします。

「また名古屋で試合が出来ることを嬉しく思っています。メインらしく思い切り盛り上がる試合をしたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」

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