減量時の身体のダメージは、選手寿命にも関わってくる
半身浴前に52.45kgだった体重は、51.35kgで「1.1kg」減。「私の場合、塩分を摂っていても意外と抜けるんだと感じました」という結果に。
湯上りに経口補水液を飲み、バナナを食すぱんちゃん。
この動画後、「生理日の半身浴」「生理後で体重が減っている時期に1日塩分を抜いた後の半身浴」を行い、それぞれの数値を検証したぱんちゃん。その結果は、動画にて確認が可能だ。
数値とは別に体感として「塩分抜き無し」と「塩分カット」では、「塩分カット」の方が「そんなキツくない。1日塩分抜いてやったのが一番辛くないですね」と語るぱんちゃん。「やった後の喉の渇きが違う。塩分を摂っていると無理やり水を出しているような感じ。水抜きしてから、計量が終わるまで4時間くらい水を飲めない。(実際の減量では)その4時間の苦しさの差がめちゃめちゃあります」という。
本番の計量時は「3日間くらいかけてちゃんと水抜きをする」とぱんちゃんがいう通り、ファイターたちは、それぞれの年齢や身体やコンディションにあった減量を模索し、計量に臨んでいる。
生理も含め減量に向かうコンディション、食物、排尿・排便、半身浴やサウナの温度や時間、新陳代謝による減量の落ち幅、リカバリー時に身体に入れる食べ物の順番や種類、体重の戻し幅、試合時のコンディション……それらを克明に記録し、データとして蓄積させ、ベストの状態を探るファイターは少なくない。そして、減量時の身体のダメージは、選手寿命にも関わってくる。
どんな選手生活を送り、結果を出すか。ファイターの減量動画は、格闘技にいかに向き合うかを伝えている。