寺山(左)と田渕が計量パス、王者の順当勝ちか、番狂わせか
2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2021』の前日計量&記者会見が、27日(土)都内にて13:00より行われた。
第8試合のSuper Fight! ミニフライ級3分3R延長1Rで対戦する、RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)は48.80kg、田渕涼香(拳聖塾)は48.35kgでそれぞれ計量をパス。
会見で寺山は「横浜アリーナという大きな舞台で戦えるのが嬉しい。強い選手ですが王者らしいところを見せてしっかり勝ちたいと思います」、田渕は「RISEデビュー戦もチャンピオンとやらせていただき、今回もチャンピオンということで実力が上の大物なので胸を借りるつもりで全力でぶつかりたいと思います」と意気込み。
計量で顔を合わせた印象は、田渕が「寺山選手は王者なのでオーラも凄いですし、スタイルも良くて奇麗なので試合ではしっかり勝ちたいです」とはにかみ、寺山は「相変わらず空手衣が似合っていてカッコいいですね」と、なぜかお互いルックスを褒め合う。
今回、歌手の高橋洋子が、寺山日葵(TEAM TEPPEN)の入場曲として『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」と、映画『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 シト新生』の主題歌「魂のルフラン」を、会場で生歌唱することが発表された。
そのことを聞かれると寺山は「凄く驚きの方が大きくて。まさか本人が来てくださるとは思わなかったので、驚きでいっぱいでした。心強いと思います。このような経験はなかなかないと思うので入場から噛みしめて試合したいと思います」と感激の様子。
試合については「スキルアップしたところを見せたい。QUEEN of QUEENSで優勝して自信にもつながった。それを見て欲しい」と、さらに進化した姿を見せたいと言い、横浜アリーナで試合をすることについて「1年前には大好きなジャニーズのライブで横浜アリーナでペンライトを振って泣き叫んでいたので、自分が立つ側になるとは思っていませんでした。大好きなジャニーズと同じ景色を見ながら入場したいと思います」と笑った。
一方、田渕は寺山の公開練習を見て「スピードも技術もそうだし、さすがチャンピオンだなと思いました。スピードも技術も負けないように変わった自分を見せたい」と、さらに闘争心が増したようだ。
3月23日(火・祝)東京・後楽園ホール『RISE 147』では、寺山への挑戦者を決める「ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEEN トーナメント 2021」が行われるが、寺山は「特にトーナメントのことは考えていません。田渕選手が強いので周りを見る余裕はない。他を見ていられる余裕を持っていられる選手じゃない。目先の田渕選手との試合だけを考えています。誰が上がってきてもいいと思います」と、今は田渕に集中しているとした。
田渕はなんと2月21日に空手の大会に出場して優勝している。そのことについて聞かれると「先週空手の試合に出て、その時は1試合しかなくてワンマッチに勝って優勝しました。その後、道場に帰って道場で稽古をしました。私は空手の大会で大きな怪我をしたことはなくて、いつも怪我無く試合を終えているので、怪我をする気はないのでいつも通り戦った感じです」と、鉄人ぶり表すエピソードを明かした。