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【RIZIN】朝倉兄弟がケージ“1分大会”起ち上げへ「バズると思う」。注目すべき点は?

2021/02/19 15:02

朝倉海「人それぞれ思いがあってリングに立っている」

 かつてストリートファイトを日常としていた未来が、路上を想定した短期決戦の試合形式を考えていたとしてもおかしくない。1分3Rで行われる試合は、果たしてどんなルールになるか。ゲーム性も含めて、ファイトスタイルに変化をもたらす可能性がある。

 未来と並び、大会の主催の一人となる海は、「物語がある人を呼んで、どういう人かを密着して(動画で)流した上で、試合をさせる。格闘技って人それぞれ何か思いがあってリングに立っている。俺も仲間のためや家族のために、そういうものを背負って出ている。その背景を知って試合を見ると感情移入が出来る。THE OUTSIDERってそうだった。そういうのが出来たら絶対盛り上がる」と、試合に臨む選手の背景にもスポットライトを当てて、紹介していくと語っている。

 また4月大会での再起戦を宣言している海は、「やっぱり格闘技がない人生はつまらない。練習してないとダメ。頭がおかしくなるっていうか。練習でバチバチ殴り合ってると“やっぱ楽しいな、格闘技最高だよ”って(思う)。だから早く試合したいなって。試合に向かう減量とか追い込みとかキツいけど、キツいときほど充実していて楽しい。その感覚がいま無いから面白くない」と、自身も試合を欲していることを語った。

「こんなに格闘技楽しいからもっと見てほしいし、やるのも楽しい。赤坂に新しいジムもオープンして、そこにもたくさん会員さんが入ってくれて、格闘技人口も増えていると思う。初心者から始める人も多いけど、みんな楽しいってどんどんハマっていく。キッズから育成もしているし、小さい頃から続けたら大人になったときにマジで強くなるから。そういう将来のスター選手みたいなのを育てるのもすごくいいよね」と、キッズ部門の展望も語った海は、自身のYouTubeTikTokでも若年層の拡散力に驚きを隠さなかった。朝倉兄弟が目標とする「格闘技を世間に広げる」ことは、着実に実を結んでいるようだ。

 単なるジム興行とは異なり、選手が媒体を持ち、安全面を担保した上で、自らオリジナルの大会を主催することで、既存の団体やメディアはどうからんでくるか。今後の展開に注目だ。

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