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インタビュー

【ONE】平田樹「ケージの中に放り込まれたらやっと“自分だけの世界”」「思う存分突き放してやろう」「ハム・ソヒ選手が上だとしても、全然噛み付ける」「試合後のアレだけは譲れない」=2月22日(月)渋谷で1年ぶり試合

2021/02/08 17:02

心配されるより背中を押してくれる家族の方が強くいられる

――この20歳前後の1年間は、試合をすればするほど強くなるような時期だいう意見もありました。その時期に試合が出来なかった焦りと、逆にじっくり腰を据えて新しいことに取り組めたメリットとデメリットはご自身ではどう捉えていますか。

「周りが試合をしている中で、なかなか自分の試合が出来ないというのは、結構焦りじゃないけど、悔しい部分もあったんです。でも、逆にみんなが見たい、樹がどれくらい出来るのか見たいという意見がどんどん多くなったので、そこは溜めておいて良かったなとは思います。自分の悪いところと良いところがよくわかったこの1年間の期間だったので、ずっと練習に励むだけでも自分の中ではだいぶ成長できて、いい機会になりました」

――平田選手というと家族の応援をすごく感じます。3月13日の『DEEP TOKYO IMPACT 2021』では、お兄さんの直樹選手の試合(横山京亮と対戦)も決まりましたし、今回メインに抜擢されたことで、家族の皆さんからどんな言葉を伝えてもらっていますか。

「2月22日の自分の試合、お兄ちゃんも試合が近いんですけど、『樹はこんなだから大丈夫でしょう』みたいに、家族は自分の心配よりお兄ちゃんの心配の方ををよくして(笑)、でも、逆にそっちのほっとかれるほうが自分的には、心配されるよりかは背中を押してくれる家族のほうが強くいられるのでいいです。

 今回の試合も、(家族から)メインだからどうこうとかは別に何も言われなくて、『好きなように、今までこの1年間我慢した分を試合で見せつけられたらいいね』というくらいで、そんなプレッシャーにも思わなくて、でも家族の前で試合が出来るというのは一番嬉しいし、応援してくれている人も来れるので、そこは本当に嬉しい部分です」

――ここを見てほしいというのはありますか。

「今まで単発で、打撃も寝技もそうですけど、一つの技しかできないという頭だったんですけど、1年間ずっと一つの技をやったら、打撃も寝技も、次の技、次の技と、2個、3個とどんどん繋げるというのはけっこう意識しています。そこは前回と違うんじゃないかなと思っています。それに、今回、初めて自分の試合を見るという人も多いと思うので、画面だけじゃなくて生で見る迫力も味わってほしいです」

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