MMA
インタビュー

【ONE】平田樹「ケージの中に放り込まれたらやっと“自分だけの世界”」「思う存分突き放してやろう」「ハム・ソヒ選手が上だとしても、全然噛み付ける」「試合後のアレだけは譲れない」=2月22日(月)渋谷で1年ぶり試合

2021/02/08 17:02

内山高志の指導「打撃でのフィニッシュも狙っている」

――今回、打撃に固執する、意識して出そうという感覚があるのですか。

「1年間ずっとほぼ打撃をメインで練習していたので、どれだけできるのか試す、どれだけ試合中、頭を使って打撃を使えるのかなというのは、試合でやってみたいなとは思っています。せっかくこんなに練習したのに、いつもどおり組んで終わっちゃうというのは、もったいないというか、圧倒的に勝ちたいというのがあるので、打撃でも差を見せつけたいなとは思っています。このレベルじゃないというのは見せつけたいです」

――打撃の進化という部分でボクシングジムに通われていると。MMAのなかでどんなボクシングを採り入れているのでしょうか。

「内山(高志)さんのボクシングジムで、ボクシングというより“手数を増やすミット”を重視してもらっています。あと、ボクシングと総合では距離感がちょっと違うので、そこは大沢さんとかに調整してもらったり、試合のビデオを見たり、相手選手のビデオを見たりしながらやっています。本当にまったく打撃専門のジムに行ったことがなかったので、初めて行ったときは習ったこと全部、吸収できるような勢いでした」

――内山さんのボクシングを見ることもあるのでしょうか。

「一番最初に行ったときにシャドーを見せてもらったんですけど、めちゃくちゃ速くて。“ブンッ”と風の音とかが聞こえるくらいのレベルで、それが一番衝撃を受けました」

――内山さんは平田選手の打撃をどのように評価していますか。

「最初どれくらいできるか分からないと言ってて、ミットを持ってもらったんですけど、『結構できるじゃん』って褒められて、“ああ、できてるんだ”って思いました」

――内山さんからのアドバイスで変えたことなど、言える範囲で教えていただければと思います。

「今までの試合も全部そうなんですけど、“強く打とう”とか、“相手を倒そう”と思いすぎると、力んでなかなかパンチが出せなかったり、大振りになっている場面がそうとうあったと思うのですが、打撃のミットの練習をするようになってからは、その部分で動きが変わったなと自分なりに思っています。今までは打撃の細かい部分を習ってなかったので、あまり結果には出せなかったんですけど、今回は細かい部分も習ってきたので、打撃でのフィニッシュも狙っているので、ちょっと期待はしていてもらいたいです。

 先日のスタンプ選手の試合もそうですけど、ONE本戦には打撃が強い選手が多いので、そこは、自分のまだ弱みである打撃が出来るというところを、GPに向けても、アトム級の選手たちにアピールしたいですね」

――SNSにも上げていた足の裏の写真は、単純に打撃でステップワークを使う量が増えたのか、それとも重心が変わってきているのか、どちらでしょうか。

「柔道ベースのベタ足なので、今までやっていなかった打撃のステップも増えたし、足の使い方がちょっと違ってきたり、キックボクシング、ムエタイの試合を見るようになってからは、ステップ重視と考えて練習をするようになって、シャドーをするようになってからは、足の裏がマメができて潰れました。ベタ足だけやっていると、絶対対策をされるので、いろいろな動きができるように練習はしています」

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