まず目の前のレオナ・ペタス戦に集中するとした武尊。この試合をクリアしなければその先の那須川天心戦は見えてこない(写真は昨年末の公開練習時のもの)
2021年1月28日(木)、K-1オフィシャルYouTube channelにて中村拓己K-1プロデューサーが、1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館から延期になっていたK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』の新たな日程を発表した。
1・24代々木で行われることが決まっていたK-1スーパー・フェザー級タイトルマッチの王者・武尊(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)vs挑戦者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)は、3月28日(日)東京・日本武道館で開催される『K'FESTA.4 Day.2』にて行われることが決定。
その後、同大会を完全生中継するABEMAの公式YouTubeチャンネル「ABEMA格闘CH」にて、「Fighter's Diary 武尊VSレオナ・ペタス」の動画が公開された。
1月2日、武尊の2021年初練習に密着したこの動画の中で、武尊は「大晦日にさいたまスーパーアリーナへ行けたことが嬉しかったですね。それがけっこう残っています」と、RIZINの会場に訪れ、那須川天心vsクマンドーイ戦をリングサイドで観戦した時のことを語る。
「スピード・技術が凄く光る選手だなって思っていたんですけれど、実際見て一発の破壊力も凄いあるんだなっていうのが分かりましたね」という感想。さらに「凄い歓声の中で声もほとんど聞こえないくらいの感じだったので、目を見て喋って、余計に早くリングで向かい合いたいなって気持ちですね」と、那須川と真正面から向き合った時に早く戦いたいと思ったとの胸の内を明かした。
しかし、「話題を作りに行ったんですけれど、ここで話題になりすぎると対戦相手のレオナ選手にも失礼だし、(大晦日は)意思表示だけっていうのを強調して行ったつもりだったので、今はレオナ選手しか考えていないですね」と、今は目の前にあるレオナ戦に集中しているという。
「倒すことは最大の目標としてやっていますけれど、そこを意識しすぎると倒せないのも分かっているので。余計に今回の試合に集中しないとなって気が引き締まりました」と、この試合に勝たなければその先もないことを武尊は肝にめいじている。
そして「自分の中でベストの最高の1年にする。それは毎年の目標なんですけれど。前年度を超えるという。今回もそれを考えて最高の1年にすることを考えています。自分が満足することですね。今まではいろいろな人のために戦ってきたのもあったし、いろいろなことを背負ってやってきたんですけれど、それも変わらないですけれど、今年はそれプラス自分が満足できる1年にしたいと思っています。自分がやりたいことをやれたら満足するんじゃないですか」と、自分がやりたいことをやる1年にすると締めくくった。