2021年2月28日(日)東京・後楽園ホール『REBELS~The FINAL』の記者会見が、1月24日(日)都内にて行われ対戦カードが発表された。
64.0kg契約REDルール3分3R延長1Rで、REBELS-RED ライト級王者・良太郎(池袋 BLUE DOG GYM)vs INNOVATIONスーパーライト級王者・橋本悟(橋本道場)、ライト級BLACKルール3分3R延長1RでINNOVATIONライト級王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)vs麻火佑太郎(PHOENIX)が決定。
キックボクシング界を代表するイカツイ強面の両者、“千の職質を受けた男”良太郎と“激闘大魔神”橋本。宮田充プロデューサーは「ファイナルにふさわしい激戦に期待してください」とカードを紹介した。
橋本は「宮田さんがプロデューサーになって新しいREBELS、最後のREBELSに出られるのは光栄です。相手も良太郎選手ということで、凄く面白い試合になるんじゃないかなと思うので楽しみにして下さい」、良太郎は「REBELSファイナルということなので、僕が出ないとしっくりこないでしょうし、。僕と橋本選手で既存のREBELSのファンはニヤニヤしているのと思うので、2人でバチバチに盛り上げて、最後にふさわしくガンガン打ち合っていい試合が出来ればと思っています」と、両者とも激闘になることは予感しているようだ。
では、その激闘を制するカギは何になると思うかと聞かれると、橋本は「僕はパンチばかりになるので、この間の試合から蹴りが出るようになったので蹴りが出せればいいと思っています」、良太郎は「気合いと根性だけ」と答えた。
良太郎が登場した時からニヤニヤしていた橋本にその理由を聞くと「前から雰囲気は分かっていましたが、改めて見るとイカツイなと思って笑ってしまいました」と言い、良太郎も「全く同じことを考えていました(笑)。でも、見かけはそうだけど僕らはいい人なので」とニヤリ。
期待通りの激闘にする自信を問われると、橋本は「激闘したいのもあるけれど、さらっと勝つのも目指して頑張ります」と秒殺も狙うとし、良太郎も「REBELSが最後だからバチバチに打ち合っていきたい気持ちもありますが、お互いに30を超えているのからダメージを残したくないのでサクッと勝ちたいと思います。でもスイッチが入ったらこういう選手なので、バチバチに打ち合ってお客さんを満足させたいと思います」と、秒殺も狙うが結局はバチバチの試合になるだろうとした。
また橋本は、「僕は相手は誰でもいいと思っていますが、良太郎選手はこの前ハチマキ選手をKOしています。ハチマキ選手とは2回戦って一緒にYouTubeを撮影したりとつながりがあるので、KOされたのを見た瞬間に『何やってるんだよ!』という気持ちが芽生えたので、ハチマキ選手のリベンジをしたいと思うので楽しみにして下さい」と、戦友ハチマキの仕返しもしたいと言い放つ。
それを聞いた良太郎は「仇討ち宣言されたので返り討ちにしたい。REBELSは僕の大好きな愛すべき団体なので、最後にふさわしいバチバチの打ち合いで盛り上げられればと思います」と、返り討ちにすると返答した。
12月の後楽園ホール大会でREBELS-BLACK 63kg級王者バズーカ巧樹をノンタイトル戦で破り、次はタイトルマッチかと思われていた大谷は、若手の麻火と対戦することになった。
麻火は「歴史あるREBELSの最終戦に呼んでいただき嬉しく思います。そしてこの前チャンピオンに勝った大谷選手と組んでいただきワクワクしていますし、この試合を受けてくれた大谷選手には感謝しています。自分は昨年4月に長野県からチャンピオンベルトを巻くために上京してきました。長野県にいた時からREBELSというメジャー団体に出たいと思い続けて、昨年11月のその目標を達成しました。今年は最大の目標であるREBELSのベルトを巻いて、REBELSのトップに行きたいのでよろしくお願いします」と、野望に燃える。
大谷も「自分もバズーカ選手ともう一度やってベルトが欲しいので、こんなところでつまずいている場合ではありません。足元をすくわれないように、ただ対戦相手のことだけを考えて残りの期間で仕上げていきたいと思います」と、次こそタイトルマッチを実現させるためにこの試合は落とせないとの決意を話す。
互いの印象を聞かれると、麻火は「バズーカ選手との試合を拝見したところ、とにかくフィジカルが強い。客観的にこの前の自分の試合を研究した時に、狙ってくる技を何となく想定しているのでそこをしっかり対策します。自分はフィジカル負けしないと思うので、当日を楽しみにしてくれたらと思います」と、陸上自衛隊出身の大谷にフィジカルでも負けないとする。
大谷は「彼が試合をした時にたまたま会場で見ていました。正直対戦するとは思っていなかったので、そういう目線では見ていなかったので特に印象はありません。映像を見ましたが、蹴り技は得意なのかなと。自分も打たれ強さには自信があるので、もらってもいいかなと思っています」と、攻撃をもらっても自分は倒れないと自信のコメント。
それを聞いた麻火は「印象に残っていないと言われたので、今年一発目の試合で他の選手から『麻火とはやりたくない』と思ってもらえるような試合をして、今年は必ずベルトに大きく近づく年にしたいです。目指している選手とやるためにも、この一戦を死ぬ気で勝ちにいきたいと思います」と、インパクトのある試合にすると豪語。
しかし、大谷は「残りの1カ月で最高の状態を作って、普通に勝ちたいと思います」と最後までクールだった。