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【ONE】青木真也がジェームズ・ナカシマに一本勝ちで「いまが一番幸せです」、緊急参戦・川原波輝はリト・アディワンにKO負け

2021/01/22 21:01

▼キックボクシング ヘビー級(120.2kg)
〇ラーデ・オパチッチ(セルビア)106.55kg, 1.0152
[2R 1分11秒 TKO]
×ブルーノ・スサノ(ポルトガル)102.20kg, 1.0027


 オパチッチは2メートル近い長身を誇る23歳の新鋭で2015年にアマチュアでK-1ルールのヘビー級王者となり、WAKOのジュニアヨーロッパ王者にも輝いた。ヨーロッパのキックボクシング団体『ENFUSION』のヘビー級リーグ戦優勝、クンルンファイト出場などで知られるようになり、2020年12月にはONEデビュー戦 でエロール・ジマーマンを後ろ廻し蹴りでKOし、その名を轟かせている。戦績は19勝3敗。


 当初はパトリック・シミッドとの対戦が決まっていたが、コーナーマンの1人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため出場停止。代わってブルーノ・スサノと対戦することになった。戦績は86勝16敗。


 1R、オパチッチが一気に間を詰めて前へ出ていく。スサノは右ロー、ボディを交えたコンビネーションパンチを放つ。しかし、オパチッチのスピードのある左ボディが何度も決まると明らかにペースダウンし、左ボディでスタンディングダウン。


 再開後、またも詰めたオパチッチにスサノの左の蹴りがローブローに。短い休憩後、スサノはスーパーマンパンチを繰り出すが、オパチッチはまたも左ボディを突き刺し、空振りに終わるも後ろ廻し蹴りを繰り出す。ローやパンチをもらっても前に出るオパチッチに、スサノはケージを蹴って飛んでのスーパーマンパンチ。ボディをもらって身体をくの字にさせながらもパンチを打ち返す。


 2R、オパチッチのジャブに大きく仰け反るスサノ。このラウンドはジャブを多用するオパチッチだが、狙いはやはり左ボディだ。スサノは前蹴りで押し返すが、左ローに右ストレートを合わされて足がもつれ、オパチッチが連打をまとめる。左ボディ、右ハイキック、そして最後も右が2発ヒットしたところでレフェリーストップ。


 ヘビー級の新鋭オパチッチが圧倒的なTKO勝利を収めた。

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