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2021年2月21日(日)TOKYO DOME CITYホールで開催される『skyticket Presents DEEP 100 IMPACT ~20th Anniversary~』の追加カードが発表された。
「DEEPフライ級暫定王者決定戦」として、藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)と渋谷カズキ(高本道場)ビョン・ジェウン(韓国/フリー)が暫定王座を争う(※追記・ジェウンが新型コロナウイルスの影響による非常事態宣言延期で日本に入国できず欠場。代わって渋谷カズキが「DEEPフライ級暫定王者決定戦」として藤田大和と対戦)。
RIZINにも参戦中の正規王者の神龍誠(フリー)が故郷の宮城でジムをオープンする準備があり、初防衛戦が出来ないため、暫定王座戦が組まれたという。
▼DEEPフライ級暫定王者決定戦 5分3R
藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)
渋谷カズキ(高本道場)
※ビョン・ジェウン(フリー)が入国出来ず欠場
アマチュアボクシングと極真空手をバックボーンに持つ藤田はMMA5勝3敗。2017年10月にRIZIN MMA 特別ルールで那須川天心と対戦し、判定3-0で敗れ黒星デビューとなると、同年大晦日には那須川とキックルールで再戦し、1R KO負けを喫した。
MMAでは2018年12月の「DEEP 87 IMPACT」で初白星を飾るも、2019年3月に鮎田直人に判定負け、5月に森脇公三に2R KO勝ち、9月に伊藤裕樹に1R リアネイキドチョークで一本負けと、白星と黒星を繰り返してきた。
2019年12月15日には松丸息吹に判定勝利。2020年3月に島袋力にも判定勝利で連勝を飾ると、前戦でランボー宏輔を2R、左フックでKOに下し、3連勝をマーク。MMAファイターとして組み技も混ぜた打撃の強みを生かすスタイルが結果に表れている。
対するジェウンは、MMA2勝1敗。ROAD FCとTOP FCのアマチュアで2連勝後プロに。デビュー戦で1R KO勝利すると、2016年8月のDEEPで初来日し、今成正和の足関節をしのいで判定勝ち。2018年2月に元谷友貴に判定負けを喫したものの、序盤のジャブの刺し合いで元谷に鼻血を出させるなど、タフな試合をフルラウンドで見せている。
2019年3月に、神龍誠とのノンタイトル戦が組まれたが、大邱から来日予定だったジェウンが、新型コロナウイルスの影響により入国が不可能となり、中止となっていた。
元谷戦の打撃のダメージで度重なる顔面手術を経て、DEEPで暫定ながら王座挑戦の機会を得たジェウンは、佐伯繁代表もイチオシの選手だ。スタンド技術では藤田が上回るが、最後まで折れないハートを持つジェウンは、相打ち上等の打撃から終盤に元谷からテイクダウンも奪い、寝技出身らしく元谷の下からの仕掛けも切っている。
悲願のベルトを巻くのは藤田か、ジェウンか。
▼DEEP 100回記念スペシャルエキシビション グラップリングダッグマッチ
・廣田瑞人(CAVE) 第6代DEEPライト級王者
・菊野克紀(誰ツヨDOJOy) 第5代DEEPライト級王者
・横田一則(K-Clann)第3代DEEPライト級王者/第5代DEEPフェザー級王者
・X(調整中)
※組み合わせは当日に抽選
「DEEP 100回記念スペシャルエキシビション」が決定した。
歴代DEEP王者たちが揃い、2対2のグラップリングタッグマッチで戦う(組み合わせは当日抽選)。残り1人は未定だが、DEEPのベルトを巻いた者が登場か。
1月22日にONEでジェイムス・ナカシマ戦が決定している青木真也は「親友達の宴。これやりたいです~DEEPフューチャーキングチャンピオンとして出たい。これはドキドキしますよ」と立候補しているが……。