自身のYouTubeチャンネルで五味との記者会見のバックステージの様子、感想を語った皇治(皇治チャンネルより)
2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.26』にて、元PRIDEライト級王者・五味隆典(東林間ラスカルジム)とRIZINスタンディングバウト特別ルール・スペシャルエキシビションマッチでの対戦が決まった皇治(TEAM ONE)。
21日に行われた記者会見の“裏側”として自身のYouTubeチャンネルに動画を公開。記者会見前後の皇治に密着している。
まず記者会見が行われた会場に着き、そこが日本一の結婚式場だと聞くと「何人と(式を)あげようかな」と、さっそくの皇治節で絶好調ぶりを示す。
記者会見では五味に向かって「凄かったですよね、昔は。でも今も現役と聞いて。でも今は元気もないみたいだし。昔は火の玉ボーイやったかもしれないけれど、今は金玉ボーイやと思うので、ボーイというのもおかしいので金玉おじさんやと思って」と挑発したが、実は“金色の卵”を五味に渡す予定だったという。
「俺がおいしいなと思っているのは、これを渡すじゃないですか。(自分に)投げてほしいんですよね。そうなったら最高」と青写真を描いていたが、本番で五味に渡すことはできなかった。
そのことについて会見後の映像では「金玉おじさん元気なかったな。あれはスベるで。あっこで卵を渡したら。いいんじゃない、たまにはこういう会見も。若かったらもっともうめちゃくちゃ言うたるけれど。一応レジェンドやから」と、空気を読んだのと五味への敬意もあったからだとする。挑発したのは「俺はリスペクトしてないヤツを煽ったりしない」と五味をリスペクトしているからこそという。
皇治は「RIZIN来て思うことがさ、記者会見から噛み合えへん。ちょっとおもんない。RIZINの選手おとなしい選手多いからな」と、記者会見から試合を盛り上げていくための挑発のし甲斐がないとの本音もポロリ。なお、使えなかった卵は後で卵焼きにして「美味しくいただきました」とのこと。
五味を見た印象は「でも細(こま)かったですね。ちっちゃかった。俺とあんま変われへんかったやん」と、思ったほど大きくなかったという。それでも「レジェンドと試合が組まれたことは素直に嬉しく思っています」と、感謝の気持ちも忘れない。
そして記者会見後、SNSでは様々な意見が飛び交い、皇治のSNSにも多くのコメントが寄せられたが「いつもなんやかんやね、賛否両論あるけれど俺が話題の中心なんでね。嬉しいですよ。話題にならへんようになったら終わりやからね、選手として」と、どんな形でも話題になっているのはいいこと、とする。
体重差(五味は75kgまで絞ると言っているが皇治の試合体重は65kg)については「チェ・ホンマンとかさ、そういうところに挑戦するのも俺の仕事やと思っているからさ。もちろん怖いけれどね。でも挑戦することが仕事やと思っているし、俺はそれを皆と約束してるからね。大晦日らしいカードをしたいって俺自身も言っていたし、RIZINもそれを求めていたので。求められている仕事をしっかりやろうと思って決めました」と、恐怖もあると本音を言いながらプロとして求められることに応えたいとした。
そして「お茶の間に挑戦せんかったら格闘技が地上波で放送されることはなくなると思うやんか。だからここで俺が、俺がというかみんなで視聴率をとって、格闘技がずっとテレビでやっていくように、格闘技界がどんどん盛り上がって行くように、みんなで力を合わせて頑張らなあかんと思っているから。俺は正々堂々とお茶の間と戦えるような試合ができるように必死こくだけなんでね。みんな俺と格闘技界を応援してくれたら嬉しいと思います」と、地上波中継の枠をみんなで守ろうと呼びかけた。
また、12月25日からはファンクラブが始動することも発表した。