キックボクシング
レポート

【RISE】番狂わせ3連発、憂也が緑川創からダウン奪い勝利、一馬は前口太尊をKO、超新星・田渕涼香が小林愛三をダウンさせて勝つ

2020/12/18 23:12

▼第2試合 ミニフライ級(-49kg) 3分3R
×ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級4位)
判定0-3 ※28-29、28-30×2
〇AKARI(TARGET/2018年KAMINARIMON全日本女子-52kg級優勝)


 初参戦のユリカはこれまでにMIO、紅絹といった日本トップクラスとの対戦経験もあり、2017年には香港で開催されたアマチュアムエタイ大会の48kg級で金メダルを獲得。昨年11月には前ONE王者キル・ビーが所属する、名門ジムのワン会長一押しであるジンロンを迎え撃つと、強打を当てて判定勝ちを収めた。戦績は8勝3敗。


 AKARIはジュニア時代から第2代RISE QUEENなど5冠王の神村エリカに憧れ、教えを乞い神村の遺伝子を継ぐ16歳の女子高生ファイターで、2019年9月大会にてプロデビューを飾り判定勝ち、その後も宮崎若菜、RANとの女子高生対決、ベテランの後藤まきに勝利して4連勝。“8頭身”の長い手足を利した攻撃を得意とし、特に神村ゆずりのミドルキックを得意としていることから“美脚炸裂シンデレラ”のキャッチフレーズが付いた。


 1R、ローの蹴り合いが多く見られた序盤。左右フックを狙うユリカに対し、AKARIは蹴りでフェイントしてのパンチ、ジャブを突いて右ストレートの長い攻撃を見せ、ユリカが蹴りをキャッチしてくるとキャッチされた瞬間に顔面を打つ。


 2R、前に出て詰めてきたユリカにAKARIは下がりながら回り込み、ジャブを多用。ロー、前蹴りでユリカを止めようとするがユリカはどんどん前へ出てくる。終盤にはAKARIがヒザで迎え撃つ。


 3Rも展開は変わらず、前に出るユリカにAKARIは下がりながら回り込みユリカのパンチをかわしていく。要所要所でミドルを蹴り、ジャブを突くAKARI。試合の山場を作り出すことはできなかったAKARIだが、ペースを支配して判定勝ち。無傷の5連勝をマークした。


 試合後の涙は勝利した嬉し泣きか、思い通りにいかなかった悔し泣きか。

▼第1試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
〇YUU(リアルディール/同級11位)
判定3-0 ※30-29、30-28×2
×青木朋哉(和術慧舟會 駿河道場)


 YUUがパンチとヒザ蹴りで徹底したボディ攻め。青木は右ローと左の三日月蹴り。2Rも徹底してパンチとヒザでボディを攻めるYUUに青木は失速。YUUの顔面へのパンチも入り始め、ペースを握る。


 3Rは両者バテながらも左右フックで打ち合い、最後まで攻撃し合って試合終了。YUUがタフファイトを制した。

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