キックボクシング
レポート

【RISE】番狂わせ3連発、憂也が緑川創からダウン奪い勝利、一馬は前口太尊をKO、超新星・田渕涼香が小林愛三をダウンさせて勝つ

2020/12/18 23:12

▼第6試合 フライ級(-52kg) 3分3R
×小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/RISE女子フライ級暫定王者、WPMF女子世界フライ級王者)
判定0-2 ※28-30、28-28、28-29
〇田渕涼香(拳聖塾/第22回全日本少年少女空手道選手権大会 高校生女子軽量級優勝)


(写真)試合開始前に暫定王者として認定された小林にベルトが贈られた

 小林は2015年2月にプロデビューすると、2018年7月にシュートボクシングの試合でイリアーナ・ヴァレンティーノに敗れるまで13戦無敗を誇った。KNOCK OUTでは女子部のエースとして活躍。2018年12月には伊藤紗弥との国内頂上対決を制し、翌年4月にイリアーナとKNOCK OUTで再戦してリベンジに成功。11月にはWPMF世界女子フライ級王座を奪取。9月の「初代RISE QUEENフライ級(-52kg)王座決定トーナメント」1回戦ではスック・ワンキーントーン女子ミニフライ級王者KOKOZを判定3-0で破り決勝へ進出。


 当初、今大会のメインイベントは初代RISE QUEENフライ級(-52kg)王座決定戦の小林vs陣内まどかが務めることが決まっていたが、陣内の右膝半月板損傷による欠場で中止。代わって2017年第22回全日本少年少女空手道選手権大会(極真会館関西総本部主催)高校生女子軽量級優勝の実績を持つ空手歴17年をベースにした田渕が小林と対戦することになった。田渕は『ACCEL』や『S-BATTLE』などに参戦。プロ戦績は3戦3勝3KOのパーフェクトレコードを更新中の20歳。


 1R、両者前蹴りとローの蹴り合いからスタート。小林が圧力をかけて前へ出るが、小林が右を出そうとしたところへ田渕が右ストレートのカウンターで小林に片膝を着かせてダウンを奪う。。すぐに立ち上がった小林は再び前へ。小林も右ストレートをヒットさせた。


 2R、前蹴りを出しながらパンチでアグレッシブに攻めていく小林に田渕も右ストレートで応戦。前へ出る小林に田渕は前蹴り、右ロー。小林のパンチで田渕は鼻血を出す。田渕のジャブ、前蹴り、右ストレートに小林は連打で強引に前へ出ていく。


 3R、逆転を狙ってどんどん前へ出て右ミドル、左右のストレートを出す小林。田渕は下がりながらも回り込み、右ストレートで顔をのけ反らされながらも前蹴り、右ストレート、右後ろ蹴りで対抗。小林が右ストレートからパンチを連打していくが、田渕は胴廻し回転蹴り。そして試合終了のゴング。


 ジャッジ1名は小林の追い上げを評価してドローを付けたが、2名は田渕。判定2-0で田渕が小林を破る番狂わせを起こした。

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