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【BOM】第1部:北野克樹が初防衛、4人の新王者が誕生

2019/04/15 20:04
【BOM】第1部:北野克樹が初防衛、4人の新王者が誕生

蹴りが得意な北野は右ミドルキックを放つ

2019年4月14日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにてBOMプロモーション主催のムエタイ大会『BOM -THE BATTLE OF MUAY THAI SEASON 2-』が開催された。2部構成で行われた大会第1部では、タイトルマッチ5試合が行われた。

▼BOUT1-08 WBCムエタイ日本スーパーライト級(63.50kg)タイトルマッチ 3分5R
〇北野克樹(誠至会/WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
判定3-0 ※49-48、49-48.49-47
●実方拓海(TSK japan/第2代WMC日本スーパーライト級王者、ルンピニージャパン同級王者
J-NETWORK同級王者)


 北野は蹴り技を得意とし、2018年1月にWBC王座を獲得。2017年2月から6連勝を飾っていたが、2018年10月の『KNOCK OUT』で水落洋祐に判定で敗れた。今回が初防衛戦。

 挑戦者の実方は2017年8月にWMC日本王座、2018年7月にルンピニージャパン王座、そして同年12月にはJ-NETWORK王座も奪取した三冠王。今回、四冠王を狙う。


 1Rはローの蹴り合い。2Rになると北野は後ろ廻し蹴り、後ろ蹴り、ハイキックと大技を繰り出す。実方は変わらずローを蹴っていく。3Rはパンチの手数を増やした実方だが、北野に強いミドルを合わせられる。蹴りの距離を保って次々と蹴っていく北野。

 4R、パンチを狙う実方だが、パンチはかわされ北野の蹴りをもらう。北野はハイキックも繰り出して印象がいい。5R、パンチで前に出る実方だったが、やはり北野の距離を潰すことが出来ず。北野が蹴って距離を保った状態で試合終了。北野が防衛に成功した。

▼BOUT1-07 WMCインターコンチネンタル・スーパーウェルター級(69.85kg)タイトルマッチ 3分5R
●J(TSK japan/初代WMC日本ウェルター級王者)
KO 3R1分58秒 ※フック連打
〇柿沼 慶(ポゴナクラブ/第2代WMC日本ウェルター級王者)
※柿沼が新王座に就く。


 Jは昨年3月にWMC日本王座、11月にはムエタイオープン・スーパーウェルター級王座を獲得した2冠王。柿沼は昨年12月にWMC日本王座を獲得した。両者は2017年6月にムエロークで対戦しており、Jが3Rに右ハイキックでKO勝ちしている。今回はインターコンチネンタル王座を懸けての再選となった。


 1、2Rとも柿沼は徹底して右ローを蹴る。Jはハイキックやジャブを放つが柿沼のガードは高く固い。3Rもローを蹴る柿沼に、Jはパンチの手数を増やして飛びヒザ蹴りやハイキックを放ち、自分の流れに持ち込んだかと思われたが、ここで柿沼がいきなりの左フックでダウンを奪う。


 Jのダメージは濃く、立ち上がるも足元がふらつく。柿沼は一気にフックの連打で襲い掛かり、ダウンを追加。Jは立ち上がるもフラフラでレフェリーは柿沼のKO勝ちを宣した。

▼BOUT1-06 WMC日本61.50kgkg契約 3分5R

〇翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/第3代・初代WMC日本ライト級王者、第5代INNOVATONライト級王者)
判定3-0 ※50-47、49-47、49-47
●伊東伴恭(LAILAPS東京北星ジム/第4代WMC日本ライト級王者)


 1R、翔はいつも通り前蹴りを多用しながら前へ出る。伊東はローとミドルで応戦。終盤に翔がボディへパンチをヒットさせ、ヒザ蹴りも打つ。2R、翔が右ストレート空振りからの左ヒジをヒットさせ、ボディへのパンチとヒザで伊東を追い詰めていく。前に出て組みに来る翔に伊東は後退を繰り返す。


 3R、翔は淡々と前へ出てのヒジ、組んでのヒザを繰り返す翔。伊東はローやパンチで反撃するが翔の前進を止められない。4Rが始まってすぐ、翔が左ヒジをヒットさせて伊東を流血に追い込む。ドクターチェック後、伊東はハイキックで逆転を狙う。


 5R、翔は勝利を確信したか、自分からはほとんど攻撃を出すことなく、前蹴りと首相撲で最終Rを終えて判定勝ちした。

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