MMA
ニュース

【PANCRASE】メインカードから大会開始! 村山暁洋vs.菊入正行のウェルター級戦、セミは冨樫健一郎vs.金田一孝介、上田将竜vs.杉山廣平、八田亮vs.尾崎龍紀、Ryo vs.林優作も=12月13日(日)新木場

2020/12/04 11:12
 2020年12月13日(日)東京新木場・スタジオコーストにて開催される「Owltech presents PANCRASE 320」の全試合順が下記の通り発表された。  大会の模様は、14時から「TiGET」にて大会終了までの全試合がライブ配信(解説:大沢ケンジ、実況:西達彦)される。  なお、大会スケジュールは13時30分より当日券販売。客席開場となり、14時からメインカード全11試合がスタート。18時予定のメイン終了後、10分間の休憩を経て、18時10分からネオブラ決勝全4試合が行われ、19時予定でポストリミナリーワンマッチ7試合が行われる。20時30分に大会終了予定となっている。 ▼メインイベント 第11試合 ウェルター級 5分3R村山暁洋(GUTSMAN)3位/第9代同級王者 21勝9敗9分菊入正行(NEVER QUIT)4位 6勝1敗1分  元KOPの村山は、2018年5月に奈良貴明に一本勝ちしたが、強豪・手塚裕之、J.J.アンブローズには判定負け。2020年2月の近藤有己戦の判定勝利で白星を掴んだ。  対する菊入は、2019年4月に粕谷優介にTKO負けを喫したものの、7月に岸本泰昭に判定ドロー後、2020年は7月に中村勇太を2R TKO、9月に高木健太も判定で下すなど、確実にランキングの階段を昇っている。2020年最終戦でいよいよ元王者との対戦となった。受ける40代・村山は菊入をいなすか? それとも菊入がこの勢いのまま駆け上がるか。part.1 ▼セミファイナル 第10試合 ライト級 5分3R冨樫健一郎(パラエストラ広島)1位・18勝15敗5分金田一孝介(K-PLACE)9勝2敗2分  修斗からPANCRASEに主戦場を移した両者。ライト級王者・久米鷹介、暫定王者・雑賀ヤン坊達也につける1位の冨樫健一郎は、2017年11月のアジズ・パフルディノフ戦、トム・サントス戦、上迫博仁戦で3連敗も2019年4月にアキラに判定勝利。9月に林源平との接戦をスプリット判定で落としている。  対する“無冠の実力者”金田一は2年ぶりの試合。2011年7月に修斗で佐々木憂流迦に判定2-0で敗れた後、試合間隔は空いているものの5つの白星が並んでいる。ジャングル伊藤戦の一本勝ち後、西方清信に一本勝ち。その後、鈴木道場長にも判定勝ちすると、上田厚志、松岡嵩志をKO・TKOに下すなど2018年は3連勝をマークした。 ランキング1位の冨樫を相手に打撃が得意で腰も重い金田一は、約2年ぶりの試合で勝利しランキング入りを果たすか。受ける40代・冨樫は金田一をいなすか? part.2 ▼第9試合 フライ級 5分3R上田将竜(緒方道場)5位・11勝5敗杉山廣平(SPLASH)8位・8勝4敗  ランキング5位で2連敗中の上田将竜と、8位ながら3連勝中の杉山廣平の対戦。  上田は小川徹、安永有希、倉岡幸平、小川徹を下すなど4連勝も、2019年7月大会で翔兵とフライ級暫定王座戦に臨み、2R TKO負け。連勝が「4」でストップした。続く2019年12月大会では神酒龍一にもスプリット判定で敗れ、連敗となっている。  対する杉山は、2017年10月から4連勝も2018年9月に鈴木千裕と井上学に判定負けで苦杯を呑んだ。しかし、2019年から加マーク納、村龍之に判定勝ちすると、2020年7月には有川直毅にリアネイキドチョークで一本勝ち。ランキングを10位から8位に上げている。  正規王者・仙三も暫定王者・翔兵も長期不在の中、ランキング先頭に並びたい両者だ。 ▼第8試合 ストロー級 5分3R八田 亮(ストライプル オハナ)2位/元ZST王者・13勝6敗尾崎龍紀(総合格闘技道場コブラ会)6位/2019年NBT同級優勝・9勝6敗   コブラ会の尾崎龍紀は、2018年7月から大崎勝海、Red Pine☆大助に連勝。2019年のネオブラでアベリュー、アラヤ、御代川敏志に勝利し優勝。2020年9月には前山哲兵も1R TKOに下すなど、6連勝と躍進の26歳。  元ZST王者の八田は、2017年12月から2018年8月まで江泉卓哉、前山哲兵、マーカス・アマラウをいずれも一本で極め3連勝を飾るも、2018年11月にURCC王者アンソニー・ドゥーに3R TKO負け。2019年11月に1年ぶりの試合を曹竜也を相手に戦ったが、曹の体重超過もあり、3R TKO負けを喫した。  しかし、2020年2月の永井美自戒戦でギロチンチョークで一本勝ち。グラップリングのBATTLE HAZARDでは米倉大貴のヒールフックに敗れたものの、コロナ禍ノーギのスペシャリストに果敢に挑んだ経験をMMAにも持ち帰りたいところ。尾崎の猛攻に耐えながらも一本を狙えるか。 ▼第7試合 フェザー級 5分3RRyo(RINGS)第3代THE OUTSIDER 75-70kg王者林 優作(ZOOMER)初代PFC王者  2020年10月25日「PANCRASE319」から2カ月弱、早くもRyoのPANCRASE復帰2戦目が決定した。  前田日明のマンツーマン指導と横浜グランドスラムでの練習を経て、前戦では滝田J太郎との接戦を判定で制したRyo。フェザー級でランク入りするためには、白星を積み重ねる必要がある。  対戦相手は、山本喧一代表率いる北海道メインの「PFC」でフェザー級王者となった林優作。2019年9月の「PFC 22」でジェイソンを右フックからのパウンドでTKOに下し、第2代PFCフェザー級王者に就いている。9月27日のPANCRASEデビュー戦では、GRABAKAの小森真誉のテイクダウンから立ち上がり、打撃を効かせて判定勝利を挙げた。  アウサイ王者vs.PFC王者、前田と山本の遺伝子を継ぐRyoと林、PANCRSEは今回の対戦に“ごちゃごちゃ言わんと、誰が強いか決めよう”とキャッチコピーをつけている。 ▼第6試合 バンタム級 5分3R東 陽子(リバーサルジム新宿Me, We)2位・4勝2敗直DATE(Team DATE)3敗  東は、柔道で2002年全国高等学校選手権優勝、2003年フランスジュニア国際大会3位などの実績を持ち、MMAでは4勝2敗。前戦は10月の「PANCRASE 309」でブラジルのタチアネ・フォンテスと対戦し、得意の払い腰でフォンテスを投げるもスイープされ、スプリット判定で敗れている。3月大会でブラジルのタイナー・ラモニエとの試合が決定していたが、コロナ禍で大会が中止に。東にとって2020年最初の試合が年内最終大会となった。  直DATEは、TEAM DATEの武術四姉妹の一員で、2014年7月にMMAでプロデビューし、8月にキックボクサーとしてデビューすると両方の試合に出場。総合では、DEEP、Angel's Fighting、カスタムルールのSEI☆ZAを経て、2018年7月にPANCRASEに初出場。東陽子に判定負けしており、今回は再戦となる。 ▼第5試合 バンタム級 5分3R花レメ紋次郎TK(リバーサルジム新宿Me, We)9位・15勝6敗2分土肥 潤(総合格闘技道場MIBURO)10位・18勝8敗1分  土肥は、2017年12月に金太郎に1R TKO負けしたものの、2018年7月に平田丈二に判定勝ち。9月の闘裸男では小田寛一にドクターストップ負けも、12月にハンセン玲雄に判定勝ちし、2019年7月に瀧口脩生にも判定勝利で2連勝。2019年11月の「DEEP&PANCRASE大阪」では三村亘にスプリット判定負けしたが、2020年7月に関原翔にいずれも判定勝利するなど、PANCRASEでは4連勝中だ。  対する花レメ紋次郎TKは、2019年5月のPANCRASE復帰戦で、坂野周平にスプリット判定負けも、2020年7月に平岡将英に判定勝ちを収めている。 ▼第4試合 ミドル級 5分3R荒井勇二(GUTSMAN)4勝5敗・1位/2020年NBT同級優勝内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)1勝  36歳の荒井勇二は2020年7月に村元佑成に判定勝ち、9月に廣野雄大に1R TKO勝ちでネオブラ ミドル級優勝、ランク入りしたものの、ランカーはその荒井わずか1人。  ダウンサイジングが進む日本MMA界だが、有望大型新人が2020年も続々デビューしている。小学校から大学までレスリングをしてきた24歳の内藤由良もその1人。2019年9月アマチュア修斗全日本選手権ミドル級準優勝後、ZST PRE-STAGE 87を経て、2020年9月に村元に1R リアネイキドチョークで一本勝ちでPANCRASEデビューを果たしている。  一回り違う世代の荒井に内藤は重量級で頭角を現すか。 ▼第3試合 フライ級 5分3R荻窪祐輔(K-PLACE)9位・11勝9敗1NC 中村龍之(LOTUS世田谷)10位・7勝8敗  フライ級戦。荻窪は、2019年3月に中村龍之に判定勝ちも、7月に南アフリカのボカン・マスンヤネ(現ONEファイター)に判定負け、2020年2月に猿飛流にも判定負けし、2連敗で現在10位に留まっている。8月23日大会で神酒龍一戦が組まれたが、開場10分前に大会中止となっている。  中村は、2017年11月の川端康太戦から立花恵介、安永有希にいずれも判定勝利で3連勝も、2019年は荻窪祐輔に判定負け、NavEにRNCで一本勝負け、前戦2019年11月に杉山廣平に判定負けで、3連敗中。  再戦でも試合を欲する両者。荻窪が中村を返り討ちにするか。それとも汗かきファイトの中村がリヴェンジなるか。 ▼第2試合 ストロー級 5分3Rリトル(GUTSMAN)9勝10敗1NC佑勢乃花(フリー)16勝13敗3分  2018年に宮澤雄大、オ・ヒョプチャンに1R TKO勝ちで連勝も、2019年は宮澤雄大にスプリット判定でリヴェンジを許し、前山哲兵に1R TKOで敗れているリトル。  対する佑勢乃花こと上原佑介は、ZSTで活躍後、WLF、GRACHAN、Arzalet、Fighting NEXUSを経て、2019年9月にPANCRASEに初参戦。宮澤雄大に判定負けとなっている。白星をあげ、メインカード枠に居場所を作るのはリトルか、佑勢乃花か。 ▼第1試合 ライト級 5分3R丸山数馬(Tri.H studio)5勝2敗白川洸太(DESTINY JIU-JITSU)※デビュー戦  長期の怪我から1年8カ月ぶりに復帰する丸山は鹿児島県出身の28歳。2015年ネオブラッド・トーナメントでウェルター級優勝を果たし、小林裕、渡慶次幸平、脇本恭平を相手に3連勝も、2019年4月に高木健太に1R KO負け。今回はライト級に落として出直しを図る。  対する福岡県出身の白川は27歳。2019年9月のアマチュア修斗ミドル級優勝(※準優勝は内藤由良)で柔術紫帯を巻く。九州対決を制するのは丸山か、白川か。 ◆第2部【プレリミナリー】第26回ネオブラッドトーナメント決勝戦4試合 ▼4 フェザー級 5分3R井上雄斗(パラエストラ加古川)岩本達彦(BLOWS) ▼3 バンタム級 5分3R井村 塁 (Nexusense)修我(総合格闘技スタジオSTYLE) ▼2 フライ級準決勝 5分3R山中憲次(FREEDOM@OZ)聡-S DATE(Team DATE) ▼1 ストロー級 5分3R山北渓人(リバーサルジム新宿Me, We)谷村泰嘉(禅道会) 第3部 【ワンマッチ】7試合 ▼7 ライト級 5分3R春川広明(パラエストラ広島)1敗木村裕斗(パンクラスイズム横浜)1敗 ▼6 フェザー級 5分3R 中田大貴(和術慧舟會HEARTS)1勝1敗上田厚志(烏合會)17勝19敗8分 ▼5 フェザー級 5分3RDARANI DATE(Team DATE)4勝6敗立成洋太(パラエストラ千葉)2勝3敗 ▼4 バンタム級 5分3R高杉遼介(新潟イエローマンズ)1勝3敗聖王DATE(Team DATE)2勝6敗 ▼3 バンタム級 5分3R三宅輝砂(ZOOMER)1勝1敗矢澤 諒(パンクラスイズム横浜)1勝 ▼2 バンタム級 5分3R風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)1勝1敗山本敦彰(パラエストラ千葉)1勝3敗 ▼1 フライ級 5分3R川北晏生(TRIBE TOKYO M.M.A)2勝1敗高橋拓也(K-PLACE)9勝5敗2分
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント