▼セミファイナルDEEP公式戦 63.2kg契約 5分3R
×赤尾セイジ(パラエストラ天満) 62.95kg
[1R 4分59秒 TKO]
○高野優樹(FIGHT FARM) 63.15kg
63.2kg以下契約(5分3R)では、赤尾セイジ(パラエストラ天満)と高野優樹(FIGHT FARM)が対戦。
バンタム級の赤尾は、2018年12月の大塚隆史戦での判定負け後、2019年4月のDEEP大阪大会で瀧口脩生に判定勝利。7月のHEATバンタム級王座決定戦では春日井たけしに2R、リアネイキドチョークで一本負けも、11月の「DEEP&PANCRASE大阪大会」で城田和秀を判定で下している。黒星と白星を交互に繰り返している赤尾は、連勝をマークしたいところ。
対する高野優樹は、2016年6月に釜谷真のギロチンで一本負けも、2016年11月に沼倉雄太に判定勝ち。2017年3月には若菜千明に腕十字で一本勝ちで連勝も、7月に窪田泰斗に判定負け。10月に城田和秀に1R TKO勝ちを収めて以来、2年間試合から遠ざかっていたが、ハワイのグレイシー・テクニッスク・ホノルルで武者修行を積み、心機一転、FIGHT FARMに移籍。
2019年12月に2年ぶりの試合でいきなり元王者・大塚隆史と対戦するも判定負け。2020年5月6日大会で米山千隼と対戦予定だったが新型コロナウイルスの影響で大会が中止に。8月にプロ修斗4勝1敗の笹晋久と対戦し、1R、テイクダウンにギロチンチョークを合わされ一本負けで2連敗となっている。
ケージレスリング&スクランブル柔術に強い赤尾はレスラーの大塚隆史に判定負け。その大塚に同じく判定負けしている高野は、ピュアレスリング&ボクシングをいかに組み合わせてくるか。
前日計量後、赤尾は「自分のジム(パラエストラ天満)を立ち上げて初めての試合なので、しっかりと勝つ姿を見せます」と意気込み。高野は「この状況で試合ができることに感謝しています。高野優樹をしっかりとアピールして、ベルトに近づきます」と王座戦線進出をアピールした。
1R、ともにオーソドックス構え。右のカーフキックから入る赤尾はニータップも、最初の組みは切る高野。今度は低いダブルレッグも高野は切る。
右を振って前に出る赤尾。さらに右カーフ。左ジャブ。右カーフに高野はバランスを若干崩す。左インローも当て、攻め手を休めず前に出る赤尾をいなして体を入れ替えコーナーで組んだ高野。四つにした赤尾は突き放す。
左前蹴りから歩いて右ストレートを振る赤尾! 組んで押し込む高野は鼻から出血。高野はボディロックに組み、リフトしテイクダウンするがすぐに立つ赤尾。クラッチが組んだままの高野に、アームロックから後方に回す赤尾だが、立ち上がった高野は、左右を強打し、右ハイ、ラッシュ。崩れた赤尾にパウンドラッシュした高野が、1R4分59秒、逆転のTKO勝利を決めた。