シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が鮮やかなハイキックでKO勝ち、RIZIN大晦日参戦をアピール。笠原友希が大激闘を制して新王者に、未奈が圧勝で初代王者

2020/11/28 19:11

▼第3試合 63.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇村田聖明(シーザージム/SB日本ライト級2位)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺/元グラディエーター武士道キックフェザー級王者)


 村田は無尽蔵のスタミナから繰り出されるワンツーを主体とした手数を武器に、2017年9月にSB日本スーパーフェザー級王座を獲得。2階級制覇を狙い、昨年9月にSB日本ライト級王座決定戦で西岡蓮太と対戦。7Rに及ぶ大接戦の末に敗れたが、前口太尊、マサ佐藤、山口裕人、ラウェイ戦士・東修平といった国内強豪との一戦を次々とクリアーしている。


 対する般若は被弾しても止まらない前進で会場を沸かせる攻撃型ファイター。勝利した試合のほとんどをKO勝利しており、過去にはKrush、HEAT、巌流島、超過激格闘技ラウェイなど様々なリングでの試合を経験。2018年8月の『RIZIN』では内藤大樹とも対戦している。打ち合いにも自信を持つ村田との一戦は激しい乱打戦となるか。


 1R、サウスポーの般若に村田は右インローと右ストレート、般若は左ミドルを返す。下がる般若に右フックをクリーンヒットさせる村田。じりじりと歩み寄る村田に下がる般若という展開で初回は終了。


 2R、組み付いた般若はバックドロップを狙ったがこれは不発。前に出て右ミドルと左右フックを繰り出す村田だが、カウンター待ちの般若に村田もあまり手が出ない。残り10秒で打ち合いとなり、般若はまたしても組み付いての投げを狙ったが失敗。


 3Rはパンチを出してくる般若に村田の右ストレートがヒット、般若もボディを叩く。ワンツーで仕掛ける般若に村田は右ミドルを連発。最後まで両者単発、展開の少ない試合となり、村田の判定勝ちとなった。

▼第2試合 69.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級4位)
判定3-0 ※10-9×3
×璃久(志真會舘/SB日本スーパーウェルター級5位)
※本戦の判定は30-29、29-30、29-29でドロー。


 1R、サウスポーの村田へ右ストレート、右ミドルと見の攻撃を多用する璃久。村田は逆に左ストレートと左ミドル、組んでのヒザを見舞う。前へ出る村田に璃久の右ミドルが何度もクリーンヒット。


 2Rもどんどん前へ出るのは村田。璃久の右ストレートを顔面とボディにもらっても前へ出て左ストレート、右フック、そしてヒザ蹴り。璃久の右ミドル、右ストレートの攻撃が目立つが、村田が前へ出続けている印象も強い。


 3R、璃久の強烈な右のカウンターが決まるが、それでも村田は前へ出る。しかし、璃久のパンチが顔面へ。村田も右ストレートを直撃させ、組んでのヒザ蹴りで璃久を消耗させる。最後は村田が攻める形で終わり、本戦の判定は三者三様でドロー。


 延長R、村田は左ミドルと右のジャブ&ストレートで前へ出る。さらに前蹴りで突き放し、璃久は下がってしまう。どんどん前へ出て攻める村田に璃久は単発に終わり、右フックを命中させるなどした村田の判定勝ちとなった。

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