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2020年11月14日(日本時間15日)米国・ネバダ州ラスベガス「UFC APEX」にて開催予定の「UFC Fight Night: Felder vs. Dos Anjos」でオクタゴンデビューを迎える村田夏南子(27・日本)が、桜庭和志公認のカナコマシンのマスクをオクタゴン仕様に新調した。
「明日、UFCデビュー戦ということで、マスクがケージ仕様になりました。明日は与えられたチャンスをしっかりモノにします。日本からの応援、よろしくお願いします。早起きもお願いします!」
日本時間の15日日曜日の朝6時から始まるプレリミナリーファイトに出場する村田は、前日計量で、女子ストロー級(115ポンド・52.2kg ※王座戦以外は+1ポンドまでOK)契約で、王座戦と同じ115ポンド(52.16kg)でパス。対するカナダのランダ・マルコスも116ポンド(52.62キロ)でパスしている。
桜庭のサクマシンをモチーフにしたカナコマシンのマスク。本誌『ゴング格闘技』でのスパーリング対談以降も、村田は桜庭と交流を深めてきた。
UFCオフィシャルのインタビューで、村田は「一番好きなファイターは桜庭さんです。少し前にマスクをプレゼントしてくださって、数戦してファイターとして認められてからは、私も入場の時にマスクを着けるようになりました」と、その由来を語り、「Invictaでデビューする時、桜庭さんに入場曲を使わせてほしいとお願いしたんです。許可はもらえたんですけど、条件を2つ出されました。1つ目は勝つこと。それから日本で彼をクラブに連れていくことでした(笑)。2つ目の方はまだクリアしていないので、桜庭さんは絶対まだ覚えていると思います」と、その約束を果たすことを楽しみにしている。
中学で打ち込んだ柔道、吉田沙保里を苦しめたレスリング、そしてRIZINでMMAデビューを果たした。日本ではリバーサルジム新宿Me,Weで、米国ではコンバット・スポーツ・アカデミーで、1日のほとんどの時間を練習に費やしてきた。
【写真】UFCデビューに向け、日本のMe,Weでは山崎剛代表のもと、杉山しずか、奈部ゆかりら女子ファイターに加え、打撃で藤田大和、寝技では岩本健汰の指導も受けてきた。
「この大変な時期に試合の準備を手伝ってくれた日本とアメリカのチームメイトたちには感謝以外の言葉がありません。このパンデミックで、私は何事も当然と思ってはいけないことを学びました。謙虚になり、日常の環境に感謝できるようになりました。この新しいマスクで登場するつもりです。みんなを驚かせるパフォーマンスを見せますから、どうか楽しみにしていてください」
現地では、DEEPメガトン級王者のロッキー・マルチネス(グアム)とも再会。揃って、日本の休日を朝から沸かせるつもりだ。
「UFC Fight Night: Felder vs. Dos Anjos」は、日本時間11月15日(日)朝6時(予定)よりプレリム7試合が、「UFC FIGHT PASS」および「UFC公式YouTube」チャンネルにて生配信。メインカードは朝9時(予定)より「UFC FIGHT PASS」にて生配信される。