5月26日、米国ロサンゼルスにて開催される「コンバット柔術ワールド」バンタム級16人トーナメントに所英男の出場が決定した。
「コンバット柔術」はグラウンド掌底あり(スタンド打撃は禁止)でノーギ・ノーポイント、KOや一本勝ちの「フィニッシュオンリー」ルール。バンタム級トーナメントには『QUINTET.2』で活躍した10th Planetのジオ・マルティネスの出場も発表されている。
4月7日の「QUINTET」のために来日したエディ・ブラボーは、「コンバット柔術ワールド」に所を招聘した理由を「トコロの大ファンなんだ。オープンハンドの掌底が使えるのはトコロにとってやりやすいと思う。柔術だけだと総合格闘家は対応しきれないが、このルールだと総合格闘家はもっと試合がしやすくなる。コンバット柔術は柔術の次のレベルのもの」と語ると、所も「今回は適正体重のバンタム級で出られますし、以前、10th Planetに出稽古に行ったときにエディさんたちがコンバット柔術のようなことをすでに練習でやっていてすごく興味がありました」と呼応した。
さらに所は「UWFの掌底ルールが好きでしたし、グラウンド状態での掌底もホイス・グレイシー選手にやられて効いたことを覚えています。ZSTでもリングスルールで1回掌底ありで試合をやって強く打てない難しさがありました。極めやすくなると思うし、極められやすくもなると思います」と、今回のコンバット柔術ルールに臨む印象を語った。
海外で打撃ありの試合は、2015年3月の「Bellator 135」でのL.C.デイビス戦以来。米国ファンの間でも話題になった所英男の“回転体”が、グラウンド打撃ありのグラップリング大会「コンバット柔術」でも見られるか。
所は「桜庭さんと練習している成果を出せていないので早く出したいです。できれば寝技で、腕十字やアームロックを極めたい」と意気込みを語った。