▼DEEPフェザー級 5分2R
〇神田コウヤ(パラエストラ柏)
[2R 1分49秒 TKO] ※ヒザ蹴り
×鬼山反猫(KRAZYBEE)
フェザー級では、8月のRIZIN横浜大会でZST王者の関鉄矢に2R TKO負けを喫した神田コウヤ(パラエストラ柏)が再起戦。鬼山斑猫(KRAZY BEE)と2R制で対戦する。
神田はレスリングで東日本学生選手権優勝、全日本学生選手権準優勝、天皇杯ベスト8の実績を持つ。プロデビュー戦となった2018年6月の「DEEP 84」では、平澤宏樹をローシングルでテイクダウンするとヒジと強烈なパウンドでTKO勝ち。期待の大型新人として注目されたが、同年10月の「DEEP 86」で高塩竜司に秒殺負けするなどプロの厳しさを味わった。
2019年3月の「DEEP 88」では山口大登をマットに沈めたが、続く5月の「DEEP 89」で加藤貴大に1R、リアネイキドチョークで初の一本負け。2019年9月の「DEEP 91」では佐々木由大、12月の「DEEP 93」で星野豊に長いリーチを生かしたパンチによるTKO勝ちを収めると、2020年3月の「DEEP 94」で遠藤来生にフルマークの判定勝ちを収め、3連勝をマークしていた。
RIZINで関をテイクダウンも立ち上がりを許した神田は、関のボクシングテクニックの前にTKO負け。DEEPのケージに戻り、課題を克服できるか。
対する鬼山は、Fighting NexusからPANCRASEに参戦。第25回ネオブラッドトーナメント準決勝で葛西和希にスプリット判定で敗れた後にDEEPに参戦。2020年8月大会では、高塩竜司を1R、後ろ三角からの腕十字で極めている。
2018年10月のプロ2戦目で神田は、鬼山が一本勝ちしている高塩に1Rわずか8秒で敗れており、2年を経ての進化をはかることができる相手と言えよう。
1R、サウスポー構えの神田に右インローは鬼山。右フックをスイングするが、鬼山の右ローにテイクダウンを合わせる神田が上に。インサイドからヒジを落とす。2R、鬼山の右ローの打ち終わりにダブルレッグテイクダウンは神田。離れて立ち上がり際にパウンドを狙うと、立つ鬼山は右を振りテイクダウンを混ぜるが、そこを切る神田はヒザ蹴り! 鬼山の額が割れ出血。ドクターチェックの末、試合は止められた。
試合後、神田は「やれば出来るなんて嘘っぱち、やんなきゃわかんねんだろう、若者よDEEPを誇れ」と叫んだ。