2023年4月9日(日)東京・新宿FACEにて『プロ修斗 SHOOTO GIG TOKYO Vol.34』が開催された。
【中止】▼フライ級 5分3R内田タケル(同級世界8位/パラエストラ松戸)56.6kg片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)※2022年同級新人王 ※当日計量
※片山が当日計量で契約体重の56.7kgから2.7kgオーバー。内田はキャッチウェイトでの試合を希望したが、片山のマネジメントサイドから「選手本人の健康状態を鑑み、このまま試合を行う事は危険と判断し辞退」の申し入れがあり、試合が中止となった。
※サステインの修斗公式HPによると「三日前体重報告」では内田タケルが61.0kg、片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)が62.7kgだった。
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▼バンタム級 5分2R〇伊集龍皇(パラエストラ小岩)61.2kg[1R 1分20秒 ヒールフック] ※外ヒール×青井心二(心技館)61.2kg
柔術・グラップリングでも活躍する伊集はプロ修斗3戰負けなしの2勝1分。2勝3敗の青井心二と激突する。両者は、2017年の後楽園ホール大会で「ジュニア修斗公式戦」として対戦しており、この時は歳上の青井が勝利している。ジュニア修斗から舞台を「プロ修斗」に変えて再戦に臨む。
1R、詰める伊集は、ダブルレッグでロープ際で尻下でクラッチ組み、持ち上げテイクダウン。右足をパスしてハーフにするが、青井も腰を切りフルガードに。
いったん上体を放して立ち上がった伊集は両足をさばいてパスガード狙いかと思いきや、下の青井の右足をつかんで後方に倒れながら外がけサドルに組み、外ヒールをRNCの腕の組みで極めてタップを奪った。
急遽メインを務めて勝利した伊集は、いつものバンドリ! の法被を着て「6年前、後楽園でのリベンジを、初めてMMAでプロのリングで出来て不思議な感じです。6年ごしにリベンジできてめっちゃ嬉しいです。急遽、いちばん最後の試合になりましたが、最後らしいいい勝ち方できてよかったです」と、笑顔で語った。
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▼フェザー級 5分2R×ヨシ・イノウエ(パラエストラTB)[1R 3分52秒 TKO] ※左右ラッシュ〇猿山千里(RISING SUN)
1R、サウスポー構えの猿山の左右のオーバーハンドに、イノウエは右ストレートを突き、組んで首相撲ヒザ。さらに左ジャブを突くと猿山は鼻血も、左右で一気にコーナーに詰めてパワフルな連打でイノウエを沈めた。
猿山「パンチは自信があるので、たいしたことないのにマイクあって嬉しいです。靭帯を傷めて(昨年)5年ぶりくらいに復帰して嬉しいです」
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▼フライ級 5分2R×佐々木駿友(T・GRIP TOKYO)65.7kg[判定0-3] ※18-20×3〇須藤晃大(EXFIGHT)65.7kg
1R、互いに右ローの蹴り合いから、須藤のボディロックの崩しに正対する佐々木。詰める須藤は右ローを当てて、ダブルレッグからボディロックで後方に投げてテイクダウン。下の佐々木のキムラ狙いをまたいでカウンターの腕十字狙いも互いに極められず立ち上がり。
2R、右ローから自分からダブルレッグに入る須藤。尻着くもすぐ立つ佐々木に、なおも右ローを当てて左右からダブルレッグテイクダウン。両足を束ねて背中を着かせると、ハーフから肩固め、サイドに出かかるが、耳に手をあて内側向く佐々木も極めさせず。須藤はニアマウントからのパウンドに切り替え、ゴング。
判定は3-0(20-18×3)で須藤が勝利した。
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▼フライ級 5分2R△輝龍(ROOTS)56.4kg[判定1-0] ※19-18, 19-19×2△前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)※デビュー戦 ※56.6kg
1R、組んで右で差す前田はヒザも、体をれ変える輝龍もヒザ。ブレーク。輝龍のバックフィストにダウンした前田は組んでヒザ、ダメージを戻して左右を振るがブレーク。輝龍コーナーで押し込むも突き放しゴング。
2R、組みに行く前田。コーナーで右ヒジ狙いから離れ際の打撃。さらに詰める前田にバックフィストの輝龍だが、ここはかわした前田がワンツーで前に。左で差して押し込む前田だがブレーク。組んで右ヒジ狙う前田に、輝龍も右ヒジ。裏拳もかわす前田はシングルレッグ。切る輝龍。
判定は19-18で1者輝龍も、2者19-19で1-0ドローとなった。
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▼フェザー級 5分2R△青井太一(心技館)65.6kg[判定1-1] ※20-18, 18-20, 19-19△中村修平(リバーサルジム東京スタンドアウト)※デビュー戦 ※65.7kg
1R、詰める中村に、突き放す青井。中村はシングルレッグレテイクダウン。蹴り上げから立つ青井を詰めるが、右の打撃は青井。左右で詰めるが、ここも中村はシングルレッグからスタンドバック。しかし崩しの際で背中の中村を外して構える青井。ロープ掴みに注意。
2R、ダブルレッグに入る中村に、右を振る青井は大きく、懐に入られ場外に中村が転落も再開。右を振る青井にシングルレッグは中村。草刈狙いの青井の足をさばいてサイドにつく中村に、青井はキムラ狙いも、上の中村は片手でパウンド。青井は回すことが出来ず。ゴング。
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▼ストロー級 5分2R〇鎌田悠介(パラエストラ松戸)52.1kg[1R 4分52秒 TKO]×伊集虎皇(パラエストラ小岩) ※デビュー戦 ※52.2kg
1R、ともにサウスポー構え。伊集は左で詰めるが、そこにカウンターの左でダウンを奪う鎌田。下の伊集はオーバーフックでフルガード。腕十字狙いにかつぎパスの鎌田に、すぐに亀から立つ伊集。詰める鎌田に引き込む伊集。ブレーク。左ストレートを当てて詰める鎌田は下がりながらバックフィストの伊集にパウンド! レフェリーが間に入った。伊集は眼の周辺を骨折か。
ストロー級で勝利した鎌田は「アグレッシブに来てくれたんで噛み合っていい試合になりました。いまの選手は強くて、でももらったときは焦らず経験でできました。最後にはやっぱり修斗という試合をしたいと思ってやってきました」と語った。
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▼バンタム級 5分2R△藤田ムネノリ(SUBMIT MMA) ※デビュー戦 61.2kg[判定0-0] ※19-19×3△永井奏多(TRIBE TOKYO MMA) ※デビュー戦 61.0kg
1R、早々に右で差して組む藤田はボデロックからバックテイクも、スイッチ、正対する永井がバックに。ここも藤田は正対して立ち際にボディロック。シングルレッグの藤田にここもスイッチからスクランブルする永井は、スタンドで左右を突き、左ミドルも。藤田の組みをスプロールも、藤田もダブルレッグテイクダウン。すぐに立つ永井。
2R、詰めて組むのは藤田、シングルレッグを肩口まで上げて軸足払いテイクダウン。すぐに立つ永井はボディロックテイクダウン! 背中を着かせるが、ここも立つ永井。スタンドバックにつく藤田にアームロックから回そうとするが、させない藤田は離れる。
永井のロープ掴みに「注意」後、さらに永井のローキックがローブローに。再開。組む藤田に突き放そうとする永井。
判定は0-0(19-19×3)のスコアレスドローとなった。
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▼トライアウトルール ウェルター級 3分2R〇後藤 亮(TRIBE TOKYO MMA)[判定3-0] ※20-18×3×石原 匠(シューティング宇留野道場)
1R、いきなり組んだ後藤はスタンドバックから足かけ引き込み、糸通しから三角絞め狙いも抜く石原。
2Rも先に詰めて組む後藤は四つから小外がけテイクダウン。ハーフからシングルレッグで立つ石原をなおも後藤は四つに組んで小外がけ狙い。そこに石原は首相撲ヒザを狙うも突けず。
判定は3-0(20-18×3)で後藤が勝利した。
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▼トライアウトルール 58kg契約 3分2R△増田比呂斗(マスタージャパン東京)[判定0-0] ※19-19×3△鈴木梓文(和術慧舟會HEARTS)
1R、サウスポー構えの鈴木に、増田は右ストレート。鈴木はダブルレッグテイクダウンから足関節狙いも抜いて立つ増田。左ミドルから詰めて組む鈴木がテイクダウンしてゴング。
2R、右で詰める増田に鈴木はシングルレッグから後方にテイクダウン。ハーフから右で脇差すもフルガードに戻す増田。鈴木は後ろ手を掴んでパウンド狙い。下の増田はニンジャチョーク狙いから立ち上がり首相撲ヒザ。
判定は0-0(19-19×3)のスコアレスドローとなった。
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▼アマチュア修斗 女子スーパーアトム級 3分2R×丸山帆波(リバーサルジム横浜グランドスラム)[1R 1分43秒 腕十字]〇成田 柊(AACC)
成田の打撃に腰を落とした丸山は組みに。ギロチンチョーク狙いの成田にコーナーに押し込み、ゆっくり首を抜く丸山だが、成田は下から腕十字に極めた。
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▼キッズ修斗 キッズ6・32kg契約 3分1R ※休憩時間に実施×平澤蒼唯(AACC)[2分23秒 腕十字]〇山下楓人(坂口道場)
1R、山下がボディロックテイクダウンから腕十字へ。平澤は下から足をかけて防ぎ、カウンターの腕十字を狙うが、足を外した山下がサイド奪い、腕十字を極めた。