MMA
レポート

【ONE】ムエタイ世界王座戦はサムエーがトナーを圧倒TKO、マクラーレンがトイヴォネンをKO!

2020/10/09 22:10

▼ONEフライ級(※61.2kg)
○リース・マクラーレン(豪州)
[1R 4分18秒 KO] ※右ヒザ蹴り
×アレクシ・トイヴォネン(フィンランド)

 コーメインイベントは、欧州グラップリング王者に3度輝いたアレクシ・トイヴォネン(フィンランド)が無敗キープをかけて、公式ランキング・フライ級5位で元世界タイトルマッチ挑戦者のリース・マクラーレン(豪州)と激突する。

 マクラーレンは、ONEでアナトポン・ブンラッド、ジアニ・スッバ、和田竜光に3連勝後、カイラット・アクメトフに判定負け、ダニー・キンガドにもスプリット判定で敗れたが、2019年12月にグルダージャン・マンガットにリアネイキドチョークで一本勝ちし、再起を遂げている。

 対するトイヴォネンは、2019年7月のONEデビュー戦で藤沢彰博に1R リアネイキドチョークで一本勝ち。MMA7勝無敗をマーク中だ。両者ともパワフルな打撃を有するサブミッションの達人でもある。

 1R、ともにオーソドックス構え。右のカーフキック、さらに左ハイを狙うマクラーレン。トイヴォネンの組みに左で差すマクラーレンが崩しに行くが、トイヴォネンは突き放す。左から右アッパーはマクラーレンもかわすトイヴォネン。

 スイッチするトイヴォネンは右ミドル。マクラーレンも右ストレートを返すが、トイヴォネンは右のカーフキック! しかしマクラーレンも右のカーフ! 両者ともに前足が流れる。

 金網に詰めて左からショートの右ストレートを当てるマクラーレン! 右ストレートに反応が遅れるトイヴォネン。マクラーレンはさらに左ボディを当てて追うと、トイヴォネンはサークリング。そこを左右に追って詰めたマクラーレンは、左から右ストレート! トイヴォネンの左の返しを避けて組みつくと両脇を差し上げられる。

 両脇を差し上げられながらも右に置いていた頭をトイヴォネンの首の左に置き変えて着けたマクラーレンは同時に右腕をトイヴォネンの首後ろで抱き、首相撲で引き寄せながら空いたボディに右のヒザ蹴り! この1発でトイヴォネンが「ウオッ」とうめき声とともに腹を押さえて倒れ、マクラーレンのKO勝ちとなった。

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